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大阪ニコンサロン


中村 梧郎写真展
[枯葉剤の30年 ―第8回伊奈信男賞(1983)受賞作、その後の追跡記録―]

4/28(木)~5/10(火)
10:00~18:00
5/4(水) 休館



<写真展内容>
ベトナム戦争が終わって30年が経つ。しかし、米軍が展開した枯葉作戦は森林を砂漠化しただけでなく、ベトナムの人々に深い後遺症を残した。枯葉剤に混入されていたダイオキシンが、ガンを誘発したばかりか、胎児の先天異常の原因ともなったのだ。被害は、アメリカ兵や韓国兵にも及んでいる。
作者が、1975年から続けている取材もすでに30年。この間、83年には写真展「戦場の枯葉剤」でニコンサロン写真展年度賞(第8回伊奈信男賞)を受賞したが、今回は、その後の追跡取材で撮影した作品をまとめ、受賞作とともに展示する。作者が取材当初に出会ったベトとドクらはすでに成人している。亡くなってしまった子どもたちもいる。そして、ベトナムでは、戦後30年後のいま生まれてくる子どもたちにも、枯葉剤の影響が出ているとの学術調査報告が提出されている。
2003年、ベトナムの被害者たちは補償を求めて米連邦地裁に提訴した。審理はこれからだが、ようやく問題に光が当てられようとしている。モノクロ80点。



<作者のプロフィール>
中村 梧郎(ナカムラ ゴロウ)
1940年長野県生まれ。フォトジャーナリスト。1970年以降、ベトナム戦争、ポルポト政権崩壊のカンボジアなどを取材。枯葉作戦の後遺症も記録し続けてきた。
94~99年、テレビ朝日の報道番組「ザ・スクープ」の環境シリーズで、ゴミ焼却によるダイオキシン汚染の拡大や環境ホルモン問題などを取り上げ、レポート・解説してきた。99年から04年まで岐阜大学教授(メディア論・環境文化論)。
現在JCJ賞選考委員。山梨大学講師。日本写真家協会会員。現代写真研究所講師。
75年視点大賞。83年写真展「戦場の枯葉剤」でニコンサロン第8回伊奈信男賞受賞。同年ユージン・スミス賞最終候補にノミネート。96年日本ジャーナリスト会議特別賞。03年ベトナム政府より文化功労賞授与。ホーチミン市戦争博物館で「戦場の枯葉剤」を常設展示している。
著書に『母は枯葉剤を浴びた』(新潮文庫)、『この目で見たカンボジア』(大月書店)、『環境百禍』(コープ)、『写真で何ができるか』(大月書店)、『なぜ私はこの仕事を選んだのか』(共著・岩波ジュニア新書)、『戦場の枯葉剤』(岩波書店)などがある。
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