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大阪ニコンサロン


juna21
ERIC展 [COLD SNAP]
古家 万展 [静中の動]
濱田 純也展 [Toge]
呉 元柱展 [Ambient Walk]

6/1 (木)~6/6 (火)
10:00~18:00
会期中無休




[COLD SNAP]

<ERIC展>
日本の冬は色がない、と作者は感じていた。
晴れたスキー場に惹かれ、3年前からスキー場でのスナップ写真を撮り始めた作者は、さまざまなスキー場へ行って、さまざまな人と出会った。そこで作者は違和感を覚えた。
時代が戻ったように、10年前、20年前のスキーウエアを着て、あちこち動き回り、みんな滑ることに夢中だ。
作品はすべて直貼りで約40点を展示し、プリントはすべてクリスタルペーパーを使用したものである。



<作者のプロフィール>
ERIC(エリック)
1976年香港生まれ。2001年ビジュアルアーツ専門学校卒業。「蓄積と未来」でコニカフォトプレミオグランプリ受賞。02年個展「蓄積と未来」(コニカプラザ・東京)、個展「裏と表」(ビジュアルアーツギャラリー・東京)を開催。「一日と永遠」で「第19回ひとつぼ展」グランプリ受賞。03年個展「一日と永遠」(ガーディアン・ガーデン・東京、ビジュアルアーツギャラリー・大阪)開催。04年第2回ビジュアルアーツフォトアワード大賞受賞。写真集『everywhere』出版。05年個展「日本ファミリー」(PLACE M・東京)開催。
コレクション:清里フォトミュージアムヤングポートフォリオ2003、2004、2005





[静中の動]

<古家 万展>
作者は日本人の飾ることのない秘めたる美しさを尊び、それを作品上にいかに表現できるかをテーマとして制作している。今シリーズは、作者が日本の美意識の基本と考える「静中の動」をコンセプトに制作した。真の静かさの内には、動き、エネルギーが同時に潜んでいる。作者は、「静けさの中に潜むかすかな動きに趣を感じる心」「静の中に動きを見る心構え」を重視している。
「静中の動」を写真という媒体を使って忠実に表現するために、8×10カメラを使用、長時間露出、多重露出を否定し、月を光源とした撮影方法をとった。約 3年間にわたり、場所をアメリカ、ヨセミテ国立公園をメインに選んで、アメリカという異国に日本の美意識を再現させようとのコンセプトの下、撮影を続けた。作品のすべてで、「静中の動」、“Seeing motion in fixed images”(静止したイメージの中に動きを見る)を表現した。
この展示を通じて、日本人が忘れかけている美意識を再認識できるようにと作者は願っている。



<作者のプロフィール>
古家 万(フルヤ マン)
1970年東京都生まれ。93年東海大学工学部卒業。2001年米国Art Center College of Design,Photography学科卒業。





[Toge]

<濱田 純也展>
街や公園ですれ違った人たちのポートレイト。人の有り様よりも人そのもの、強くて大きいものよりも小さくて美しいもの、一瞬の儚さよりも永遠を感じられるものを大切にして撮影した作品である。
あわただしく流れる日常の中では、小さな花の存在や人の優しさなどが押し潰されているようだ。しかし、人が感動するのは、目に見えない優しさや情、生活に根ざした個人の強さ、誇り、孤独などの中にある美しさではないだろうか。作者は、映像の奥にそのような美しさを感じ取れる写真を撮ってきたつもりだ。そこにはぎこちないものも含まれるが、さまざまなものが絡み合う個性こそが素晴らしいのだ。そういう個性の“美しさ”が伝わる写真展にしたい、と作者は思っている。モノクロ47点。



<作者のプロフィール>
濱田 純也(ハマダ ジュンヤ)
1973年生まれ。98年明治学院大学文学部仏文科卒業。2003年須田一政氏のワークショップ“須田塾”に参加。04年から瀬戸正人氏のワークショップ“夜の写真学校”に参加。現在、会社勤務をしながら写真の勉強を続けている。





[Ambient Walk]

<呉 元柱展>
誰かに電話をする。
会いたくなる。
家にいる猫に、凄く会いたくなる。
走る。
花を一輪、手に取って帰る。
ゆっくりと町を歩く。
溜め息をして、タバコを一本くわえる。

この写真に接した誰かに、せめてこんなわずかな物でもいいから、変化をあたえられたら、作者は限りない嬉しさを持つ。モノクロ61点。




<作者のプロフィール>
呉 元柱(Oh WonJu)
1977年 8月 11日 韓国 釜山 生まれ
1997年 ギョンーソン大学写真学科入学

展示
2004年 "Betide" 個人展 - サムジン美術館, 馬山
2004年 "ART IN ORI 二つ目の物語り" - ART IN ORI, 釜山
2003年 "第3回 独立キュレータ展, 聯想... 君を通じて見る私" - ART IN ORI, 釜山
2002年 "第1回 Dummy Factory 写真展" クックトアートホール, 釜山
2002年 "純粋写真 写真展 - 父" ギョンーソン大学美術館, 釜山
2002年 "純粋写真 写真展 - Four Stories of Color" クックトアートホール, 純粋写真
2002年 "第9回 若い写真家展" 芸術会館, 大邱

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