ニコンサロン連続企画展&シンポジウム「Remembrance 3.11」
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株式会社ニコンでは、東日本大震災により被災された地域の復興に寄与するべく「写真の力で復興支援」をスローガンに、さまざまな活動を実施しています。その一環として、ニコンサロンでは、2月下旬より銀座・新宿ニコンサロンに於いて「ニコンサロン連続企画展 Remembrance 3.11」を開催いたします。
- 会場:ニコンプラザ新宿セミナールーム
- 時間:各回共 18:30~20:00
- ※受講無料。予約不要。直接会場にお越しください。
- ※会場の都合により満席の場合には、立ち見あるいは入場できない場合がございますので、ご了承ください。
第1回
シンポジウム会場風景 - ●港 千尋(写真家・写真評論家)略歴
- ●椹木野衣(美術評論家)略歴
- ●伊藤俊治(写真史家・美術評論家/ニコンサロン選考委員)略歴
- ●平野啓一郎(小説家)略歴
- ●しりあがり寿(漫画家)略歴
- ●北島敬三(写真家/ニコンサロン選考委員)略歴
- ●池澤夏樹(小説家・詩人)略歴
- ●鷲尾和彦(写真家)略歴
- ●新井 卓(写真家)略歴
- ●竹内万里子(写真批評家/ニコンサロン選考委員)略歴
- ●赤坂憲雄(民俗学者)略歴
- ●大島 洋(写真家/ニコンサロン選考委員)略歴
- ●武田 徹(ジャーナリスト・評論家)略歴
- ●土田ヒロミ(写真家/ニコンサロン選考委員)略歴
- ●港 千尋(みなと・ちひろ):1960年神奈川県生まれ。84年早稲田大学政治経済学部卒。 大学在学中に南米各地に滞在して以来、これまで赤道や大西洋など世界各地を撮影している。主著『記憶』でサントリー学芸賞、展覧会『市民の色』で伊奈信男賞を受賞するなど、テキストとイメージの両面で探求を続けている。07年には第52回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館コミッショナー、08年には『HIROSHIMA 1958』の編集とキュレーションを務めるなど、幅広く活躍。2011年は震災と風景をテーマに展覧会やシンポジウムをフランスで展開。写真集に『文字の母たち』(インスクリプト)、近著に『パリを歩く』(NTT出版)。現在多摩美術大学情報デザイン学科教授
- ●椹木野衣(さわらぎ・のい):1962年秩父市生まれ。同志社大学文学部文化学科を卒業後、東京を拠点に批評活動を始める。最初の評論集『シミュレーショニズム』(増補版、ちくま学芸文庫)は、90年代の文化動向を導くものとして広く論議を呼ぶ。また同時に村上隆やヤノベケンジ、飴屋法水らと挑発的な展覧会をキュレーション。主著『日本・現代・美術』(新潮社)では日本の戦後を「悪い場所」と呼び、わが国の美術史・美術批評を根本から問い直してみせた。他に1970 年・大阪万博の批評的再発掘を手がけた『戦争と万博』(美術出版社)など著書多数。近年は岡本太郎の再評価や戦争記録画の再考にも力を注いでいる。 2007年から08年に掛け、ロンドン芸術大学TrAIN客員研究員として英国に滞在。
- ●伊藤俊治(いとう・としはる):1953年生まれ。多摩美術大学教授を経て、現在東京芸術大学先端芸術表現科教授。サントリー学芸賞を受賞。著書多数。
- ●平野啓一郎(ひらの・けいいちろう):1975年愛知県生まれ。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、2002年発表の大長編『葬送』をはじめ、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。著書は他に、『決壊』、『ドーン』、『かたちだけの愛』など。現在、『モーニング』誌上にて長篇小説『空白を満たしなさい』連載中。
- ●しりあがり寿(しりあがり・ことぶき):1958年静岡市生まれ。1981年多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業。1985年単行本『エレキな春』で漫画家としてデビュー。パロディーを中心にした新しいタイプのギャグマンガ家として注目を浴びる。1994年独立後は、幻想的あるいは文学的な作品など次々に発表。マンガ家として独自な活動を続ける一方、近年ではエッセイ、映像、ゲーム、アートなど多方面に創作の幅を広げている。
- ●北島敬三(きたじま・けいぞう):1954年生まれ。1981年日本写真協会新人賞、第8回木村伊兵衛写真賞、第32回伊奈信男賞、第26回東川賞国内作家賞、2010年日本写真協会作家賞を受賞。
