人物を印象的に撮影するコツは、背景を滑らかにぼかして、人物だけが浮き上がるようにすること。背景がごちゃごちゃしている場所や何気ない場所でも、背景ボケを入れると人物が際立ち、立体感も生まれます。
F値の数値が小さいレンズで、もっとも小さいF値(開放F値)に設定し、被写体に近づいて撮影。背景をしっかりとぼかすことで、被写体の存在感を強調でき、表情に目線がいくようになります。さらに背景の木々の間の玉ボケにより、被写体を一層美しく印象的に表現できました。
カメラの設定で人物の瞳に自動でピントを合わせてくれる「被写体検出」を「人物」に設定すると、ピント位置を気にせず、会話を楽しみながら、ふとした自然な表情など撮りたい瞬間を逃さずキャッチできます。被写体の肌の色を綺麗に滑らかに表現してくれるピクチャーコントロールの「リッチトーンポートレート」と、肌のキメを整えてくれる「美肌効果」を使うと、レタッチをすることなく撮って出しでも美しい写真になります。
上位モデルから継承した強力なAF性能や、高輝度EVFなど、APS-Cサイズ/DXフォーマットながら多彩な機能がぎゅっと詰まった一台。自分らしさを色で表現できる「イメージングレシピ」に対応。
カメラを下のほうに構えて見上げるように撮影し、被写体のシルエットを引き立たせることで、奥行き感と存在感をプラス。背景の木がより大きく見え、迫力のある一枚に。背景ボケの木は、細かい玉ボケが重なり合い、絵画のような雰囲気になりました。
人物全体の雰囲気を捉えるために、被写体との距離を少しとり、背景を広く、適度なボケ感で撮影。夕方の光を活用し、横に伸びる影を写り込ませ、エモーショナルに演出しました。