Nikon Imaging
Japan

THE GALLERY 企画展
石川 直樹 写真展
流星の島

会期

2018年5月 8日(火) 〜 2018年5月28日(月) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

2018年5月 8日(火) 〜 2018年5月28日(月) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

2018年6月21日(木) 〜 2018年7月 4日(水) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

開催内容

―― 瞬きをしているあいだに、流星は消えてしまう。

ぼくは二十代前半から断続的に南島行きを繰り返してきたが、2016年末から住民票を宮古島に移し、島に居を得た。
それは、訪ねるたびに変わっていく島の風景を、自分の視界に入る限りにおいて写し留めたいという決意であり、十代の頃から移動を繰り返してきた末に四十歳にならんとする自分への小さな楔という意味合いもあった。さらに言えば、島に暮らす人々と、海を越えてやってくる自分の「見る/見られる」という関係をほんのわずかでも融かすことができないだろうか、というある種の“あがき”のようなものも含まれているかもしれない。

地形的に孤立している島は、海によって隔てられていると同時に、海によって繋がってもいる。星々から星座が生み出される一方で、それぞれの星は固有の名を持って一つ一つ輝いている。しかし、ぼくがそこに意味を付そうとした瞬間、星は流星となって目の前から消えてしまう。
星を、ただ星として写し留めること。それが本当に可能なのかわからないのだが、思考の暗い陥穽に落ち込む前に、島に暮らす人々から発せられるわずかな光を少しでもフィルムで受け止めたい。そうした思いの涯てに、本展がある。(石川 直樹)

プロフィール

石川 直樹(イシカワ ナオキ)

1977年東京生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。
『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。最近では、ヒマラヤの8000m峰に焦点をあてた写真集シリーズ『Lhotse』『Qomolangma』『Manaslu』『Makalu』『K2』(SLANT)を5冊連続刊行。最新刊に写真集『DENALI』(SLANT)、『潟と里山』(青土社)、『SAKHALIN』(アマナ)、著書『ぼくの道具』(平凡社)がある。第8回(2006年)ニコンサロン三木淳賞受賞。

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