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日向 しほり × Nikon 1 J5

女子旅のステキな人物スナップを撮る

夏の日差しに誘われ、日向家の仲良し姉妹・ひかりとしほりが訪れたのは千葉県館山市。「今年の夏は、久しぶりにお姉ちゃんと旅行がしたい!」と、しほりは姉・ひかりとの旅行を計画。ひかりの夫の協力も得て、念願の女子2人旅にやってきました。
キレイな海を見ながら観光にグルメ、海遊びにと思い切り旅行を楽しむ2人。この楽しい瞬間を逃すまいと、しほりはひかりの写真をたくさん撮っているようです。SNSにアップしたりお互いを撮って見せ合ったり、写真撮影は女子旅の重要な楽しみのひとつ。というわけで今回は、女子旅で撮りたくなるようなステキな人物スナップのアイデアをご紹介します。

撮影監修:斎藤 勝則

Step1 目線を外した自然な表情をスナップ

旅先で撮るものといえば風景や建物、食べ物、そして一緒に旅する仲間たちとのスナップや記念写真。楽しい雰囲気がそのまま伝わる“笑顔でピース!”な写真も欠かせませんが、今回は少し雰囲気を変えて、思い出のシーンをそのまま切り取ったような、自然な表情を写した人物スナップを撮ってみてはいかがでしょうか。
自然な表情を写すポイントはなるべくカメラを意識させず、目線を外して撮ってあげること。カメラを向けられると相手が意識してしまい、どうしても自然な表情が撮れないという場合は、食べているところや遊んでいるところなど、何かに夢中になっている瞬間をスナップしてみましょう。

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おいしそうなアイスクリームにニッコリ笑顔の記念写真。楽しそうな雰囲気が伝わる1枚です。

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一方こちらはパクリと食べている瞬間を撮影。食べているときの自然な笑顔を印象的に写すことができ、旅のワンシーンをそのまま切り取ったようなステキな作品になりました。

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鳥のエサやり体験シーンをパシャリ、鳥好きのひかりは満面の笑みです。何かに夢中になっているときには目線をもらおうとせず、その雰囲気をそのまま写真に残してあげるのがおすすめです。

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カメラ好き同士の女子旅ならでは、写真を撮っているところや画像チェックをしているさりげない姿を撮るのもおすすめです。なお室内や逆光時など、顔が暗く写ってしまう場合は日中でも内蔵フラッシュを使って撮影するとよいでしょう。

望遠レンズで撮るスナップ写真

スナップ撮影では望遠レンズが使いにくいように思われがちですが、遠くからも大きく人物を狙って撮影することができますので近くでカメラを向けるとどうしても自然な表情が撮れない、という相手を撮る場合などにはおすすめです。
また、背景の選びかたによっては望遠レンズの圧縮効果(遠くにある被写体と手前にある被写体の距離が引き寄せられて見える効果)で、広角レンズとはまた違った雰囲気のスナップ写真を撮ることができますのでぜひチャレンジしてみてください。

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波打ち際で遊んでいる様子を遠くから10-30mmで撮影。人物だけでなく広々とした風景を入れ、周囲の雰囲気も写すことができます。

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今度は同じ位置から、10-110mmの望遠ズームレンズで撮影。人物が大きく写せるだけでなく、圧縮効果で背景の海が画面いっぱいに広がり、波の表情まで写し取ることができました。

3本のレンズで旅のシーンを逃さず撮ろう

今回持ってきたのは、Nikon 1 J5とレンズ3本。ぼけあじのある写真を撮ることができる単焦点レンズと使い勝手の良い標準ズームレンズ、さらに離れた被写体も鮮明に捉える望遠ズームレンズです。旅行先での撮影、シーンに応じてレンズを変えると新しい発見に出会えるかもしれませんね。

Step2 おしゃれ写真を演出して撮ろう

日常を抜け出してやってきた旅行、せっかくならばちょっとおしゃれな雰囲気の写真も残しておきたいところ。構図だけでなく、写る人物の表情や立ち位置を工夫したり、撮影時に小物を加えてみたり、ちょっとした演出をすることでよりステキな写真を撮ることができます。

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海を背景に小さく“ぽつん”と人物を入れ海の広さを強調、遠くを仰ぐようなポーズでより開放感あふれる清々しい作品になりました。水平線は横にまっすぐ入れ、人物は日の丸構図にならないよう少し位置をずらして配置しました。

