Nikon Imaging
Japan
At the heart of the image.

銀座ニコンサロン 2016年1月

12/30 (水) ~1/4 (月)
年末年始休館

石井 陽子写真展

写真
境界線を越えて
1/5 (火) ~1/19 (火)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

写真

鹿は、自然界のあらゆる動物と同じように、腹を満たし、糞をし、子供を産み育てる。しかし、多くの野生動物と異なるのは、奈良や宮島では鹿が人の街に棲んでいることだ。

奈良公園の鹿は春日大社の神の使いとみなされ、特別天然記念物として保護されている。宮島でも、鹿たちは観光客のアイドルだ。しかし、そのほかの場所では、鹿は農作物や木々を食べる害獣とみなされている。そのため、多くの地方自治体が鹿の頭数管理を実施しており、全国で年間約36万頭の鹿が「駆除」されている。

人の決めた境界線の中では、鹿をペットのように扱い、その外では害獣として駆除するのは人間たちの都合だ。だが、当の鹿たちは人間たちが引いた境界線を軽やかに越えて、街を闊歩している。そんな鹿たちの自由な姿を作者は撮りながら、人が消えた街を鹿たちが占拠する日を夢想する。
カラー50点(予定)。

作者のプロフィール

石井 陽子(イシイ ヨウコ)
1962年山口県生まれ。85年青山学院大学文学部フランス文学科卒業。神奈川県在住。2005年7月、マダガスカルへの初旅行の3日前に、キツネザルを撮りたくて一眼レフを衝動買いして以来、レンズ越しに見える世界に魅せられて、国内外を旅して動物を撮影している。11年から奈良や宮島などで、人の街に棲み、人間たちの決めた境界線を軽やかに越えて街を闊歩している鹿たちを捉えたシリーズの撮影を開始。15年12月にリトルモアより写真集「しかしか」を刊行。
主な写真展に、14年「mazell-Be!」(Place M)、同年「ONWARD Compé 2014」(Project Basho/フィラデルフィア)、同年「ポートフォリオ・エキシビジョン」(3331 Arts Chiyoda)、同年「OBSCURA 2014 Japanese Photography Showcase」(マレーシア・ペナン)、同年六甲山国際写真祭「RAIEC SHOW 2014」(Gallery TANTO TEMPO)、同年「Angkor Photo Festival」(スライドショー上映)(カンボジア・シェムリアップ)がある。
主な受賞歴に、12年「御苗場 vol.10 横浜 レビュワー賞」ノミネート(小松整司氏)、同年「御苗場 vol.14 横浜 レビュワー賞」ノミネート(テラウチマサト氏、寺内俊博氏)、同年「ONWARD Compé 2014」ファイナリストがある。
雑誌掲載に、13年「SHUTTER magazine」(Vol.10)がある。
web掲載に2014年「PHOTOGRAPHIC Museum OF HUMANITY」、同年「lensculture」、15年「feature shoot」、同年「WIRED.com Raw File」、同年「The Independent New Review&website,UK」がある。
ホームページ http://www.yokoishii.com 

神田 開主写真展

写真

1/20 (水) ~2/2 (火)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

写真

心細いまでの人の気配を辿っていった先に現れる白い壁の姿は偉容であり、例えようのないくらい異質である。
その壁の上に立ち境界のみをじっと見つめていくと、ダムという場所が出来たことで生まれる特異な光景が立ち現れてくる。
そこは異なる性質の隣接する領域であり、自然の中に人がつくり出した新たな秩序が焦点を結ぶところでもある。
大きすぎる景観と息づくものの気配、その狭間で織りなされる胎動の姿の集積。 (神田開主)

モノクロ約20点。

作者のプロフィール

神田 開主(カンダ アキカミ)
1986年埼玉県生まれ。群馬県出身。2009年日本写真芸術専門学校卒業。11年同校研究科修了。
写真展(個展)に、「真昼の夜空」(09年Juna21新宿ニコンサロン、10年Juna21大阪ニコンサロン)、12年「追想の地図」(Juna21新宿ニコンサロン、Juna21大阪ニコンサロン)、14年「地図を歩く」 (銀座ニコンサロン)。
グループ展に15年「私はここにいます 9th-The here in there-」(salon-de-vert)がある。
写真集に、14年『地図を歩く-Northern kantō-』(冬青社)がある。