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新宿ニコンサロン


細川 伸吉展
[ふるさとの風物詩 ―長野県茅野市・角寒天工場の記録―]

5/6 (火)~5/12 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
作者は隣接する富士見町から妻の実家がある茅野市に移って16年になるが、隣が寒天工場であったため、毎年暮れからの製造光景を朝夕となく目にしてきた。
長野県茅野市は「角寒天製造日本一」の生産地で、写真を生涯の楽しみとする作者にとって、ぜひ撮っておきたい題材であった。しかし、なかなか撮影機運に恵まれず、年月だけが過ぎていった。
寒天製造は、朝晩の冷え込みとともに、日中は晴天で乾燥の日が多いこと等が重要といわれている。きれいな水や空気も良質な寒天を作るには必要なもので、まさしく作者のふるさと信州はぴったりの生産地なのである。
地球温暖化が叫ばれている昨今だが、作者は、自分の子供のころと比べても、確実に季節感がずれてきているのを肌身に感じるという。
「信州のこの地に居て、目の前の製造現場を今撮らなくてどうするんだ……」
と、作者自身を追い込む日々が続いた。今回、幸いにも工場主の全面的協力を得ることができ、深夜からの天草の煮込み作業や早朝からの乾燥作業など、そこで働く職人さんの姿や乾燥場の景色などを撮影することができた。これらはすべてがかけがえのない大切な「ふるさとの風物詩」である。モノクロ45点。



<作者のプロフィール>
細川 伸吉(ホソカワ シンキチ)
1956年長野県富士見町生まれ。74年富士見高校卒業後、地元に就職。趣味で写真を始める。その後地元アマチュア写真クラブで構成する諏訪写真連盟等の設立にも参加。二科展や写真県展のほか各種写真コンテストに応募、技術を磨く。2000年日本フォトコンテスト月例黒白写真の部年度賞受賞。04年二科会写真部(現有限責任中間法人二科会写真部)会友推挙。07年写真県展において、入選回数20回達成の金バッチ受賞。二科会写真部会友、長野県写真連盟常任理事、写論長野、諏訪写真連盟、富士見町写真クラブ所属。
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