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てくてくカメラ

Z 30と一緒に Cool Japanの聖地「ところざわサクラタウン」を探訪

今や日本を代表する文化として、海外でも人気のアニメ、マンガ、ライトノベル……。そんなポップカルチャーを一堂に集めた日本最大級の発信拠点があると聞いて、「ところざわサクラタウン」を訪れました。「アニメ聖地88」のゲートウェイとなる神社、ジャンルを超えた知が再編成されたミュージアム、武蔵野のどんぐりの森に広がる光のアート空間を、Z 30と一緒に楽しみました。

Z 30の設定についてはこちらで解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
Z 30と一緒に お散歩におすすめのポイント&設定

1.「アニメ聖地88」へのゲートウェイへ

サクラタウンに到着して最初に訪れたのは、正式名称「武蔵野坐令和神社(むさしのにますうるわしきやまとのみやしろ)」、通称「武蔵野令和神社(むさしのれいわじんじゃ)」です。<令和>とは「うるわしき大和」「麗しい日本」のことであり、まさに「クールジャパン」を意味するとのこと。アニメの舞台になった現実の場所は「聖地」と呼ばれ、毎年88作品が選定されています。サクラタウンは「アニメ聖地88」の1番札所であり、神社はそのインフォメーションセンターにもなってます。鳥居の前には、さまざまなアニメのタイトルが書かれたのぼりも立っていました。
お社は建築家の隈研吾さんがデザイン監修を担当。伝統的な神社の建築様式を踏襲しつつ、鳥居や千木などの神道の象徴的な施設や部材が現代の建築素材であるメタル(金属)で構築されています。お参りした後で、古代と現代が融合した社殿などの写真を撮りました。

次に向かったのは、「角川武蔵野ミュージアム」。図書館、美術館、博物館が融合したまったく新しいコンセプトの文化複合施設です。なによりも驚かされるのが、見上げるばかりのその巨大さ。こちらもデザイン監修は隈研吾さん。巨岩をモチーフに、花崗岩による3角形61面で構成された複雑な外観は、角度や光の加減で見え方が変わります。建物の周りを歩きながら、ベストな構図を探して自撮りをしました。

2. 2万冊の叡智。壮観! 「本棚劇場」

さて、いよいよミュージアムの中へ。1階から5階まで、各フロアにさまざまな施設がありますが、今回は4階を中心に見て回ることにしました。
エレベーターを降りると、正面に現れたのは「エディットタウン-ブックストリート」と名付けられた図書館です。25,000冊の本が、「知の巨人」と呼ばれる松岡正剛さんによって「世界を読み解くための9つの文脈」で分類されて並んでいます。どの本もその場で閲覧でき、ここだけでも1日中いられそう。
奥へ進んでいくと、途中に「荒俣ワンダー秘宝館」がありました。監修したのは、博物学・幻想文学・神秘学研究家でもある荒俣宏さん。ちょっと寄り道してみると、展示されていたのはまさに「おどろき(ワンダー)」。見たことのない不思議なモノがたくさん集められていて、夢中でカメラを向けていました。
なお、館内はフラッシュと三脚、自撮り棒の使用が禁止されています。高い所や低い所の展示物も無理なく撮影できるバリアングル式の画像モニターを駆使しながら、さまざまに館内を切り取りました。

ブックストリートの一番奥に現れたのが、巨大な本棚に囲まれた「本棚劇場」です。高さ約8メートル、4階5階吹き抜けの壁面全体が本棚となり、びっしりと書籍が所蔵されています。その数、なんと2万冊! 全部読むのに、いったいどれほどの時間がかかるのでしょう。人の叡智の高みのようなものすら感じられる空間です。その壮観を、バリアングル式の画像モニターを駆使していろいろな構図で撮影しました。

バリアングルを活用した撮影のポイント

周囲360度、頭上高く天井までびっしりと本に囲まれた本棚劇場。このような空間では、バリアングル式の画像モニターを存分に活用して撮影するのがおすすめです。立った状態でも無理な姿勢をとることなくさまざまなアングルで撮ることができ、また低い位置からローアングルで見上げるような構図もらくらく撮影することができます。
バリアングルを活かすことで、もっと自由にもっと多くの構図を探すことができますので、自分でも思いがけない1枚を撮ることができるかもしれません。

