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大阪ニコンサロン


juna21
橋本 聡子写真展 [蝸 かたつむり]
尾田 信介写真展  [一方通行路]
今井 利佳写真展 [真の証]
杉原 真希子写真展 [幸せの在りか]

11/30 (木)~12/5 (火)
10:00~18:00
会期中無休




[蝸 かたつむり]

<写真展内容>
「寂しいから猫を飼うんだよ」
作者は、上野公園に棲むおじさんのそんな言葉を思い出す。
上野公園のホームレスの人たちと作者が出会ったのは今から3年前のこと。
友人のカメラマンとジャーナリストのアシスタント兼通訳としてだった。
ひとつの出会いとひとつの話。
それから作者は幾度となく訪れた。
――彼らをもっと知りたい、彼らにもっと近づきたい。
そんな衝動が作者を駆り立てた。
知らない世界はいつしか身近なものとなり、そこにはあらたな世界が広がりはじめた。
カラー20点。



<作者のプロフィール>
橋本 聡子(ハシモト サトコ)
1978年福島県生まれ。2001年写真家Juergen Specht 氏に学ぶ。02年上智大学外国語学部ロシア語学科卒業。05年東京綜合写真専門学校写真芸術第二学科卒業。在学時より写真家吉田友彦氏、雜賀雄二氏に学ぶ。




[一方通行路]

<写真展内容>
20世紀半ばに自ら命を絶った評論家ヴァルター・ベンヤミンの言葉を通して撮ったモノクロスナップ写真である。
ヴァルター・ベンヤミンの言葉は、20世紀後半、そして21世紀になった現代をも予見していたように思われる。彼の言葉を通して現代を見ることは、同時に20世紀とはどのような時代であったかということを見ることでもあると言えるのではないだろうか。
ヴァルター・ベンヤミンの評論の方法とは、「破壊」し「収集」し「構築」するというものであった。その方法はスナップ写真にも通じることだと作者は考える。ヴァルター・ベンヤミンが何を見ようとしたのかを問いながら撮影した作品である。モノクローム作品。



<作者のプロフィール>
尾田 信介(オダ シンスケ)
1976年東京生まれ。99年東京綜合写真専門学校卒業。町方さんぽ写真同盟所属。




[真の証]

<写真展内容>
作者が街で出会った女性たちのポートレートである。
彼女がこの時間、この場所にいなければ出会えなかった。偶然なのかもしれないが、ここでなければいけなかったのだ。
作者は形には出来ない彼女たちの美しさに魅力を感じている。何かを求めているのではない。彼女たちのありのままを残したいと作者は思う。そして、この場所で作者に出会えた女性は、写真によって残り続ける。モノクローム作品。



<作者のプロフィール>
今井 利佳(イマイ リカ)
1986年静岡県生まれ。2006年学校法人専門学校東京ビジュアルアーツ卒業。




[幸せの在りか]

<写真展内容>
1995年、作者は24歳の時、年女の記念にセルフポートレートを撮った。以後撮り続けて10年たった。
いつになったら確固たる幸せを実感できるのだろう。さみしいという気持ちはいつまでもなくならない。
2006年、作者は35歳になった。
まさか結婚しないで、ひとりで飲んで倒れているとは思わなかった。まさかひとりでカラオケしているとは思わなかった。
でも振り返ってあの頃がよかったなんて思わない。戻ってやり直したいとも思わない。現在が一番いいと思っている。そして未来はもっといい。そう思ってこれからも生きていきたいと作者は思う。
「幸せの在りか」を探し作者はまだまだ続く。
モノクローム作品。



<作者のプロフィール>
杉原 真希子(スギハラ マキコ)
1971年東京生まれ。87年日本リアリズム写真集団入会。91年東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。94年現代写真研究所入学。98年、第23回「視点」新人賞受賞。
 写真展に、99年「青春ちょっと過ぎ」(ペンタックスフォーラム)がある。
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