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秋の大山で絶景と自然の恵みを楽しむハイキング

昔から信仰の地として栄え、日本遺産にも認定された「大山詣り」で有名な神奈川県大山。近年「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」の二つ星を獲得した大山阿夫利神社からの絶景も楽しめる大山へ、その自然の恵みと風土を堪能するハイキングへ出かけました。

1、夢心亭 → 2、こま参道 → 3、大山ケーブルカー・大山寺 → 4、大山阿夫利神社・茶寮石尊

1. 夢心亭

昔ながらの宿坊とアートとのコラボ空間で
大山名物のとうふ料理に舌鼓!

神奈川県伊勢原市にある大山。その昔から信仰の山として多くの参拝客が訪れていましたが、今では参詣はもちろん、都心から手軽に訪れて自然を楽しむことのできるハイキングコースとしても人気を集めています。
まずはしっかりとランチをとってハイキングに備えることに。大山で名物といえば真っ先に浮かぶのがとうふ。ということで、おとうふ料理をいただくことに決めました。
大山にはとうふの製造や保存に必要な良質な水が豊富に湧き出ていたため、江戸時代から「大山とうふ」として参詣者にも親しまれ、名物になったそうです。ランチのために訪れた「夢心亭」でも、大山からの湧き水を使用して大山とうふの製造を行っています。
もともと宿坊だった建物を現代アート作家監修のもと1階を食事スペース、2階を現代アート美術館として改築した夢心亭でアートやアンティークな調度品に囲まれていただくランチは「豆腐づくし 大和豚ゆば丼」です。神奈川ブランドの豚肉と一緒に煮込んだゆば、サクッと揚げたゆばとふた通りの食感が楽しめるゆば丼のほか、シンプルな冷や奴とチーズのような味噌漬けとうふ、自家製おから味噌がかけられたごまどうふと、それぞれに味も食感も違った3つのとうふを味わえる小皿もついた、おとうふづくしの料理を堪能できます。
大山の風土、水と食材を大切にして作られたお料理はとてもやさしい味でおいしく、なおかつ大山のパワーを取り込めたような気がします。このあとに待ち構える長い階段の参道も、元気に登れそうな気がしてきました。

2. こま参道

足元のタイルにはかわいいこまの絵
お土産屋や食事処が並ぶ362段の階段参道

山の中腹にある「大山寺」、「大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)」への参道は、362段の階段の「こま参道」からはじまります。
参道の両側に立ち並ぶ数々のお店の中でまず目を引いたのは、紫に青、赤の縞模様の「大山こま」です。
こま参道に入ってすぐにあるここ金子屋支店は大山こまの製造も行っているみやげ物屋で、店のかたわらではこまの工房の様子が見られるようになっています。よく回るこまは「生活や金運がよく回る」縁起物として「大山詣り」のお土産として今でも昔ながらの製法でつくられているそう。
凜ちゃんがいろいろな大きさのこまを手にとって眺めていたら、実際に回してみませんか?とお店の方が声をかけてくださいました。まずはお手本を示してもらい、それにならって自分でこまの足にロープを巻き付けていきます。巻き付けたところでいよいよこま回し。初めてで回すのはなかなか難しいとのことで、緊張しながらも勢いをつけて投げると…… なんときれいにこまを回すことができました!凜ちゃんも思わずガッツポーズをしていました。

3. 大山ケーブルカー・大山寺

大山の自然を堪能できるケーブルカーで行く大山寺
かわらけ投げて厄を払う!

こま参道を登りきると、そこには「大山ケーブル駅」があります。大山ケーブルカーは麓と中間の「大山寺駅」を経て、山の上にある「阿夫利神社駅」までを結ぶケーブルカーです。大山ケーブル駅と阿夫利神社駅の標高差は278mあり、登山道を歩いて登ると30~40分かかるのですが、ケーブルカーだと約6分間で到着します。
ケーブルカーの正面の車窓は天井までガラス張りになっていて、大山の自然やはるか下界の様子を一望に眺められるようになっています。車内は段差がついているのでどの席に座っても窓の外は眺められるのですが、せっかくなので一番前の席へ座る凜ちゃん。上がるにしたがって開けていく景色に感嘆の声を上げていました。

