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D500

撮影のコツ

ライブハウスで撮影する(感度自動制御を使う)

コンサートホールやライブハウスでの撮影は照明が秒単位に変わる条件下で、動いている被写体を写すことになるため、絞りやシャッタースピードの判断が悩みどころです。絞り、シャッタースピード、ISO感度の3つを適切に設定しないと、良い瞬間を切り取っても被写体がブレていたり、露出が極端にアンダーやオーバーになっていたりということが起こります。

1: 感度自動制御を使って撮影、ISO 360
2: 感度自動制御を使って撮影、ISO 9000

動く被写体の撮影では、撮影モードのシャッター優先オートかマニュアルを選択して、事前にシャッタースピードを決めておくのが基本です。シャッタースピードは1/125秒から1/500秒位の間で会場の明るさや被写体の動きに応じて設定します。作例1と2ではマニュアル露出でシャッタースピードを1/160秒、絞りをF4に設定しました。

そしてライブハウスのように明暗が目まぐるしく変わる撮影条件で便利な機能が感度⾃動制御です。感度⾃動制御を使えば設定したISO感度で適正露出が得られないときにカメラが⾃動的にISO感度を変更してくれます。つまり、被写体が暗いと⾃動的にISO感度が上がります。とても便利な機能ですが、ISO感度があまり⾼くなりすぎると、⾼感度ノイズが気になることもあるため、あらかじめ上限感度を設定しておきます。上限感度はテスト撮影などを⾏って、⾃分が許容できる値を決めておきましょう。今回の撮影では、上限感度をISO 12800に設定しています。

感度⾃動制御が有効のとき、撮影モードをマニュアルに設定すると、絞りとシャッタースピードが固定されて、ISO感度のみが明るさに応じて制御される⾃動露出で撮影できます。この設定なら、照明が変化する環境でも撮影者は露出を気にせずシャッターチャンスや構図に集中できます。

画質モードはRAWがおすすめです。RAW画像なら、現像時に画質の劣化を気にすることなく露出を±1段程度調整が可能です。またピクチャーコントロールでモノクロとカラーを撮影後に変更もできます。ライブ撮影でRAW現像時に調整する主な項目は、次の通りです。
・ 露出補正
・ ホワイトバランス
・ コントラスト
・ ハイライト/シャドー
・ クロップ

3: 一眼レフカメラならではの奥行き感を活かした構図
4: 斜めに切り取った構図で躍動感を

ライブでは常に被写体が動いているため、ピント合わせも⼀苦労ですが、基本はポートレートの撮影と同様に被写体の⼿前の目にピントを合わせることを意識するとよいでしょう。ピンボケやブレの中にもベストショットはあるのでシャッターチャンスを優先して、たくさんシャッターを切ることを⼼がけます。

時には、ステージの照明にも目を向けてフレームイン/アウトを意識したり、照明の⾊や種類(スポットライト/ミラーボールなど)を効果的に利⽤してみましょう。また被写体を縦位置やわざと斜めに切り取ることで、臨場感溢れるドラマチックな写真になることがあります。
会場内を⾏き来できるようでしたら、柵前、ステージ袖、客席、客席後部、2階から、など⾜を使っていろいろなアングルから被写体を狙ってみましょう。そのためにもバンドのリハーサルから⽴ち会わせてもらい、演出・照明・バンドのフォーメーションなどを事前にチェックして、撮影プランを⽴てておくことが必要です。

最後に、ライブ撮影のマナーをご紹介しましょう。
会場では、観客の邪魔をしないことが原則です。撮影前には、Webでバンドや会場の情報を⼊⼿して、撮影タイミングや撮影位置など撮影のシミュレーションをしておきます。当⽇は、服装は目⽴たないよう⿊や紺、弾き語りなど静かな曲の時はレリーズモードを静⾳撮影にする、などの配慮をします。
また多くのライブハウスではフラッシュの使⽤が禁止されています。ただし、イベントの内容によってはフラッシュ撮影が許可される場合もあるので必要なら確認しておきましょう。

ライブ撮影をしたいと思ったら、知り合いのバンドに頼んで撮影をさせてもらうのが第⼀歩。撮影後には、セレクト・RAW現像した画像をバンドに渡して、プロモーションなどに使ってもらいましょう。また、⾃⾝のSNSをうまく使うことで次のチャンスに繋がるかもしれません。撮影テクニックを磨くだけでなく、バンドやスタッフなどに積極的にコミュニケーションしていくと⼈脈も広がり、徐々にライブフォトグラファーとして認知されていくことでしょう。

【おすすめのレンズセット】

FXフォーマットカメラの場合(1):
・AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
・AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
・AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

FXフォーマットカメラの場合(2):
・AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
・AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
・AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR

DXフォーマットカメラの場合:
・AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED
・AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR
・AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR


*コンサートホールやライブハウスの撮影に当たっては、被写体はもちろん、会場の撮影許可をもらっておきましょう。

ライブハウスで撮影する(感度自動制御を使う) で使った機能
機能の詳しい説明や操作手順についてご確認いただけます。

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