Nikon Imaging
Japan
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<ニコンサロン>
阪口 正太郎
私的風景の形成

会期

2022年1月11日(火)~2022年1月24日(月) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)
作家の事情により開催中止、ニコンサロン臨時休館とご案内しておりましたが、予定通り開催いたします。

開催内容

写真プリントにドローイング、コラージュ。

いい風景やいい光に出会った時、まずは写真を撮ってしまう。
写真好きには当然なことであり自然な成り行きである。
しかし暫くして撮った写真を見た時に決まって感じてしまうのは、「ここに写っているモノは真実なのだろうか」という問いである。
どうにも納得できない。すぐに目の前の写真が霞んで信じられなくなってしまう。
ただ単に撮影の技量不足のせいだとしても、真を写すはずの写真が理解不能になってしまう。
腹立たしさと不可解さを感じ、挙げ句の果てには写真の存在に疑問さえ感じる。

気の向くままに手をいれられた写真は私的な願望や妄想を含んで横滑りし別の地平へと移行していく。

その行為は写真への冒涜であり嫉妬であるのは否めない事実である。
しかし当の撮影者は写真の成り立ちへの問いかけと挑戦であると、大真面目に考えているのである。

(阪口 正太郎)

プロフィール

阪口 正太郎(サカグチ ショウタロウ)

1956年 東京都生まれ
慶應義塾大学工学部卒業、東京藝術大学美術学部卒業
アートディレクター

東京ADC賞、フィリップモリスアートアワード、クリオ賞 、One Show、ACC賞、 ニューヨークADC賞 、Times Asia-Pacific Advertising Awards、London international Advertising Awards、世界ポスタートリエンナーレトヤマ などにて受賞。

シロタ画廊、epSITEギャラリー、コニカミノルタギャラリー、富士フイルムフォトサロンなどにて作品発表。

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