第181回TopEyeフォトフォトサロン

入選

「秋桜蘭」 眞岡 綺音

講評

「秋桜蘭」というタイトル、とても素敵です。蘭とは2枚目の女の子のことをさしているのでしょうか。連続した組写真の並びが美しいです。3枚がつながって一枚の写真のように見えてきます。パノラマ写真のようでありながら、パノラマ写真には絶対にできない表現です。

「タッチアウトー!!」 三木 美穂

講評

とっさの場面を、焦ることなくカメラにおさめたことが素晴らしい。落ち着いたフレーミングです。群像劇としての魅力にあふれています。選手それぞれの動きを見ていると、心の内が透けて見えてくるかのようです。そんなことを連想させるのが大きな魅力です。

「父」 佐久川 太陽

講評

日常の一コマです。リアリティにあふれています。なにより背後の額に入った肖像写真が効いています。お父さんのお父さんでしょうか?軍服らしき姿の肖像もあります。一族の時間、歴史が刻まれていることに気がつきます。逆光がインパクトにつながりました。

「貴婦人」 平内 友惟

講評

民族衣装を友達に着てもらい撮影したとのことです。その効果的がよくでています。ここは果たしてどこ?と不思議な印象を覚えたからです。言ってみれば無国籍の部屋です。佇んでいる人物はもはや友達ではありません。遠い異国からたどり着いた、見知らぬ旅人です。

「うねり」 阪口 亜由

講評

水族館で海ヘビを撮影しました。動きをよく捉えられています。それぞれの写真の完成度が高いと同時に、組写真としてもきまっています。構成、リズム、バランス、メリハリ。統一された世界観。余計な要素が一切入ってないことが成功の鍵となりました。