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着物でめぐる、秩父ご利益レトロ散歩

埼玉県西部、秩父山地に囲まれた緑豊かな秩父市。花の名所や自然を楽しむアクティビティだけでなく、古い歴史を垣間見ることのできるスポットや祭りなどのイベントも多い見どころ満載の観光地です。今回は、西武秩父駅の周辺を秩父の伝統的な織物「秩父銘仙」の着物を着てぶらりと散策。昭和初期の面影を残す趣ある街並みを満喫しながら神社もめぐり、パワーをたっぷりいただいたお散歩となりました。

1、ちちぶ銘仙館 → 2、秩父神社・秩父今宮神社 → 3、番場商店街 → 4、秩父表参道Lab.

1. ちちぶ銘仙館

モダン柄のかわいい着物とレトロな建物
「秩父銘仙」を見て、学んで、体験できる施設

古くから養蚕が盛んだった秩父地方で伝統的に作られてきた絹の織物「秩父銘仙」。秩父独自の技法である「ほぐし捺染」で染められた大胆な柄のモダンな着物は、普段着として、またおしゃれ着として大正~昭和初期にかけ全国的に流行したといいます。最初に訪れたのは、そんな秩父銘仙についての歴史や製造工程を学ぶことができる施設「ちちぶ銘仙館」です。
着物の展示や作業工程の見学だけでなく染めや織りなどの体験、さらに所蔵している秩父銘仙の着物レンタルも行っているとのことで、まずはここで着付けをお願いすることに。貸し出しているのは大正~昭和初期に作られたアンティークの着物で、趣ある建物が残る秩父の街を散歩するのにもぴったりです。

ちちぶ銘仙館のある建物は昭和初期に建てられ、国の登録有形文化財にも指定されています。東京駅や帝国ホテルなどを設計したアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライト氏の考案した外装や装飾を踏襲したデザインになっており、着物を着てレトロな館内を見学していると当時にタイムスリップしたような気分になります。
昔から使われてきたという木製織機を使ってできる手織り体験を行ったり建物の中で着物姿を写真に収めたり、秩父銘仙について学べるだけでなくさまざまに体感することができました。

2. 秩父神社・秩父今宮神社

秩父の総鎮守と荘厳な龍神木
歴史とパワーを感じる神社めぐり

次の目的は、神社でのお参りです。まずは秩父地方の総鎮守、秩父三社のひとつにも数えられる「秩父神社」にやってきました。現在の社殿は1592年に徳川家康が建立を命じた権現造と呼ばれる豪華な建築様式で建てられたもの。色鮮やかな彫刻が各所に施され、名工・左甚五郎が彫ったと伝えられる「子育ての虎」、「つなぎの龍」などの彫刻は見どころのひとつです。また豪華絢爛、大迫力の山車が街を彩る秩父神社の例祭「秩父夜祭」は、日本三大曳山祭のひとつに数えられているだけでなく、ユネスコの無形文化遺産にも登録されるなど日本を代表する祭りとしても知られています。

お参りを済ませ境内を散策していると、「水占みくじ」と書かれたおみくじを発見。秩父神社の神体山である武甲山の伏流水が流れる小川に白紙のおみくじを浸すと、文字が浮かび上がり良運を授かることができるというもの。ドキドキしながらYUNAちゃんもチャレンジすると、何やらよいお言葉がいただけたようでニッコリ笑顔に。最後に参拝に訪れた記念として、秩父神社の御朱印もいただきました。

続いてやってきたのは古い歴史を持つ「秩父今宮神社」です。かつて「伊邪那岐・伊邪那美(イザナギ・イザナミ)」の二神を祀ったこの地に「八大龍王」「宮中八神」など複数の神々が祀られるようになり、1535年に京都の今宮神社から「須佐之男大神(スサノオノオオカミ)」を勧請したのが始まりとされています。
武甲山の伏流水が湧き出ている秩父最古の泉といわれている「龍神池」を見ながら境内の奥へ向かうと、目の前に現れるのは推定樹齢千年以上、樹周約9mもあるという大ケヤキ「龍神木(駒つなぎの欅)」です。木の幹には空洞があり"龍神の住処"であると伝えられています。荘厳な大ケヤキと清らかな泉に見守られた境内は、とても静かでどこか神々しい雰囲気に包まれています。心洗われるような気持ちになりながら、お参りを済ませました。

3. 番場商店街

大正後期から昭和初期の建造物が残る
懐かしい風景が広がるアットホームな商店街

秩父神社から御花畑駅までの約300mにかけて続く「番場商店街」。昔ながらの趣ある商店が並ぶ石畳の通りは秩父神社の参道にもなっており、門前町として、また商人の街として栄えてきた番場町のメインストリートとして親しまれてきました。大正後期~昭和初期に建てられた建物が各所に残っていることでも知られ、通りを歩けば昔ながらの商店や小さな横丁にレトロな雰囲気を感じることができます。大正ロマン、昭和モダンの時代に一斉を風靡した秩父銘仙の着物を着ての商店街散歩、なんとも風情があります。

商店街を歩いていると、カフェや煙草店、肉屋などの古い建物が四つ角に並ぶ交差点を発見。この付近は特に、昭和初期から昭和30年代にかけての秩父のにぎわいを今に伝える、貴重な近代商店建築が残っている場所なのだとか。建物の前で記念撮影を楽しんだ後に向かったのは、この交差点に建つ木造2階建ての外観が目印の肉屋「安田屋」です。創業大正5年の老舗ながら“街のお肉屋さん”として地元の方々に長く愛されており、店頭で揚げるコロッケなどのお惣菜も人気なのだとか。今回のお目当ては「安田屋のみそ漬け」。上品で風味豊かな味わいの秘伝の味噌で漬け込まれた肉はしっとりやわらかく、秩父土産の定番として知られています。

4. 秩父表参道Lab.