3. どんぐりの森に仄めくオブジェ

ミュージアムから出ると、すっかり日が暮れていました。周囲の広場には、イルミネーションが輝いています。武蔵野令和神社のモダンな鳥居も光をまとい、昼間とはまったく印象が違いました。Z 30のオートモードなら、暗いシーンでも手ブレしないシャッタースピードを自動的に確保してくれるので、ビギナーでも安心。昼間と変わらず、自由にシャッターを押して撮影を楽しみました。

最後に訪れたのは、武蔵野樹林パーク内にある「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」。これは、チームラボが行っている「自然が自然のままアートになる」アートプロジェクト「Digitized Nature」の一つ。武蔵野の雑木林で、卵形のオブジェが優しく光っています。オブジェを手で押すと色が変わります。さまざまな色で発光するオブジェと、その光に照らし出される木々。今まで見たことのない幻想的なアート空間が、そこにありました。ここでもZ 30まかせのオートモードで、きれいな写真が撮れました。

暗いシーンの撮影で気をつけたいポイント

夜の暗いシーンでも、Z 30なら基本的にオートモードで撮影できます。ただし、昼間に比べるとどうしてもシャッタースピードは遅くなりますので、手ブレしないよう注意しながら撮影しましょう。撮影するときには脇を締めて、両手でしっかりとカメラを構えるよう意識します。また、画像モニター上では一見手ブレしていないように見える写真でも、拡大してよく見てみるとブレていたという失敗が良くあります。暗いシーンでは特に、拡大して見る癖をつけておくと良いですよ。

パッと見るとブレていないような写真。

拡大するとブレが良くわかります。

また、撮影前にカメラの「手ブレ補正」が効いているかを確認しておくとより安心です。手ブレ補正を効かせることで手ブレの失敗をぐんと減らすことができます。

設定方法は、MENUボタンから静止画撮影メニューを選択、手ブレ補正を選んで「ノーマル(装着レンズによっては「する」)」を選びOKボタンを押します。

4. カルチャーとアートにどっぷり浸った1日

見上げるような大きな建物、不思議なモノや本に囲まれた空間、夜のイルミネーションと光のアート……。今回はいろいろな被写体にカメラを向けましたが、どれもシャッターを押すだけで画になるようなフォトジェニックなスポットでした。少し不安だった夜景の撮影も、まったく問題なく、なんだかカメラ上手になったと錯覚してしまいそうです。カルチャーとアートにどっぷり浸れる「Cool Japanの聖地」。今回は訪ねられなかったスポットもあるので、また訪れてみたいと思いました。

ナビゲーター 久米彩花(くめ あやか)

1997年7月31日生まれ。
モデルとして活躍するかたわら、サステナビリティについての戦略やサービス企画、PRなどで企業とコラボしたり、コンサルティングや講演活動も展開中。

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Z 30 16-50 VR レンズキット

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お散歩関連情報

撮影のマナーと注意

エリアガイド

1.ところざわサクラタウン・角川武蔵野ミュージアム

図書館、美術館、博物館が融合したまったく新しいコンセプトの文化複合施設で、ところざわサクラタウンのランドマーク的存在。アート、文学、博物などのジャンルを超えてあらゆる知を再編成した、世界で他に類を見ないミュージアム。
住所:埼玉県所沢市東所沢和田3丁目31番地3
営業時間:日~木曜 10:00~18:00(最終入館 17:30)
金・土曜 10:00~21:00(最終入館 20:30)
休館日:第1,3,5火曜日(祝日の場合は開館・翌日閉館)

2.武蔵野樹林パーク「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」

角川文化振興財団が管理運営する公園。チームラボによるインタラクティブな光のアート空間「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」を常設展示している。併設されている「武蔵野樹林カフェ」では、特産品の狭山茶などを提供。
住所:埼玉県所沢市東所沢和田3丁目9番地
営業時間:16:00~21:00 ※最終入場は閉園30分前まで
休園:第1,3,5火曜日 ※祝日は営業

※ こちらに掲載している情報は2023年2月16日現在のものです。
※ ところざわサクラタウン内のイルミネーションは季節限定となります。催事情報、期間については公式HPにてご確認ください。

https://tokorozawa-sakuratown.com/

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