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着物で出かけたい、ぶらり銀座散歩

高級ブランドショップなどが軒を連ねるラグジュアリーなイメージがある一方、歌舞伎座があったり、日本有数の老舗が店を構えていたりと日本の伝統を感じることもできる街、銀座。今回は、大人の雰囲気ただよう街を満喫すべく着物を着ての銀座散策に出かけました。着物が似合う場所ながらも、時代に合わせモダンに生まれ変わったスポットをご紹介します。

1、歌舞伎座 → 2、寿月堂 銀座 舞伎座店 → 3、銀座 雨竹庵 → 4、はまの谷パーラー日比谷店

1. 歌舞伎座

おめかしして出かけたくなる歌舞伎座
お土産選びにギャラリーに、お楽しみは観劇以外にも

最初に訪れたのは誰もが知る銀座の顔、「歌舞伎座」です。2013年に建て替え工事を終えた歌舞伎座は、地上29階建てのオフィスビル「歌舞伎座タワー」を併設、劇場を中心とした新しい複合施設となりました。新たに生まれ変わった歌舞伎座ですが、瓦屋根や唐破風、欄干など以前の歌舞伎座を思わせる外観はしっかりと受け継いでおり、日本建築の伝統が感じられる意匠が各所に見られます。その建築美をじっくりと堪能したところでせっかく着てきた着物姿、正面玄関で記念写真を撮るのを忘れずに!

地下にある「木挽町広場」にはたくさんのお土産処や売店、食事処が並んでいます。併設するカフェでは歌舞伎座限定の"隈取"と"鳳凰"をシナモンで描いたかわいいカプチーノを発見! その他にも歌舞伎座でしか手に入らないレアなお土産がずらりと並んでおり、どれを買おうか目移りしてしまいます。

歌舞伎座タワー5Fにある「歌舞伎座ギャラリー」では、実際に舞台で使われている道具の展示や歌舞伎の舞台が再現されており、見るだけでなく触ったり動かしたり、舞台の仕掛けや裏側をのぞくこともできます。奈々ちゃんも舞台や花道に上がり、写真を撮っては大はしゃぎ。歌舞伎を観る前にここで楽しく予習しておく、なんてコースもおすすめです。

2. 寿月堂 銀座 歌舞伎座店

3000本の竹に囲まれた風情ある店内
目の前で点てていただく抹茶で非日常を楽しむ

歌舞伎座ギャラリーの隣には、都会の喧騒から離れて和の風情が味わえる日本茶カフェ、「寿月堂」があります。隈研吾氏が設計したという、天然の竹3000本を使って作られたモダンで洗練された店内でいただいたのは、カウンタースペースで点てていただいた抹茶とお菓子。屋上庭園の美しい緑を眺めながら、口の中に広がる深いお茶のうまみをじっくりと味わう。そんな上質なひとときを過ごしました。

寿月堂を出たら、目の前に広がる屋上庭園をのんびり散策。歌舞伎に関する記念碑などを眺めた後は、屋上庭園から続く朱色の「五右衛門階段」へ。ここから間近に見る歌舞伎座の大屋根は大迫力です。大屋根には歌舞伎座の座紋「鳳凰丸」の瓦が並んでおり、実はその中でひとつだけ、通常の右ではなく左を向いた鳳凰の瓦があるのだそう。見つけると幸せになれると噂の"逆さ鳳凰"、階段を下りながらぜひ探して写真に収めてみてくださいね。

3. 銀座 雨竹庵

銀座から盆栽文化を発信するギャラリー
盆栽の奥深さ、その佇まいを写真に収めて

銀座の街を歩いていると、ふと目に入ったウィンドウに飾られた盆栽。ちょっと敷居が高いかな? と緊張しつつ思い切ってお店を訪ねてみることに。ここ「雨竹庵」は、盆栽の文化を発信するショップ兼ギャラリーです。店内にはかわいいミニ盆栽からモダンな盆栽、樹齢数百年の名木までが並んでいます。丁寧に手入れし育てていく楽しさを味わいたい、室内に飾り四季を身近に感じたいといった理由でここ数年、スローライフを楽しむ若い人にも人気があるそうです。

盆栽はひとつひとつに違った個性があり、木の形だけでなく幹の流れやその模様も一緒に見て楽しむのが良いのだとか。とは言え難しく考えることはなく、「花を見るのと同じで、これステキだな、こっちの方が好きだな、というような感じで気軽に盆栽を楽しんでもらえたらいいんですよ」とのこと。初めて知る盆栽の世界、その奥深さにふれながらも少し身近にも感じることができました。

