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山田 昇展
[秩父・自然と共に生きる人々]

7/22 (火)~7/28 (月)
10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会期中無休



<写真展内容>
秩父新道は、秩父の生糸やマユを本庄まで運び出す目的で明治19年に拓かれた道路だが、この県道44号線に沿って、20~30戸の農家からなる集落があちこちに点在している。
養蚕業は、戦後の高度経済成長が終わる頃までは農家の主な収入源であったが、後継者不足などで、最近では老人と空き家が目につくようになった。それでも先祖から引き継いできた土地を自分の代では手放し難く、祭りや神事を守り続けてきた人々、“おっきりこみ”や“つるし柿”を上手につくる人々、「せっかくじゃあ、寄ってきねエ。お茶でも入れベェ」と声をかけてくれる人々。――人は自らの人生に対する成就感が強いほど、他者に対して寛容になれるのかもしれない。
作者は、5年間の取材を通して、果てしなき欲望を追求し続ける現代社会において見失ってしまいそうな、“自然と共に質素に生きる”ことの大切さ、その必要性を学んだという。カラー42点。



<作者のプロフィール>
山田 昇(ヤマダ ノボル)
日本写真作家協会会員。写真展に、2005年「Being ―自己回帰線―」(コダックフォトサロン)があり、雑誌『日本フォトコンテスト』2004年12月号の「The Works」に「里山の風」掲載。JPS、JPU、視点、入選多数。
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