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大阪ニコンサロン 2012年5月

juna21 丸山 勇樹写真展

写真
光野
4/26 (木) ~5/2 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

作者の生まれた町では、夜になると不思議な光が立ち上がる。その光の根本には何があるのか、作者は知りたかった。
光を追っていくと、発行体を見つけた。しばらくその光を見つめていると、それが膨張しているかのように見えてくる。
作者が生まれたときからその町にあるものが、突然、その姿を変えるのかもしれない。そんな不安と好奇心の中で、発行体にカメラを向けた。
※「光野(ひかりの)」は、作者の故郷を中心に構成された架空の地名である。

作者のプロフィール

丸山 勇樹(マルヤマ ユウキ)
1986年生まれ。東京都市大学中退。日本映画学校映像科撮影・照明コース卒業。セツ・モードセミナー在学中。
APA AWARD 入選。1-WALL ファイナリスト。
東京都写真美術館、大阪市立美術館、町田市立国際版画美術館、新宿眼科画廊、3331、銀座ガーディアン・ガーデンなどでの写真展(グループ展)を開催している。

百々 新写真展

写真
対岸
5/3 (木) ~5/9 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

シルクロードをたどれば世界一の湖がある。
1991年ソ連邦解体により沿岸共和国が独立し
ロシア、アゼルバイジャン、カザフスタン、トルクメニスタン、イランと
5つの国ができた。古来より人の往来の激しい地域。

OILとGAS資源を握る支配者たちは資金力を駆使して
この世の理想郷を創るがごとく、
出口のない海のまわりで大いなる実験を繰り広げている。
脈々と受け継がれるそれぞれの信仰は
均一化される世界に抵抗するようでもある。
人々は見えない岸を目指しカスピ海の中で
さまよえる輪廻の船を浮かべ進める。

カスピの岸に立って見えない対岸をおもう。
寄せたり引いたりしながら宇宙人が飛来するかのように
ピンポイントで沿岸の街を訪れる。
この未来があるのかないのかわからない土地を見ることで、
自らの進む岸を探しているように思える。
カラー約60点

作者のプロフィール

百々 新(ドド アラタ)
1974年大阪生まれ。97年大阪芸術大学写真学科卒業。95年「コニカ新しい写真家登場」でグランプリ、2000年日本写真協会新人賞、04年NY ADC 審査員特別賞(WWF)、09年APA広告賞(特選賞)受賞。01年写真収蔵「ヤングポートフォリオ」(清里フォトアートミュージアム)。
写真展に、95年「上海新世紀計画」(新宿・大阪コニカプラザギャラリー)、96年グループ展「閃光 -Spark-」(阿倍野スペースZERO)、97年企画展「上海の流儀」(大阪JICAギャラリー)、98年「回帰 -奈良・北葛城-」(奈良市写真美術館)、「悠々とある地へ」(新宿・大阪コニカプラザギャラリー)、99年「上海の流儀」(ガレリアQ)、01年「街辺」(リトルモアギャラリー) 、09年「Caspian Sea」(Totem Pole Photo Gallery)、10年「Caspian Sea-Russia-」(ギャラリー街道)、「Caspian Sea-The North Route-」(ビジュアルアーツギャラリー大阪)などがある。
写真集に、99年「上海の流儀」(Mole出版)、01年「RUSH」(リトルモア・共著)、12年「対岸」(赤々舎)などがある。

MOTOKO 写真展

写真
田園ドリーム
5/10 (木) ~5/16 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

日本の美しい田園風景。それは、日本人の細胞ひとつひとつに刷り込まれた「夢」だと思う。身土不二ということばがある。風土と身体はひとつ、という意味だ。友人の農家は言った。川の水はわたしの血、そして土は肉体なのです、と。
…21世紀に入り、作者は、ただ前進をすることのしわ寄せをひしひしと感じていた。このままでは日本のこころのふるさとは風化するだろうと。そんな頃、農村で多くの人々に出会い、かつてない驚きを感じた。彼らの自然に対する畏怖や感謝のかたち。他者による評価など全く必要としない、純粋で強い美しさ。時代とともに形骸化しつつあるものの、まだまだその精神は生きている。この物語の舞台となったのは、琵琶湖のある滋賀県である。故郷・大阪からそう遠くないにもかかわらず、そこは未知の国であった。カラー約50点。

