Nikon Imaging
Japan
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ニコンサロン bis 大阪 2016年3月

土居 迪子写真展

写真
風のまちかど 2
2/25 (木) ~3/2 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

作者は、街を歩きながら、街のたたずまいやそこを行き交う人々を撮り続けている。
前回の写真展「風のまちかど」では、2009年から11年までの約3年間、関西を中心に撮影したカラー写真を展示した。
今回も、関西一円のいろいろな街を風のように通りすぎながら、学校帰りの子どもたちや通りすがりの人たちとの一瞬の出会いを楽しみながらシャッターを押している。
また、思い出につながる懐かしい路地や古い家並みにも出合った。
それらの心に残る街の風景の数々を、モノクロ写真にまとめて展示する。
モノクロ36点。

作者のプロフィール

土居 迪子(ドイ ミチコ)
1941年山口県柳井市生まれ。92年全日本写真連盟兵庫県支部ぐるっぺ「ヒロ」入会。2006年FCC杉浦正和写真教室area(エリア)に参加。写真展に、12年「風のまちかど」(ニコンサロンbis大阪)がある。

渡辺 和子写真展

写真
名残・余波・なごり
3/3 (木) ~3/9 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

普段生活するうちで、時に旅に出たくなったり、郊外に出かけたりした時、目にした景色がふと作者の心に留まって、一時たたずんで眺める。自然の風景の中で海や山、水辺に、霧の中の田畑、雪景色に、晴天の時よりも、けだるい薄曇りの空模様の時に、その景色が何となく慰められるような気持ちになって心に残る。
そんな空間心象的な風景を作者は切り取った。そしてハイキーに表現することでより印象的な作品とした。モノクロ36点。

作者のプロフィール

渡辺 和子(ワタナベ カズコ)
1950年生まれ。絵画から写真に転向し、アートボックス・ゼロ写真教室や心象写真教室でテーマを持って作品を制作。

juna21 高島 空太写真展

写真
ざわつき 2015
3/10 (木) ~3/16 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

世界の存在に確信を見いだせない。自分自身を認識することもできず曖昧性、不安に包まれる。しかしその中でそれらを感じない瞬間がある。その瞬間を「ざわつき」と作者は呼んでいる。対象に関係なく、突然ざわつきに包まれる。その一瞬を本来の様態に限りなく近い状態で撮り溜めることで認識に近づいていけると思い、写真を手段にして蓄積させている。終っていくそれらが内と外との対面へと導く。そうやって世界のパズルを完成させようとしている。そのような思いのもと、作者は写真を撮っている。
また、自分の写真が誰かの内に存在する世界の一枚になることができれば、それは自己の認識の大きな手がかりとなる。しかしながら完成はしないとも思う。だからこそ作者は撮っていく。
本展では、新作を含める2015年に構築した「ざわつき」を展示する予定である。モノクロ32点。

作者のプロフィール

高島 空太(タカシマ クウタ)
1988年山梨県生まれ。Photographer。
作品展(個展)に、2012年「ざわつき」(Berlin Gesundbrunnen Gleimstraße)、13年同展(新宿ニコンサロン、大阪ニコンサロン)、14年「高島空太の写真」(Tsuyoshi HIRANO.アトリエ/東京)、同年「高島空太写真展/ざわつき」(matchbaco/東京)がある。そのほか、11年「山梨大学卒業・修了制作展」(山梨県立美術館)、12年「写真新世紀東京展2012」(東京都写真美術館/東京)、13年「写真新世紀仙台展2013」(せんだいメディアテーク/宮城)、15年「2014年度ヤング・ポートフォリオ展」(清里フォトアートミュージアム/山梨)がある。
受賞歴に、2012年度写真新世紀佳作(キヤノン)がある。また、作品は清里フォトアートミュージアムに収蔵されている。
ホームページ http://www.kuta-takashima.com/

juna21 村山 謙二写真展

写真
父の手
3/17 (木) ~3/23 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

2009年6月、若年性アルツハイマー型認知症の診断を受けた作者の父は、間近に控えた定年を前に会社を退職し、1日のほとんどの時間を家のリビングで過ごすようになった。それから数年がたち、家にいながら「帰りたい」とつぶやくようになった頃から、作者は父の写真を撮り始めた。
徐々に記憶を失っていく父にカメラを向けるなかで、父がみせる弱さや、その父をときとして疎ましく思う自分の感情は、例えば震災以降、頻繁に耳にするようになった「希望」、「絆」といった言葉より現実味があり、そこには「死」そのものよりも、むしろ「老いていくこと」への怖れがあるように作者は感じた。
しかし、写真を通して父の姿をみるとき、何かができなくなったという現実でしかなかったことに、何かをやろうとした父の姿を見出し、あるいは、そうであってほしいという作者の願望なのかもしれないが、そこに父なりの抵抗をみることがある。そして、同時に、人間の弱さをどこまで肯定し受け入れることができるのかも問われているような気がしている。
モノクロ約25点。

作者のプロフィール

村山 謙二(ムラヤマ ケンジ)
1982年埼玉県生まれ。2003年日本写真芸術専門学校卒業。作品展に、10年「国境の街」(コニカミノルタプラザ)、13年「国境画」(千駄木空間)がある。
また、作品は清里フォトアートミュージアムに収蔵されている。

大阪府高等学校芸術文化連盟
写真部会

写真
第36回大阪府高等学校芸術文化祭
写真部門優秀作品展
3/24 (木) ~3/30 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

本展では、2016年1月30日(土)から1月31日(日)までに開催された第36回大阪府高等学校芸術文化祭写真部門に出品された作品の中から、審査員の山﨑裕二氏(日本写真映像専門学校副校長)によって選出された作品を展示する。
作品は、生徒たちがこの1年、自分のもてる写真技術と熱い思いを込めて全力で撮ったものである。自然や社会生活にかかわるなかで、何に対して興味・関心があるのか、1枚1枚の写真がよく語っており、彼らの「現在」を尖鋭に表している。

山下 幾子写真展

写真
街角のdocument
3/31 (木) ~4/6 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

中世の歴史を今に残すヨーロッパの魅力に惹かれ、モーリス・ユトリロ並びに荻須高徳の絵画に描かれた街角や路地裏など変わらぬ建物の背景に対し、その時々行き交う各国の人たちとの出会い、魅力ある表情にフォトチャンスを見つけるのは、作者にとって旅の醍醐味の一瞬である。
一期一会の出会いを大切に思い、切り撮った写真群は、それぞれ人情と人間愛に満ちた日常の生活が微笑ましく写り、撮りためた作者のささやかな旅の記録である。カラー46点。

作者のプロフィール

山下 幾子(ヤマシタ イクコ)
1935年生まれ。兵庫県宝塚市在住。60歳から写真を始める。
写真展に、08年「旅の記憶」(宝塚市立国際・文化センター)、11年「パリ旅情」(喫茶ふるもと/神戸)がある。兵庫県写真作家協会会員、宝塚芸術写真協会会員。

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