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<ニコンサロン>
宛 超凡
河はすべて知っているー荒川

会期

2022年11月15日(火)~2022年11月28日(月)日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

開催内容

水はあらゆる生命の源である。
また、都市が成り立ち、発展するためには、いつの時代も、水害を防いだり、水路を整備したりする治水は重要な課題だったと考える。河川は人類文明を育て、その一方で、人類は河川の有り様を度々構築し直してきた。

荒川は、過去には何度も氾濫を起こし、人々の生活に大きな影響を及ぼしてきた。また、荒川の支流には、東京の“母なる川”と言われる隅田川もあり、荒川を下っていくことで、東京という都市の、様々な側面が見えてくると考えた。
これが、荒川を被写体として選んだ理由である。
そして、荒川を下ることで見えてきたのは、都市の一つの側面だけではなかった。自然に対する人間の力も、まざまざと見せつけられた。荒川が、現在のような流域にあるのは、人間の力の介入があったからこそ、ではないだろうか。

川にはいろんな水が注いでいる。工業排水や生活排水、そして雨水などだ。人々は、川で泳いだり、川辺で釣りをしたり、あるいは、川の上を船で走る。また、水面をゴミが漂い、死んだ魚が川辺に打ち捨てられている光景も見た。
川に注いだ水の成分の違いにより、川の両岸の人類社会や自然環境は異なる。川はそれらの全てを知っている。また、川はすべてを受け入れ、流れ続けている。
これが『川はすべて知っている』というタイトルを付けた理由だ。

(宛 超凡)

プロフィール

宛 超凡(Wan Chaofan)

1991年 中国河北省生まれ。
2013年西南大学卒業、2017年明治大学政治経済学研究科修士課程修了、2021年東京藝術大学美術研究科博士課程修了。
STAIRS PRESS共同創設者 TOTEM POLE PHOTO GALLERYメンバー

受賞
2021年 第44回写真新世紀・優秀賞
2016年 第4回KAWABA NEW-NATURE PHOTO AWARD・川場村賞
2016年 第5回キヤノンフォトグラファーズセッション・キヤノン賞

出版
2020年 『BURNING IN THE STONE』 Wan Publishing
2018年 『観物』 Wan Publishing
2016年 『水辺にて』 STAIRS PRESS

個展
2022年 「MEEtT AT THE END OF THE RIVER」之禾空間・上海
2019年 「Here, There And Everywhere」Gallery722・岡山
2017年 「沿線」Place M・東京
2016年 「水辺にて」キヤノンギャラリー梅田・大阪
2016年 「水辺にて」キヤノンギャラリー銀座・東京

グループ展
2021年 「写真新世紀展2021」東京都写真美術館・東京
2021年 「屈曲した直視」寧波アートセンター・中国寧波市
2021年 「エンドレス トレーシング」FUJIFILM X-SPACE・中国上海市
2019年 「2018年度ヤング・ポートフォリオ展」清里フォトアートミュージアム・山梨県
2016年 「XISHUANGBANNA FOTO FESTIVAL 2016」中国景洪市
2016年 「PHOTO BEIJING 2016」 中華世紀壇芸術館・中国北京市

コレクション
清里フォトアートミュージアム

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