第177回TopEyeフォトフォトサロン

TopEye賞

「背負うモノ」 木村 里穂

講評

おそらく野球部の練習風景でしょう。それ以上の詳しいことはわかりません。フレームがかなり切り詰められ、人物が黒くつぶれているからです。相当の情報の少なさです。それらはきっと、かなり意識してのことでしょう。よい意味で緊張感につながっています。背景の空の色も対照的で、二枚が並ぶと色味的にもとてもきれいです。それでいて、シルエットが多くのことを語りかけてきます。いたずらに枚数を増やさずに二枚に絞ったことが成功しました。

受賞のコトバ

トップアイ賞をいただきとても光栄に思います。この作品のモデルは私が被写体として追い続けている野球部員達です。私は暑い日も寒い日も部活動に打ち込みがんばっている彼らを応援したくて、日々野球場に足を運んでいます。これからも顧問の先生に支えていただきながら、他の部員と共に誰かを応援できる写真を撮り続けていきたいです。このたびは、私の作品を選んでくださりありがとうございました。