Nikon Imaging
Japan
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大阪ニコンサロン


多胡 トオル展
[赤信号]

12/7 (木)~12/12 (火)
10:00~18:00
会期中無休



<写真展内容>
「信号」は、いわば法治国家、管理社会の象徴の一つである。
本展での「信号(signal)」は厳密にいえば「交通信号(traffic signal)」だが、それは表徴的なもので、その奥底には前兆や警鐘といった意味合いも含まれることから、広義での「信号(signal)」のほうが相応しいかもしれない。
「信号」の「青」は空、海、広大さ、自由を、「赤」は西欧では友愛を示すが、血、情熱、危険を連想させる。その観点からすれば「信号」とは「自由」と「危険」とが表裏一体となっている。
今我々は、ちょっと陰を落しつつあるが、それでも世界で稀有なほど平穏で安全と自由な生活を享受している。そしてその反対側では、現実として「血」で染められた世界が存在する。
展示する作品に写し出される日常――建物などの環境、人々の動作、営みなど――を観ると現代社会が孕んでいる病巣といったものが浮かび上がってくるような気がすると同時に、我々に明日へのシグナル(警鐘)をも送っているのではないだろうか。カラー42点。



<作者のプロフィール>
多胡 トオル(タゴ トオル)
1953年大阪府吹田市生まれ。76年立命館大学経済学部卒業。96年写真家秋修一氏より写真の手ほどきを受ける。97年写真家有野永霧氏に師事。2004年度日本カメラ月例カラースライド部年度賞1位。現在写塾AIM、ニッコールクラブ阪神支部に所属。
写真展は、グループ展に多数参加。
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