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東京写真月間2021変わりゆく2020年代の写真 -若い世代が考える写真の表現-
狩野剛史「民は、未来を描く-セルビアの心-」
山下晃伸「夜光性静物観察記」

会期

2021年5月25日(火)~2021年6月7日(月) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)
緊急事態宣言発令により、時短営業となります<10:30~17:30(最終日は15:00まで)>

開催内容

狩野剛史「民は、未来を描く-セルビアの心-」 ※左側が狩野作品。

私は新たな《場所》に行って、新たな人々と出会うことが大好きだ。
その中で写真を撮るという自己表現は人々と出会い、話すきっかけを僕に与えてくれる。写真という芸術は、新たな人々と関係を構築するための手段だ。
2019年セルビアのノヴィ・サドに滞在し、若者と交流を深めた。
彼らは私に語りかけた。
「かつて私たちはいろいろな紛争があったけど、また心は一つになりたい」
自国の伝統や文化に思いをよせて、自分たちの未来を描いている姿。
僕の心に強く残った。


山下晃伸「夜光性静物観察記」 ※右側が山下作品。

作品の被写体はWEB上で公開されている情報などを参考にして見つけた、各地の公園などの遊具やオブジェなどの静物たちです。
静物たちは夜の光の中で動き出してくるのではと訴えかけるものを感じ、今も撮影を続けています。
全国にはまだ私の知らない被写体が多くあり、老朽化などによって消えていくものもたくさんあります。
作品として残していくことで私の捕らえたそれぞれの静物の魅⼒をこれからも発信していきたいと思います

出展者のプロフィール

狩野 剛史(カノウ タカフミ)

1988年生まれ。奈良県出身。学芸員資格取得。
公益社団法人日本写真協会正会員。専修大学文学部英語英米文学科卒業。
現代写真研究所にて英伸三、金瀬胖に師事した。
2016年 台湾・台中にて、第25回FAPA(アジア写真芸術団体連合)50周年記念大会に参加。
2017年 ロシア・サハリン州政府主催サハリン文化フェスティバル写真家交流派遣プログラムに参加。
2018年 サハリン州政府、日本写真協会主催日露青年写真家招聘プログラムに参加。
日本・ロシア文化交流写真展「サハリン」開催(アイデムフォトギャラリーシリウス) 2019年 セルビアのノヴィ・サドに、欧州文化首都Novi Sad2021の国際交流事業として、アーティスト・イン・レジデンス滞在。
「男女(みな)ノ祭―深川―」の個展開催。[場所:Svilara –Kulturna stanica]
現地の学生の授業で、そのプロジェクトの講義を行う。
また撮影活動として、セルビア民族舞踊グループの取材を行う。
https://www.behance.net/htstf2091faa



山下 晃伸(ヤマシタ アキノブ)

1984年生まれ。写真家。
2013年東京工芸大学大学院を修了し博士号(芸術学)取得。
全国各地を訪れて、夜光写真特有の不思議な世界観を持つ作品の制作を続けている。
http://akya.jp/

[受賞]
2005年 フォックス・タルボット賞 佳作受賞
2006年 フォックス・タルボット賞 2席受賞
2007年 富士フイルムフォトサロン新人賞受賞
2008年 フォックス・タルボット賞 佳作受賞
2010年 EPSON エプサイト・ギャラリー スポットライト制度選出
2016年 第42回 美術の祭典・東京展 奨励賞/会員推挙
2018年 Discover The One Japanese Art 2018 in LONDON 審査員特別賞
2018年 第44回 美術の祭典・東京展 優秀賞
2019年 日本美術家連盟 美術家のための支援事業 選出

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