- ●池澤夏樹(いけざわ・なつき):1945年北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。以後、3年をギリシャで、10年を沖縄で、5年をフランスで過ごして、今は札幌在住。1987年に『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『マシアス・ギリの失脚』、『花を運ぶ妹』、『静かな大地』、『キップをなくして』、『カデナ』など。
2011年3月11日の東北大震災に関わる著作として、『楽しい終末』(電子版)、自然と人間の関係を扱った『母なる自然のおっぱい』、天災をテーマとした『真昼のプリニウス』、風力発電を書いた『すばらしい新世界』ならびにその続篇『光の指で触れよ』がある。更に、震災の全体像を描く試みとして長篇エッセー『春を恨んだりはしない』を震災の半年後に刊行。 - ●鷲尾和彦(わしお・かずひこ):1967年兵庫県生まれ。早稲田大学教育学部社会科学専修卒業。20代後半から独学で写真活動に取り組む。2001年清里フォトアートミュージアム主催「ヤングポートフォリオ」入選。06年ガーディアン・ガーデン主催「フォトドキュメンタリーNIPPON」入選。著書に、写真集『極東ホテル』(赤々舎)、池澤夏樹氏との共著による『春を恨んだりはしない』(中央公論新社)等がある。公式サイト: http://www.washiokazuhiko.jp
- ●新井 卓(あらい・たかし):1978 年川崎市生まれ。写真家。国際基督教大学(ICU)中退。東京綜合写真専門学校卒業。横浜を拠点に、国内外の美術館、ギャラリー、大学、NPOなどと連携して多彩な活動を展開する。写真黎明期の技法・ダゲレオタイプ(銀板写真)を独自に習得し、作品制作に用いる、現代において数少ない写真家のひとり。2006年横浜美術館にてダゲレオタイプによる個展「鏡ごしのランデヴー Rendezvous on Mirror」、2011年川崎市民ミュージアムにて個展「夜々の鏡 Mirrors in Our Nights」を開催。
公式サイト http://www.TakashiArai.com - ●竹内万里子(たけうち・まりこ):1972年生まれ。京都造形芸術大学准教授。国立国際美術館客員研究員。2008年パリフォト日本特集ゲストキュレーター。
- ●赤坂憲雄(あかさか・のりお):1953年東京都生まれ。民俗学者。 東北芸術工科大学教授、同東北文化研究センター所長を経て、2011年より学習院大学文学部教授。福島県立博物館館長。東北学を提唱し、1999年『東北学』を創刊。2007年『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞、2008年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。『山の精神史 柳田国男の発生』など著書多数。現在、東日本大震災復興構想会議委員、福島県・復興ビジョン検討委員、南相馬市・復興有識者会議委員、飯館村「いいたてまでいな復興プラン」検討委員会アドバイザー、遠野文化研究センター所長などを務めている。
- ●大島 洋(おおしま・ひろし):1944年生まれ。九州産業大学芸術学部教授。武蔵野美術大学ならびに桑沢デザイン研究所非常勤講師。第1回写真の会賞、第28回伊奈信男賞を受賞。
- ●武田 徹(たけだ・とおる):1958年生まれ。評論家、ジャーナリスト、恵泉女学園大学人文学部教授。国際基督教大学卒。同大学院比較文化研究科博士課程修了。2000年に『流行人類学クロニクル』でサントリー学芸賞社会風俗部門を受賞。主な著書に『NHK問題』、『ニッポンの素 ルポ日本の素材産業』、『隔離という病い』、『偽満州国論』、『戦争報道』など多数。3・11以後、『私たちはこうして原発大国を選んだ』、『原発報道とメディア』を刊行した。
- ●土田ヒロミ(つちだ・ひろみ):1939年生まれ。大阪芸術大学客員教授。第8回太陽賞、第3回伊奈信男賞、第34回日本写真協会年度賞、第27回土門拳賞を受賞。
また、企画展に関連して5回にわたりゲストを迎えて連続シンポジウムを開催いたします。
<企画主旨>
東日本大震災から一年が過ぎようとしています。甚大な被害を受けた被災地では復旧が進んでいるように見えますが、その爪痕は今なお大きく残り、多くの人々は未曾有の体験がもたらした深い悲しみやトラウマを忘れることができないまま途方に暮れ、試行錯誤の日々を続けているように思います。
写真の世界も同様です。この間厖大な写真が失われ、厖大な写真が撮られました。多くの写真家たちが被災地へ出かけ、写真にできることは何なのか、写真を撮ることとは何なのかを問われてきました。写真そのものを新たな形で考えざるを得ない状況の中で自問自答を繰り返してきたのです。
