Nikon Imaging
Japan
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銀座ニコンサロン


松野 良則展
[遡行 scenes from TAMAGAWA 2001~2005]

6/12 (月)~6/24 (土)
10:00~19:00
6/18(日)休館



<写真展内容>
東京都を流れる河川のなかで、唯一の自然河川である多摩川。
高知県の四万十川が日本最後の清流と言われているように、現在の日本の河川環境の多くは、河川本来の姿とは大きくかけ離れた景観にある。保全のためのさまざまな護岸工事と浚渫工事。利水の目的をも含む堰やダムの存在。不法に投棄されるゴミや水質の汚濁。水源の山の荒廃。日本の大多数の河川は治水と利水目的、その他の人的営為によって大きく去勢された状態にある。
多摩川には、全国の河川環境の一般的な事例を見ることができるが、作者は自然との関係が、それぞれかかわっている人たちが多様を極める現状から、環境保護と開発を単純に対立する項目として捉えることはできないと考えている。
展示する作品は、2001年から05年にかけて多摩川の河口から水干までを遡行し、その周辺の景観を記録したものである。カラー53点。



<作者のプロフィール>
松野 良則(マツノ ヨシノリ)
1968年静岡県生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業。デザインスタジオ、写真スタジオ勤務後、武蔵野美術大学映像学科研究室助手を経て、武蔵野美術大学、明星大学、早稲田大学芸術学校非常勤講師。
写真展(グループ展)に、1998~2000年各1月武蔵野美術大学助手展(武蔵野美術大学美術資料図書館)、2000年11月武蔵野美術大学造型学部映像学科創設10周年記念 写真表現新作展・11+1写真展(ミツムラ・アート・プラザ)などがある。
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