散歩の休憩にも食事にもぴったり
秩父の地ビールと自家製料理で乾杯!

散歩の最後に訪れたのは、番場商店街でも一際目を引くモダンな建物にあるインテリアショップとカフェ&バーを併設した複合店「秩父表参道Lab.」です。まずは家具や食器、家電などこだわってセレクトされたインテリアグッズが並ぶ「インテリア・ネオスタイル」へ。お土産にもぴったりな秩父の手ぬぐいや地ビールも見つけることができました。
その隣のスペースに厳選した豆で淹れたコーヒーやスイーツがいただける「まほろカフェ」と地ビールや地酒が楽しめる「まほろバル」が併設されています。秩父の街をめぐり喉も乾いてきた頃、さっそく2017年に秩父に誕生した醸造所で作られた「秩父麦酒」と、埼玉県産の銘柄豚、武州豚を使った自家製ソーセージとパテをバルで注文。ごくりとひと口、華やかな香り立つビールを堪能します。レトロな風情をたっぷり味わうことができた今日の散歩、最後に地元のビールと地元食材を使ったおつまみを堪能し、すっかり秩父に魅了された1日となりました。

ナビゲーター YUNA(ゆな)

山形県生まれ。小さな頃からダンスが好きで小学生からクラシックバレエを習い、高校の部活動でチアダンスに出会って熱中! 上京後はプロ野球球団のチアダンスチームに所属し活動していました。今もチアは大好きで、踊っているときにお客さんが笑顔で楽しそうにしている姿を見るのが一番の幸せで、やりがいを感じる瞬間です。
趣味:チアダンス
好きな場所:野球場

お散歩の感想

レトロな雰囲気がステキな秩父の街。歩いていると寄ってみたくなるような気になるお店がたくさんあって街歩きにはぴったりな場所でした。神社めぐりも楽しかったです。秩父神社の「水占みくじ」では良いことが書いてあって嬉しかったですし、今宮神社の大ケヤキの「龍神木」は本当に大きくて、圧倒されるような空気を感じました。今回のお散歩を通してたくさんのパワーをもらえた気がします。

撮影スポットの紹介

撮影地マップ

機材・グッズ紹介

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お散歩関連情報

撮影のマナーと注意

エリアガイド

1. ちちぶ銘仙館

秩父銘仙をはじめとする秩父織物などの貴重な資料を展示し、伝統技術を伝承する資料館。建物は昭和5年建造、大谷石の外装や昭和初期の特徴的な装飾を活かした建物として国の登録有形文化財に登録されている。手織りや染めの体験のほか、秩父銘仙のレンタル着付けも行っている。
住所:埼玉県秩父市熊木町28-1
電話:0494-21-2112
営業時間:9:00~16:00、年中無休(年末年始のみ休業あり)

2. 秩父神社

秩父地方の総鎮守であり秩父三社のひとつにも数えられる、2100年以上もの歴史を持つ関東屈指の古社。鮮やかな彫刻が施された権現造が特徴的な現在の社殿は、1592年に徳川家康が建立したもの。12月3日の例祭「秩父夜祭」は、京都祇園祭、飛騨高山祭とともに日本三大曳山祭に数えられている。
住所:埼玉県秩父市番場町1-3
電話:0494-22-0262

2. 秩父今宮神社

起源は古く、「八大龍王神」「宮中八神」など複数の神々が祀られていたこの地に1535年、京都今宮神社から「須佐之男大神(スサノオノオオカミ)」を勧請し創建。樹齢千年以上といわれる「龍神木(駒つなぎの欅)」や武甲山の伏流水が湧き出ている秩父最古の泉「龍神池」など見どころも多い。
住所:埼玉県秩父市中町16-10
電話:0494-22-3386

3. 番場商店街

秩父神社の門前町であり、また明治の末より織物で栄えた商人の町でもある番場町のメイン商店街。秩父神社の参道にもなっており、大正から昭和初期にかけ建てられた建物も多く残っていることから時代を感じさせる雰囲気を求めて観光客も多く訪れる。
住所:埼玉県秩父市番場町

3. 肉の安田屋

大正5年創業、「安心して買える店」をモットーに地元の人々に愛されている昔ながらの精肉店。職人の手により受け継がれてきた秘伝の味噌でひとつひとつ丁寧に漬け込んで作られているという「安田屋のみそ漬け」は、秩父の名産物として知られている。手作りメンチカツなどのお惣菜も販売。
住所:埼玉県秩父市番場町19-9
電話:0494-22-4322
営業時間:9:00~18:30
定休日:水曜日

4. 秩父表参道Lab.

家具から食器、家電などよりよい生活空間を提案するインテリアショップと、地元に根ざしたカフェ&バーを融合した複合店として2016年にオープン。地ビールを扱う「まほろバル」では秩父の地ビールや国内外の個性的なクラフトビールを取り揃えているほか、地元食材を使った小皿料理も楽しめる。
住所:埼玉県秩父市番場町17-14
電話:0494-24-3000(インテリア・ネオスタイル)
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜日・木曜日

※ こちらに掲載している情報は2019年1月17日現在のものです。

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