ニコンサロンでは大震災から一年という節目にあたり、8つの特別展と5つのシンポジウムを企画し、あらためてこのカタストロフィの意味を多面的な角度から省察したいと考えます。そこには起こったことを検証したり内面化したりするだけでなく、未来の問題が含まれてくるでしょう。予知できない未来を放置するのではなく、カタストロフィを宿命づけられた未来をいかにして現在に組み込んでゆくことができるのか。
Remembranceという言葉は、記憶や回想だけではなく、追悼や形見という意味も持ち、何よりも想い出すことが現在をつくりだすことを示しています。それは写真の本質とも重なってきます。
日本人の誰もが記憶を持ち、今なお語り続けているこの震災の意味を、複数の展示と対話から、再生への手がかりとして浮かびあがらせたいと思います。
銀座ニコンサロン
新宿ニコンサロン
【巡回展】
大阪ニコンサロン/ニコンサロンbis大阪
| 2012年3月22日(木)-3月28日(水) | 石川直樹写真展「やがてわたしがいる場所にも草が生い茂る」 和田直樹写真展「惨禍 -三陸沿岸部の定点記録」 |
| 2012年3月29日(木)-4月 4日(水) | 笹岡啓子写真展「Difference 3.11」 田代一倫写真展「はまゆりの頃に」 |
| 2012年4月 5日(木)-4月11日(水) | 新井 卓写真展「Here and There -明日の島」 鷲尾和彦写真展「遠い水平線」 |
| 2012年4月12日(木)-4月18日(水) | 吉野正起写真展「道路2011 -岩手・宮城・福島-」 宍戸清孝写真展「Home」 |
「Remembrance 3.11」連続シンポジウム 開催日程(全5回)
| 開催日時 | 会場 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
| 2012年2月24日(金) 18:30~20:00 | ニコンプラザ新宿 | テーマ | 日本ゼロ写真/カタストロフィと日本写真 |
| 講師 | 港 千尋×椹木野衣×伊藤俊治(司会進行) | ||
第2回
シンポジウム会場風景| 開催日時 | 会場 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
| 2012年3月2日(金) 18:30~20:00 | ニコンプラザ新宿 | テーマ | あの日からの写真、マンガ、文学 |
| 講師 | 平野啓一郎×しりあがり寿×北島敬三(司会進行) | ||
第3回
シンポジウム会場風景| 開催日時 | 会場 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
| 2012年3月16日(金) 18:30~20:00 | ニコンプラザ新宿 | テーマ | 写真とことば-記録の先にあるもの |
| 講師 | 池澤夏樹×鷲尾和彦×新井 卓×竹内万里子(司会進行) | ||
第4回
シンポジウム会場風景| 開催日時 | 会場 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
| 2012年3月20日(火・祝) 18:30~20:00 | ニコンプラザ新宿 | テーマ | 100年の東北、50年後の日本 |
| 講師 | 赤坂憲雄×大島 洋(司会進行) | ||
第5回
シンポジウム会場風景| 開催日時 | 会場 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
| 2012年3月23日(金) 18:30~20:00 | ニコンプラザ新宿 | テーマ | 原発報道とメディア |
| 講師 | 武田 徹×土田ヒロミ(司会進行) | ||
第1回 講師略歴
第2回 講師略歴
第3回 講師略歴
第4回 講師略歴
第5回 講師略歴
2012年2月24日(金)「日本ゼロ写真/カタストロフィと日本写真」 港 千尋×椹木野衣×伊藤俊治(司会進行)
2012年3月 2日(金)「あの日からの写真、マンガ、文学」 平野啓一郎×しりあがり寿×北島敬三(司会進行)
2012年3月16日(金)「写真とことば-記録の先にあるもの」 池澤夏樹×鷲尾和彦×新井 卓×竹内万里子(司会進行)
2012年3月20日(火・祝)「100年の東北、50年後の日本」 赤坂憲雄×大島 洋(司会進行)
2012年3月23日(金)「原発報道とメディア」 武田 徹×土田ヒロミ(司会進行)
お問い合わせ先
株式会社ニコン
フォトカルチャー支援室 ニコンサロン事務局
〒108-0023 東京都港区芝浦3-4-1 グランパークタワー34階
Tel: (03)3769-7953
Fax: (03)3769-7887
E-mail:nikon.salon@nikon.co.jp
