Nikon Imaging
Japan

Lesson29:広々とした花畑

撮影シチュエーション

撮影場所:花畑

時期:

時間帯:日中

天気:晴天

どこまでも続く花畑。目の前に広がるこの美しいパノラマをどう写真に収めればよいのでしょうか。花畑の広さを表現することができる広角レンズがやはりおすすめですが、そのほかにも風景の一部分を切り取ったり、一輪の花をピックアップして撮影したりと使うレンズによって幅広い表現を楽しむことができます。
人気の花畑スポットは観光客も多く三脚の使用に制限がある場合もあります。周囲に配慮しながらマナーを守って撮影を楽しみましょう。

撮影協力:国営ひたち海浜公園
撮影監修:斎藤 勝則

今回選んだレンズ

広角ズーム

AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

  • 焦点距離16mmの超広角域から35mmまでをカバー。広い画角でどこまでも続く花畑の風景全体を捉えることができます。
  • 花に近づいて撮れば、遠近感(パースペクティブ)効果を活かしたダイナミックな構図の写真を撮ることができます。
望遠ズーム

AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR

  • 焦点距離300mmまでをカバー。遠くに咲く花を大きく切り取れるだけでなく望遠レンズの圧縮効果で花を密集させて撮ることができます。
  • 人の多い観光地でも、狭い画角と大きなボケで人の映り込みを整理して撮ることができます。
  • 望遠ズームレンズながらコンパクトな設計で、人の多い観光地でも携行性に優れ手持ち撮影も気軽に行うことができます。
撮影場所と撮影位置

秋を代表する花、コスモスと真っ赤に紅葉するコキアが広がる絶景に出会える観光スポットにやってきました。持ってきたのはより広域を写し込める広角ズームと、大きなボケ味や圧縮効果など多彩な撮影表現が楽しめる望遠ズームです。広大な花畑を移動しながらの撮影、また多くの観光客が訪れるスポットとあって、あまり大荷物にならないよう手持ちでも撮影可能な携行性に優れたレンズを選びました。
それだけで画になる花畑ですが、ただ漠然と全体を捉えるだけでは似たような写真になりがちです。レンズを変えながら、構図や切り取りかたなどを工夫することでオリジナリティある画作りを心がけましょう。それぞれのレンズの特長を存分に活かしながら、また撮影時の天候や仕上がりのイメージに合わせてホワイトバランスやピクチャーコントロールを調整しながら、よりこだわった1枚にチャレンジしてみてください。

撮影した写真の比較

広角ズーム

AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

焦点距離16mmで、風景全体にピントが合うよう絞りはf/11まで絞って撮影しました。目線に近い高さから撮影、超広角の画角はその場の広さを伝えるだけでなくまるでそこに立っているかのような臨場感を感じさせてくれます。標準画角の50mmで撮影したものと比べても、超広角のレンズはかなり広い範囲を写せていることがわかります。抜けるような青空と真っ赤なコキアの丘のコントラストも美しい、さわやかな秋の1枚になりました。なおこのような引きの画を狙うなら、観光客が少ないオープン直後に撮るのがおすすめです。

焦点距離:16mmで撮影

同じ位置から焦点距離:50mmで撮影

望遠ズーム

AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR

望遠ズームを使い、広いコスモス畑の一部分を焦点距離300mmで切り取るように撮影しました。圧縮効果で花の密集度が上がるため、咲きそろう前などまばらな印象の花畑でもより華やかになりました。さらに花の密集度を上げるには少し低いアングルから撮影するとよいでしょう。焦点距離が長くなるほど背景が大きくボケるため花畑のふんわりとした雰囲気も演出できます。また狭い画角は人の映り込みを避けてフレーミングしたい場合などにも便利です。

焦点距離:300mmで撮影

同じ位置から焦点距離:50mmで撮影

望遠ズーム

AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR

撮影場所から少し離れた位置に、一輪だけ長く伸びた形のよいコスモスを見つけました。そこでピントを合わせた被写体の前景や後景が大きくボケるという望遠レンズの特性を活かしながら、そのコスモスをアップで撮影。ちょうど赤いコキアが背景になっていたため、色のコントラストで主役をより際立たせた印象的な1枚を撮ることができました。花をアップで撮影する場合にもただ漠然と切り取るのではなく、どの花を主役にしてどう撮りたいのか、被写体となる花を探しながらアイデアを練ってみてください。

焦点距離:230mmで撮影

広角レンズで、花に近寄って撮影してみよう

広角レンズは引きの風景写真しか撮れないと思いがちですが、花をアップで捉えた写真も撮ることができます。「近くのものはより大きく、遠くのものはより小さく」誇張して写る遠近感(パースペクティブ)の効果により、標準レンズや望遠レンズでは表現できない、広角ならではのダイナミックな雰囲気の花の写真を撮ることができます。背景を広く入れたり、あおって空を入れてみたり、思いがけず面白い効果が得られることもありますよ。

焦点距離:16mmで撮影
手前のコスモスをメインに、背景の花畑を広く入れて撮影しました。パースの効果で見た目以上に広がりや奥行きを感じることができる写真になりました。

焦点距離:16mmで撮影
パースの効果は画面の端から中心へと向かって収束するように写るという特長も。コスモスを下からあおって写してみると、周囲の花が中心に向かってグンと伸びていくようなドラマチックな仕上がりになりました。
※太陽が画面に入るような撮影は目やカメラへの影響をさけるため、ファインダーではなく必ずライブビューを使い、短時間で撮影をするようにしましょう。

こんな写真も撮りました

使用レンズ・機材

AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR

画角107°の超広角域から63°の標準的な広角域まで、幅広い画角をカバーする超広角ズームレンズ。VR機構(手ブレ補正効果2.5段CIPA規格準拠)搭載で、薄暗い室内や夕景なども手ブレを気にせず撮影することができます。また優れた解像力で画像の隅々まで色のにじみや像のゆがみを抑えて描写、手持ちによる広角撮影の可能性を広げる1本です。

※35mmフィルムサイズ相当の撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラ使用時。最も望遠側で測定

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AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR

焦点距離300mmまでをカバーしながら質量約680gのコンパクト設計を実現、多彩な望遠撮影を気軽に楽しむことができる望遠ズームレンズです。ファインダー像が安定する[SPORT]モード搭載でスポーツなど動きの激しい被写体も追いやすく、また最短撮影距離1.2m、最大撮影倍率0.25倍で望遠ズームでもクローズアップ撮影が楽しめます。

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ギャラリー

このギャラリーでは「レンズレッスン」で撮影した作品を掲載しています。
レンズの種類や目的で絞り込んで作品を検索することができますのでこの種類のレンズでどんな作品が撮れるのか、またお持ちのレンズの参考にしながらご覧ください。

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