作者のプロフィール

MOTOKO(モトコ)
1966年大阪に生まれ。90年大阪芸術大学美術学科卒業。92年から3年間渡英後、96年よりフォトグラファーとしてのキャリアをスタート。2009年より田園ドリームの展覧会を定期的に関西で開催 。同年、農林水産省HP連載「The 田園」。2010ライター井上英樹氏とともに活動する「田園ドリームプロジェクト」がロハスデザイン大賞を受賞。写真集に『Day Light』『First Time』『京都』などがある。

第31回土門拳賞受賞作品展
高梨 豊写真展

写真
IN'
5/17 (木) ~5/30 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

1960年代から様々な方法論で都市をとらえてきた作者が、主に公共交通機関の車窓から都市を撮影し、都市の持つ空気に迫った作品である。
作品は、「シルバーパス」で乗った路線バスから撮影した「SILVER PASSIN’」、「青春18きっぷ」で乗った列車から撮影した「WIND SCAPE」、都市の様々な断片を収めた「LAST SEEIN’」の3部で構成し、展示する。

受賞理由

撮影対象に深く溶け込む姿勢と、目の前を行き過ぎる瞬間の光景を通して、ありふれた日常から都市の姿を鋭敏に切り取る感性が高く評価された。

作者のプロフィール

写真

高梨 豊(タカナシ ユタカ)
1935年東京・牛込生まれ。57年日本大学芸術学部写真学科卒業。61年桑沢デザイン研究所リビングデザイン科卒業。日本デザインセンター入社(70年退社)。64年『カメラ毎日』に1年間「オツカレサマ」を連載し、第8回日本写真批評家協会新人賞受賞。66年同誌1月号に「東京人」を発表。東京国立近代美術館「現代写真の10人」展に参加。68年中平卓馬、多木浩二、岡田隆彦と写真同人誌『PROVOKE(プロヴォーグ)』を刊行(第2号から森山大道も参加。70年同人活動を休止)。74年初の写真集『都市へ』(イザラ書房)刊行。83年東京造形大学教授に就任(2000年退任。現在は客員教授)。85年写真集『東京人1978-1983』(83年書肆山田刊)で第34回日本写真協会賞年度賞受賞。93年写真集『初國 pre-landscape』(平凡社)刊行。95年赤瀬川原平、秋山祐徳太子と「ライカ同盟」を結成。04年写真集『ノスタルジア』(平凡社)刊行。07年写真集『囲市』(クレオ)刊行。09年写真展「高梨豊 光のフィールドノート」(東京国立近代美術館)開催。

大阪写真月間2012

写真
写真家150人の一坪展
5/31 (木) ~6/6 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

写真文化の発展と普及に寄与することを目的に、毎年6月1日の「写真の日」を中心とした期間に東京と大阪で開催されるのが「写真月間」である。
「大阪写真月間」は2000年の暮れに「東京写真月間」(日本写真協会主催)の呼びかけに応じてスタートし、02年6月に初めて「大阪写真月間2002」を開催した。
今年の「大阪写真月間2012」は11年目となり、本年も大阪市内のギャラリー5カ所を使い、写真家約150人が一人一坪(1.8m四方)を使って展示する「写真家150人の一坪展」と、一般の写真愛好家1000人が1人1枚を展示する「私のこの一枚・1000人の写真展」の二つの写真展のほか、高校生による「ハイスクール・フォトアワード」、「小学生のための写真教室」、記念シンポジウム「震災と写真―写真と写真家ができること―」などを併催する。
メインイベントである本展の特色は、写真を表現手段として作品を制作している人なら、作品内容や方法はもちろんのこと、年齢、性別、国籍、職業などに関係なく参加できるところにある。また、展示するギャラリーや壁面の場所も抽選で決定するので、いっさいの審査や選別は行わない。写真展にポリシーやテーマを求める人は、この何でもありの写真展に「展としてのポリシーがない」という異論を唱えることもあるが、80歳を超える超ベテラン作品の横に、孫のような18歳がはじけるような写真を並べる、そんなお好み焼き的「ごちゃ混ぜ感」が本展の魅力である。
この「写真家150人の一坪展」では、観客は内容も方法も異なる150の写真表現作品に出会うことになり、150の個性の中に、きっと気に入る作品があるはずである。

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