大山ケーブルカーは上りと下りの車両がすれ違うところに、駅が設けられています。大山ケーブルカーの中間駅は「大山寺駅」で、駅から少し歩いたところに「雨降山大山寺(あふりさんおおやまでら)」があります。
大山寺は奈良時代に開山した古刹で、鎌倉時代に鋳造された「鉄造不動明王」をご本尊として祀っています。参道の周辺が紅葉の名所となっていて、毎年11月に開催されるもみじ祭りの時季になると本堂前の石段の両脇に植えられているモミジが、燃えているかのように赤く染まるそうです。
急な斜面に建つ大山寺の本堂では境内から崖下に向かって土器を投げて厄をはらう「土器投げ(かわらけなげ)」ができます。「厄除」と書かれたかわらけを1枚投げて厄を落とし、さらに2枚目を崖下にある直径2.5mの福輪に通すことができると願いが叶い幸運をもたらすのだとか。凜ちゃんもさっそくチャレンジ!1枚目はすぐ下の斜面に向かって投げるとがちゃんとかわらけの割れた音が!これで厄落としは完了。次は福輪を狙って、大きく振りかぶって2枚目を投げます。が、惜しくもかわらけは福輪に届かず…… 直径2.5mとはいえ、かなり離れたところにある輪の中にかわらけを通すのは至難の業かも?

4. 大山阿夫利神社・茶寮石尊

日本遺産に認定された「大山詣り」
信仰の地からの眺めは絶景!

ケーブルカーの「阿夫利神社駅」を降りて石段を登っていくと、「大山阿夫利神社」の下社へ到着です。「大山詣り」の目的地でもあるここ大山阿夫利神社は2200余年以前の創建といわれ、関東総鎮護の霊山として敬われてきました。源頼朝が太刀を納め、徳川家代々の将軍が信仰していたといわれるこの神社の本社は標高1,250mの山頂にあるそうです。この下社でも標高は725m。石段を登りきったところで振り返ると、パッと景色が広がります。しかし、大山の別名は「あめふり山」。常に霧や雲が山上にかかり雨を降らせていたところからこの名がついたそうで、この日も上空に雲が出ていたので伊勢原市内くらいまでしか見渡せませんでしたが、空気の澄んだ日には江の島ははるか、三浦半島や房総半島まで見渡せ、この絶景の眺望は「ミュシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で二つ星を獲得しています。これからの紅葉の時期にはライトアップされた紅葉と眼下の夜景のコラボが見ることができるそうです。

お参りしたあとは拝殿の脇にある地下巡拝道へ。この地下巡拝道には神泉があり、御神水「大山名水」が湧き出ているのです。御神水は殖産、長命延寿の水として飲まれていて、クセのないおいしい水でした。凜ちゃんも入口でいただいたペットボトルに水を汲み、今日のお土産にしていました。

疲れを癒すため最後に訪れたのは、下社境内にある「茶寮 石尊」です。この茶寮は下社の展望区画の一部を改修して造られ、畳が敷かれた和室席、テーブルが置かれた板の間席、そして目の前に広がる景色が楽しめる縁側席とテラス席があります。
茶寮では大山の名水と地産食材が活かされたメニューが提供されています。大山の名水で淹れられたコーヒーや抹茶にも惹かれつつ、今回は季節のおすすめの「自家製レモネード」と「枡ティラミス」をオーダーしました。

テラス席に座って景色を眺めていると、レモネードと枡ティラミスが運ばれてきました。その名のとおりに枡に入ったとろんとしたティラミスは、上にかかっている抹茶が味のアクセントになっています。そして、レモネードはじっくりと抽出したレモンシロップを、なんと大山の御神水で割っているそうです!レモンの酸味を活かしつつも、御神水のまろやかな飲み口でよりいっそうおいしく感じられました。
昔の人たちの信仰への思いを感じながら、自然の恵みを満喫できる大山の豊かな自然は季節によって違う姿を見せるとのことで、また違う季節に訪れてみたくなりました。

ナビゲーター 神崎 凜(かんざき りん)

