第181回TopEyeフォトフォトサロン

TopEye賞

「いとおくゆかし」 石井 そら

講評

受賞者によると、地元の郷土芸能「花岡歌舞伎」の役者さんを撮ったとのこと。それにしてもグッと近づきましたね。この思い切りのよさ、拝見していてとても気持ちがいいです。極端なほど情報が切り落とされ、逆に見えていなかったものが浮かび上がってきました。眉毛とまぶた、髪の毛の一部。多くはべったりとした白粉。私はふと鶴を連想しました。見れば見るほど鶴の頭の模様によく似ています。

受賞のコトバ

TopEye賞をいただいて、最高に嬉しいです。この写真は、女の子が歌舞伎の化粧をしている時のものです。写っているのは、目や眉毛のみですが、「和」を色濃く表わせた写真になったと思っています。受賞できたのは、撮影を快諾してくださった花岡歌舞伎の方々のお陰です。これからもっと写真を通して、周囲の方々に沢山のことを伝えられるように頑張っていこうと思います。本当にありがとうございました。