第181回TopEyeフォトフォトサロン

総評

日常の中で、普段見えないものを捉える

今回の応募総数は、なんと過去最高でした!たくさんのご応募ありがとうございます。それだけに完成度の高い作品が多く、激戦となりました。そのなかでトップアイ賞に輝いたのは石井そらさんの「いとおくゆかし」です。顔の一部だけを撮っています。かなり大胆です。それゆえに斬新です。デザイン的でもあります。「神は細部に宿る」という言葉を思い出したりもしました。見えているようで凝視しなければ見えてこない密やかなる「日本の美」を見事に捉えています。準トップアイ賞の松下さんの作品は、日常の中で不意に生まれた別の顔といえます。タイミング、アングルなどを工夫することで平凡を別の次元へ、特別なことへと変換しました。

小林 紀晴(こばやし・きせい)

1968年長野県生まれ。
東京工芸大学短期大学部写真科卒業。新聞社にカメラマンとして入社。1991年独立。1995年「ASIAN JAPANEASE」でデビュー。アジアを多く旅し作品を制作。2000〜2002年渡米(N.Y.)。写真制作のほか、ノンフィクション・小説執筆など活動は多岐に渡る。現在、東京工芸大学芸術学部写真学科教授

写真展

2003年「White Panic」(新宿ニコンサロン)、2013年「kemonomichi」(銀座ニコンサロン)、2014年「ring wandering 悲しき迷走」(銀座ニコンサロン)他

受賞

1997年日本写真協会新人賞「DAYS ASIA」、2013年第22回林忠彦賞「遠くから来た舟」

写真集

「ASIAN JAPANESE」、「DAYS ASIA」、「ASIA ROAD」、「東京装置」、「japanese road」、「homeland」、「アジアの少年」、「ハノイの犬、バンコクの象、ガンガーの火、」、「Tokyo Generation」、「写真学生」、「dark room・暗室」、「国道20号線」、「小説家」、「life 1986-2002」、「遠い国」、「days new york」、「9月11日からの僕のこと」、「旅をすること」、「SUWA」、「写真展に行ってきました」、「最後の夏 1991」、「父の感触」「はなはねに」、「十七歳」、「昨日みたバスに乗って」、「写真と生活」、「ハッピーバースデイ 3.11」、「メモワール」、「kemonomichi」、「美女の一瞬」、「だからこそ、自分にフェアでなければならない。」など多数