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陳 春祿 写真展収蔵童年

会期

2019年2月 6日(水) 〜 2019年2月19日(火) 日曜休館

10:30〜18:30(最終日は15:00まで)

2019年2月28日(木) 〜 2019年3月13日(水) 日曜休館

10:30〜18:30(最終日は15:00まで)

開催内容

私の創作のアイデアは私の収蔵品から、私と収蔵品の縁は私の童年からーーーー
作品は写実を以って経と、観念を以って緯とし、私の童年(1960年頃)の出来事を書き記す。

1956年、私は台南で生まれました。当時の台南には高層ビルがあまりなく、見渡す限り畑や田んぼ、生け簀が広がっていました。物が乏しい時代ではありましたが、この貧しい生活が50年後に私の創作の原点であり養分になったのです。年を取ってから私は自分の人生を振り返るために、整理と回顧を始めました。これは少年時代を懐かしく思う気持ちもありました。20年前、私は子供の頃に誕生した古い写真やレコード、おもちゃ、食器など懐かしいコレクションをあちこちから探すようになりました。私もそこから常に言葉にできない共感と感動を覚えていたのです。

時間は過去が思い出の最高のスパイスになり、時間が経てば経つほど濃厚になります。収集する中、セピア色の古い写真を見てまるで挽歌のように懐かしさを感じました。60年生きてきた私にとって、レコードが流れるといつも子供の頃の写真を眺めますが、これが私にとって過去を振り返る一番の「儀式」なのです。また、5年前から1960年代の少年時代をテーマに、少年時代に体験してきた命の物語を復刻しました。私は4×5大判カメラとフィルムを使用し、過ぎ去った時間をよりきめ細かく再現しました。今、私の人生は少しずつカウントダウンを始めていますが、画像に対する感動で更に創作に掻き立てられ、私の人生の一部分であり、新しいコレクションになっています。 (陳 春祿)

プロフィール

陳 春祿/ CHEN CHUN LU

1956 台湾台北市生まれ
1985 東京写真專門学校商業写真科 卒業
1985-1987 堀內カラ-現像所技術部

【個展】
1985 台北市立美術館 / 個展——「風」
   日本 CANON PHOTO SALON 銀座、大阪、福岡 / 個展¬——「風」
1989 台北市立美術館 / 第二回個展——「風之二」
1991 台北市立美術館 / 第三回個展——「冥色呼吸」
1992 イタリア アメリカ オランダ KODAK CULTURE CENTER / 個展——「冥色呼吸」
1995 イズム95 第一回東京囯際写真ビエンナ—レ展
1997 アメリカ シアトル文化センター展——「創世紀」
2000 日本 銀座ニコンサロン / 個展——「開天」
2000 台湾国際視覚芸術中心(TIVAC)個展——「開天」
2006 北京中国美術館「彼岸.看見」台湾20代表写真家総合個展
2012 大理国際ビエンナ—レ展

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