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第27回酒田市土門拳文化賞受賞作品展
鈴木 渉
福島祭祀巡礼

会期

2021年11月23日(火)~ 2021年12月6日(月)日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

2021年12月23日(木)~ 2022年1月12日(水)日曜休館、12月29日~1月4日 休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

開催内容

東日本大震災の2年後から福島県各地の民俗芸能や祭りを記録してきた。現地を訪ね、復興を祈願することが巡礼だと思っていたが、思い違いだった。
自ら被災し避難しているにもかかわらず、被災者を励ますために仮設住宅を回り、各地で催される復興祈願の催しに、全国の避難先から集まってくる保存会の人たちがいる。双葉郡の子どもたちは、ふるさとを遠く離れ避難先の祭りに参加することもあるのだという。異郷にあって祈りをささげることが巡礼ならば、祭人こそが巡礼者なのだとようやく気がついた。
大震災から10年という月日が流れ、人々の記憶からも忘れ去られようとしている。いまなお過酷な現実に向きあい続ける人々に、私は思いを馳せることができただろうか。微笑みの陰にどれほどの涙が流されたのだろう。祭りを通して触れ合う絆、ふるさとを取り戻そうとする人々の心情を胸深く刻み込みたいと思った。

(鈴木 渉)

■第27回酒田市土門拳文化賞奨励賞受賞作品は次の3作品です。
「原発事故避難 いまだ先行き見えず」宇佐見冨士夫(ウサミ フジオ)(福島県須賀川市)
「つくり笑いが上手くなりました」中田 要(ナカタ カナメ)(三重県桑名市)
「潜伏キリシタン考」吉永友愛(ヨシナガ トモナリ)(長崎県長崎市)

受賞者のプロフィール

鈴木 渉(スズキ ワタル)

1952年、埼玉県生まれ。
1988年、現代写真研究所本科卒。写真家・小松健一氏に師事。山村風土、民俗芸能、都会風景などの撮影を通じて本当の豊かさとは何かを問い続けている。2013年より福島県の祭り、民俗芸能の取材を継続中。

〇写真展及び受賞歴
2000年 個展(銀座ニコンサロン)、2005年 個展(キヤノンギャラリー銀座)、2016年 個展(オリンパスギャラリー東京)ほか福島県内各地で個展開催。
第21回酒田市土門拳文化賞奨励賞受賞。

写真集「福島祭祀巡礼」(歴史春秋社)2020年4月刊。

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