Lesson19：広角単焦点レンズとめぐる小旅行

撮影シチュエーション: 撮影場所：美しい風景が広がる観光地

時期：秋

時間帯：午前中～夕方にかけて

天気：晴天

今回のテーマは美しい風景を訪ねながらの小旅行。四季折々の表情を見せる海や山、花畑などの自然だけでなく、趣ある街並みや歴史ある建造物など旅先ではさまざまな風景に出会うことができます。旅先では撮りたい瞬間を自由に撮影するのが楽しいものですが、旅したときの思い出がよみがえるような、全体を捉えた臨場感ある風景写真は押さえておきたいところです。
撮りたい写真をイメージしながら厳選したレンズをもって身軽に日帰り小旅行を楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。

撮影協力：国営ひたち海浜公園、大洗磯前神社
撮影監修：斎藤勝則

こんなとき、あなたならどんなレンズを選びますか？

今回選んだレンズ

単焦点レンズ

AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

人の視野よりも広い範囲を写す焦点距離20mmの画角を活かし、どこまでも続いていくような広がりある風景写真が撮影できます。
開放F値が1.8と明るく最短撮影距離が0.2mと短いため、被写体に近づいて撮れば超広角ながら背景をぼかした撮影を楽しむことができます。
旅先で出会った建造物や奥行きを感じる風景などは、広角ならではのパースペクティブを活かしたダイナミックな画作りが楽しめます。
小型で軽量なため、旅先などでも軽快に持ち歩くことができます。

撮影場所と撮影位置: 少し足を延ばし訪れたのは広大な敷地に広がる花畑や海辺の風情ある風景などが見られるエリアです。美しい観光地をめぐりながら、カメラを持っての小旅行を楽しみました。圧巻の風景を捉えたいと今回持ってきたのは20ｍｍの単焦点レンズ。広がりある風景をそのままの印象で写し撮れるだけでなく広角レンズならではのパース（パースペクティブ）の効果でダイナミックに切り取ることができます。単焦点ならではの精鋭感ある写真が残せるだけでなく、小型で軽量なうえ最短撮影距離も短いため気軽なスナップ撮影にも活躍する1本です。

広角レンズの遠近感（パースペクティブ）についての詳細はこちら

風景写真を撮る際には構図やアングル、色味の調整などいくつかポイントがありますが、全体を捉える際には絞りは絞って、風景全体にピントが合うよう撮影するのが基本となります。今回はf/8～f/11程度で撮影をしました。そのほか、天候にあわせピクチャーコントロールやホワイトバランスを調整しながら、より臨場感ある1枚に仕上げてみてください。