4. はまの屋パーラー 日比谷店

レトロモダンな店内でいただく至福
厚焼き玉子をサンドしたふわふわサンドゥイッチ

「はまの屋パーラー」はもともと45年続いた人気の喫茶店でしたが、2011年に惜しまれつつ閉店。その後先代のレシピを受け継ぎ、2012年に有楽町に再オープンした喫茶店です。2号店となる日比谷店は、真っ白な壁に現代アート作品がずらりと飾られ、モダンな大人の空間が広がっています。それでも、席に座るとどこかホッとするような居心地の良さを感じるのは、古き良き昭和の喫茶店、はまの屋パーラーの懐かしい空気が流れているからかもしれません。

注文したのは、こだわりの卵をふんだんに使って焼き上げた厚焼き玉子が、ふわふわのパンにサンドされた「玉子・サンドゥイッチ」と、こちらも先代の時代から人気だという「フルーツ・サンドゥイッチ」のセットです。そのおいしそうなビジュアルを目の前に思わずパシャリ! シャッターを切るたび、撮った写真がスマートフォンに自動転送されるから、カメラクオリティのおいしそうな写真も簡単らくらくSNSにアップできちゃいます。ではでは、早速いただきましょう! ちょうどお腹も空いていたところ、玉子のふわふわ食感とやさしく懐かしい味わいが心と体を癒してくれたのでした。

ナビゲーター 南 奈々(みなみ なな)

1992年2月9日生まれ。高い所や絶叫アトラクションが好きです。夢はバンジージャンプやスカイダイビング。自分の知らない世界をどんどん知りたいので、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います!
趣味:ホットヨガ、料理、食べ歩き
好きな場所:パン屋さん、自分の家

お散歩の感想

着物を着ての街歩き、いつもとは違う大人な気分で銀座の街を楽しむことができました。以前から気になっていた歌舞伎座に初めて行くことができ、また盆栽の魅力も知ることができて、自分の中の新しい扉が開いたような新鮮な気持ちです。そして今回は自分好みの、和の風情たっぷりのステキな写真がたくさん撮れてうれしかったです!

撮影スポットの紹介

撮影地マップ

機材・グッズ紹介

D3400 18-55 VR レンズキット

持ち歩きに便利な小型、軽量ボディーとガイドモード搭載で、初めての方にもやさしいデジタル一眼レフカメラです。カメラとスマートフォンをつなぐアプリケーション「SnapBridge」対応なので一度の設定でスマートフォンに常時接続され、撮った写真を自動転送してくれます。SNSへのアップもラクラク、歓びも感動も簡単にシェアできます。

製品の情報はこちら

お散歩関連情報

撮影のマナーと注意

エリアガイド

1.歌舞伎座

1889年にこの地に開場し、以後歌舞伎の殿堂として舞台を上演し続けてきた古典劇場。これまでに4度建て直しされ、現在は高層オフィスビル「歌舞伎座タワー」と地下の「木挽町広場」を併設した第5期の歌舞伎座となっている。
住所:東京都中央区銀座4-12-15
電話:03-3545-6800(代表)

2.寿月堂 銀座 歌舞伎座店

1854年創業、海苔の老舗、丸山海苔店が手掛ける日本茶カフェ。お抹茶や煎茶、お菓子だけでなく、築地直送の新鮮な魚介を使った和のアフタヌーンティーも人気。オリジナル商品を販売している他、和菓子やお茶のワークショップやイベントも定期的に開催している。
住所:東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー5階
電話:03-6278-7626
営業時間:10:00~19:00
休業日:年末年始

3.銀座 雨竹庵

「生きるアート」「日本の美の象徴」とも言われる盆栽文化を銀座から発信する盆栽ギャラリー。常時、洗練された季節の盆栽を数多くそろえ販売している他、水石やその関連諸道具も取り扱っている。また盆栽のレンタルディスプレイサービスも行っている。
住所:東京都中央区銀座7-9-10 銀七ビル
電話:03-3571-4114
営業時間:11:00~19:00(土日祝は18:00まで)
休業日:夏季休業期間、年末年始

4.はまの屋パーラー 日比谷店

1966年創業の喫茶店、はまの屋パーラーの2号店として帝国ホテルに併設したショッピングビルの4Fにオープン。定番商品のサンドゥイッチを始め自家製ジンジャーエールやこだわりブレンドコーヒー、銅板で焼き上げるラムレーズンのホットケーキも人気。
住所:東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルプラザ東京4F
電話:03-3591-6636
営業時間:11:00~19:00
定休日:不定休(施設休館日に準ずる)

※ こちらに掲載している情報は2016年11月21日現在のものです。

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