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旅の合間の休憩中、ぼんやり外を眺めているような表情を作ってもらい、低いアングルから床の映り込みを効果的に入れ撮影しました。いつもとはちょっと違う憂いある表情もまた画になります。

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鮮やかに咲くブーゲンビリアに囲まれて、ポートレート風にパシャリ。望遠レンズを使い、前ボケを作って撮影しました。ちょっと幻想的に、美しく撮ってあげることができました。

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キラキラと輝く水平線を背景に入れ、カメラに対して横向きに立ってもらい撮影。目線の方向に空間を作り、遥か遠くの海を眺めているようなイメージに仕上げました。

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チルト式液晶モニター搭載のNikon 1 J5、2人の記念写真も自分撮りで簡単です。海を背景に帽子にサングラス、夏らしいアイテムが気分を盛り上げ2人の楽しさがダイレクトに伝わります。

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2人で同じポーズを作ってハイ、チーズ! セルフタイマーを使えば、仲良し姉妹のこんなキュートな記念写真を撮ることもできます。

とっても簡単、自分撮り!

モニターで構図を確認しながらシャッターボタンを押すことができるので、撮影はとても簡単。撮影時はカメラを落とさないように、ストラップを手首に巻き付けて撮影するとよいでしょう。

三脚がなくても、カメラをバッグなどに乗せ固定することで手軽にセルフタイマー撮影することができます。今回はセルフタイマーを10秒に設定し、タイミングを合わせてポーズを作り撮りました。

Step3 顔の表情を写さない人物スナップ

人物スナップでも影を写したり、自分の手や足を写したり、顔の表情をあえて写さず撮ってみるのもバリエーションが増えおすすめです。ここでは、そんな写真のアイデアをご紹介します。

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海岸へ抜ける小道を歩く逆光のシチュエーションで、人物をシルエットにして撮影しました。道の向こう側から差す光に照らされ浮き上がるシルエット。ストーリーを感じる印象的な1枚です。

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日差しのある日ならば2人でポーズを作って影を撮影するのもおすすめです。今回は手でハートを作り、カメラを構える様子もあえて写すことで、撮影時の雰囲気も伝わるかわいい作品に。

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鮮やかな色のマンゴージュースは手に持って、晴れ渡る夏の空を背景に撮影。18.5mmの単焦点レンズを使いヤシの木を美しくぼかして入れ、鮮やかな夏らしい作品になりました。

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遠くに見える塔に向かって道が延びていくシチュエーション、バッグを手に持ち歩いていく後姿を少し下のアングルから撮影。旅の雰囲気を演出したロードムービー風の1枚です。

ワンポイントアドバイス

いろいろなシーンで失敗なく撮るための設定

旅に出かけると全てが新鮮で、なんにでもシャッターを切りたくなってしまうものです。その瞬間を撮り逃したくない! 失敗なく撮っておきたい! という方におすすめの設定が、「撮影モード」の「Pモード(プログラムオート)」です。「Pモード」とは、「適正露出」(明るい被写体でも暗い被写体でも適正な明るさで撮影すること)で撮影できるよう、絞り値とシャッタースピードをカメラが自動的に決めてくれるモードのこと。室内、屋外、逆光、明暗差のある被写体……シーンごとに変わる光の状況にあわせてカメラが露出設定してくれるので、思い切り撮りたいシーンで好きなようにシャッターを押して、撮影を楽しむことができます。
なお、人物スナップの撮影では「ピクチャーコントロール」の設定を「ポートレート」にしておくのもおすすめ。肌にほんのり赤みがのってキレイな肌色になります。また、首元の髪の毛は黒くつぶれることなく柔らかい質感も出ますので、よりかわいく撮影してあげることができます。

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人物が逆光になるこのシーンでは内蔵フラッシュを使い、日中シンクロ撮影をしています。難しい光のシチュエーションでも失敗なく、人物も背景もしっかり捉えています。

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波打ち際で、ビーチサンダルを履いた2人の足を波とともに撮影した夏らしい1枚。波が寄せて来る瞬間にシャッターを切ろうとタイミングを合わせることに集中、細かい設定はPモードにおまかせ!

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