神奈川県生まれ。食べること、寝ること、しゃべることが大好きだけど、映画と食事はひとり派。趣味は車で好きな音楽をかけながらのドライブで、気が付けば名古屋までドライブしたことも! 最近は17Live(イチナナ)でライブ配信やTikTokで動画投稿をしています。
趣味:ドライブ
好きな場所:車の中

お散歩の感想

こま参道の人たちが優しく人情味あふれていて、ひとりで来ても充分楽しめそうでした。ランチでいただいたおとうふやゆばがそれぞれに味も食感も違っておいしかったです。大山寺は参道の階段がとても神秘的で、大山阿夫利神社と茶寮からの眺めはちょっと曇っていたけどそれでもいい眺めでした。こま回しはうまくできたけど、かわらけ投げはとっても難しかったです!また行った時に再挑戦したいです!

撮影スポットの紹介

撮影地マップ

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お散歩関連情報

撮影のマナーと注意

エリアガイド

1. 夢心亭

こま参道の手前にある、昔の宿坊の造りをもとに改築したとうふ料理、和食のお店。大山の湧き水を使用して大山とうふの製造も行っている。2階は現代アートを展示する「大山現代の美術館」になっている(開館時間:11:30~17:00、17時以降は食事利用の方のみ鑑賞可能、月曜休館)。
住所:神奈川県伊勢原市大山441
電話:0463-91-1551
営業時間:11:30~21:00(LO.19:00、夜は予約制)
定休日:月曜、月曜が祝日の場合は翌火曜休み

2. 金子屋支店

大山阿夫利神社へ向かうこま参道の最初にあるみやげ物屋。縁起物として江戸時代から人気のある「大山こま」の製造、販売を行っている。大山こまのほかに「ひょうたんからこま」などの根付ストラップなどもあり、ミニサイズのこまに自分で色を塗る絵付け体験もできる。
住所:神奈川県伊勢原市大山585
電話:0463-95-2262
営業時間:8:00~17:00
定休日:不定休

3. 大山ケーブルカー

麓の大山ケーブル駅と海抜678mの阿夫利神社駅の間を走るケーブルカー。標高差278mを約6分間で行き来する。中間にある大山寺駅で上りと下りの車両がすれ違う。2015年の開業50周年の際に導入した前面に大きなガラス窓のある車両は2016年のグッドデザイン賞を受賞した。
住所:神奈川県伊勢原市大山667
電話:0463-95-2040
営業時間:平日9:00~16:30、土曜・日曜・祝日9:00~17:00、混雑時やイベント開催時には臨時増発あり
定休日:定期検査時に運休あり

3. 雨降山 大山寺

奈良の東大寺を開いた良弁僧正が775年に開山した古刹。1264年に願行上人によって鋳造された本尊の「鉄造不動明王」と「二童子像」は国の重要文化財に指定され、毎月8日、18日、28日に開帳されている。毎年11月にはもみじ祭りを開催、ライトアップされた紅葉も楽しめる。
住所:神奈川県伊勢原市大山724
電話:0463-95-2011
営業時間:9:00~17:00

4. 大山阿夫利神社

2200余年以前に創建されたと伝えられ、本社のある山頂では祭祀に使われたとみられる縄文土器も出土している。「大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)」「高龗神(たかおかみのかみ)」「大雷神(おおいかずちのかみ)」が御祭神。日本遺産に認定された「大山詣り」の当時の様子は浮世絵などで見ることができる。
住所:神奈川県伊勢原市大山12
電話:0463-95-2006(社務局)
営業時間:平日9:00~16:30、土曜・日曜・祝日9:00~17:00

4. 茶寮 石尊

大山阿夫利神社下社の展望区画にある茶寮。建築家の堀部安嗣氏が設計、施工は宮大工の内田幸夫氏が担当した。名称の「石尊」は神社御祭神の大山祗大神の御神体が大きな自然石で「石尊さま」と親しまれていたことに由来する。メニューには大山の名水と地産食材を使用している。
住所:神奈川県伊勢原市大山12
電話:0463-94-3628
営業時間:平日9:30~16:00(LO.15:30)、土曜・日曜・祝日9:30~16:30(LO.16:00)
定休日:不定休

※ こちらに掲載している情報は2019年10月17日現在のものです。

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