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Japan
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ニコンサロン bis 大阪


山本 待子展
[『沖島』~羊水に浮かぶ島]

4/16 (木)~4/22 (水)
11:00~19:00(最終日は15:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
琵琶湖に浮かぶ沖島は、近江八幡市の沖合1.5kmのところに位置し、島の周囲6.8km、人口400人余りの島である。日本の湖の中にある島で、唯一人の住む島である。
滋賀で生まれ育った作者は、居を移す先々で母親とともにこの沖島の島影を眺めてきた。
作者が沖島に足を踏み入れたのは13年前のことで、写真を始めて間もなくのことである。ひとたび島に降り立った時、母親と過ごした幼少の頃の村々の面影がまだ保たれていることに憶かしさと驚きを感じた。島には自動車もオートバイもなく、人々は自転車や徒歩でゆったりと移動している。素朴な暮らし、昔のままのたたずまいを保ち、島全体が一家のような暮らしをしている。
湖水に囲まれた明るく柔らかい空気にすっかりとりこになった作者は、徐々にでも、いつかは変化するであろうこの島の雰囲気を映像に残しておきたいと、13年間通ってきた。今では島外からたくさんの人が懐かしい原風景を見に訪れているが、作者は、沖島は沖島らしさをいつまでも残してほしいと願っている。
カラー43点。



<作者のプロフィール>
山本 待子(ヤマモト マチコ)
1939年滋賀県生まれ。95年写真を始める。写塾エイム、神戸春光会所属。2007年月刊誌フォトコンテスト自由作品の部において年度賞1位受賞。
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