少しずつ咲く花の数が少なくなってくる秋。そんな中で、サザンカは豪華さと静謐な様子を同時に感じさせてくれます。
華やかな紅葉に目を奪われがちですが、すぐ手前にひっそりと咲くサザンカもまた良いものです。紅葉に負けないくらいにピンクの花が印象的でしたから、中望遠レンズで引き寄せてみました。カメラは手持ちで撮影しています。
レンズ:AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR
焦点距離:85mm
絞り値:f/7.1
シャッタースピード:1/60秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:+1.7段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 400
DXレンズ初のナノクリスタルコートやフッ素コート、電磁絞り機構を採用。高度な仕様を備えた高性能なレンズです。
サザンカの木の下から中に入り込み、背景が明るい緑の草になるような花と、ちょうど光の当たった一輪を同時に狙いました。光の当たった花芯の部分が飛ばないよう、マイナス(-0.3)の露出補正をしています。
上からサザンカの花を見下ろす角度で、花弁が散り絨毯のように敷かれた様子を背景にしました。標準レンズの広角側32mmで花に近づき、広角接写的に撮影。絞りを開け気味にして背景のぼかしを大きくしています。
撮影・解説:芳賀 健二