星の輝きと過ぎゆく時間。美しいホーリーグレイルを記録するために

カメラ内オート制御で極端に露出変化があるシーンでも滑らかなタイムラプス撮影が可能な Z シリーズのおかげで、私の撮影の負担は大きく軽減しました。

「赤城山にて」

背景はカシオペヤ座と秋の天の川。超広角レンズを使い、手前のゴツゴツした石から鳥居を経由し、空の広がりへつながっていくような構図を意識しました。レンズ後ろにソフトフィルターを使用。NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sはこのようなフィルターワークが可能なので、周辺まで星像が歪むことなく表現できます。

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「秩父市にて」

県内の山奥にて撮影。星だけを狙う構図でしか撮れませんでしたが、こと座流星群と思われる流星を撮影することができました。

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「富士山キャンプ場にて」

動画は横構図で撮影しているせいか、写真は縦構図になることが多いです。特に冬の天の川は高度が高い時間が多く地上風景との距離があるため、縦構図のほうが良いように思いました。テント群が明るかったので、下半分にハーフNDフィルターを使用しています。

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「小海町から昇る夏の天の川」

眼下の小海町に雲海が発生。そこから昇る天の川を40mmという画角で写しました。中央の山はたぶん瑞牆山だと思います。星景写真というと、広角レンズというイメージがありますが、標準レンズ程度の焦点距離でも低い位置にある星座や天の川を狙うと、風景と共存する作品が撮れます。地上風景は距離によって大きさが変わりますが、星空の大きさは地球から見ている限り変わりません。こうして遠くからアップで切り取ることにより、地上風景との大きさの比較ができるので天の川の大きさが実感できると思います。

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「ネオワイズ彗星」

長梅雨の中、僅かなチャンスを狙ってでかけたネオワイズ彗星の撮影。撮影スポットを探してたどり着いた新潟港でしたが、漁船の光が強く、美しい彗星の姿という訳にはいきませんでしたが、彗星が雲の中を突き進んでいるようでもあり、気に入っています。 10枚加算平均合成してノイズを減らしています。

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「新潟県海沿いにて1」

ネオワイズ彗星が沈んでから、ゆっくりと星景写真を楽しんだ3枚。緊急事態宣言明けの撮影だったので、とても新鮮な気持ちで撮影したのを覚えています。漁船の光や南側に位置する新潟市の街明かりが強烈ですが、こうした光害の多い場所での撮影こそ、個性のある星景写真が撮れると感じています。複数枚の写真を加算平均合成しています。

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「新潟県海沿いにて2」

ネオワイズ彗星が沈んでから、ゆっくりと星景写真を楽しんだ3枚。緊急事態宣言明けの撮影だったので、とても新鮮な気持ちで撮影したのを覚えています。漁船の光や南側に位置する新潟市の街明かりが強烈ですが、こうした光害の多い場所での撮影こそ、個性のある星景写真が撮れると感じています。複数枚の写真を加算平均合成しています。

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「新潟県海沿いにて3」

ネオワイズ彗星が沈んでから、ゆっくりと星景写真を楽しんだ3枚。緊急事態宣言明けの撮影だったので、とても新鮮な気持ちで撮影したのを覚えています。漁船の光や南側に位置する新潟市の街明かりが強烈ですが、こうした光害の多い場所での撮影こそ、個性のある星景写真が撮れると感じています。複数枚の写真を加算平均合成しています。

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「しし座のトリオ銀河」

天体写真「しし座のトリオ銀河」と「葉巻銀河・ボーデの銀河」です。Z 6購入当初、天体望遠鏡に取り付けて撮影しました。星景写真だけでなく、このようなディープスカイの撮影が楽しめるのも星空の魅力であり、対応できる画質を発揮するのが Z シリーズの魅力でもあります。

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「葉巻銀河・ボーデの銀河」

天体写真「しし座のトリオ銀河」と「葉巻銀河・ボーデの銀河」です。Z 6購入当初、天体望遠鏡に取り付けて撮影しました。星景写真だけでなく、このようなディープスカイの撮影が楽しめるのも星空の魅力であり、対応できる画質を発揮するのが Z シリーズの魅力でもあります。

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「ニコン Z シリーズで楽しむ夕焼け~星空~朝焼けのタイムラプス」

このタイムラプス動画作品の撮影時設定などを本ページ内でご紹介しています!あわせてご覧ください。

ホーリーグレイルへの挑戦

天体望遠鏡のメーカーに勤務していた頃、仕事のためと割り切って始めた星景写真でしたが、レンズ越しに見た星々があまりにも美しく、気がつくと仕事としてではなく私個人として撮影にのめり込んでいました。やがて星景撮影のセミナーや解説本の執筆なども行うようになり、現在は独立して星空写真家およびタイムラプスクリエイター、さらにYouTuberとしても活動しています。

タイムラプスとは、数秒から数分の間隔で撮影した大量の静止画で構成された動画のことです。長時間にわたる時間の経過を高速で再現できるといった特長のほか、例えば車の長く伸びる光跡や白い水の流れなど、静止画の表現を取り入れられることが通常の動画とは大きく違う点といえるでしょう。

植物の成長の過程、都会の夜景など、タイムラプスのテーマはさまざまですが、私がこだわって取り組んでいるのがホーリーグレイルです。タイムラプスの世界では昼から夜、あるいは夜から昼への、景色の明るさや色彩が大きく変化する時間帯のタイムラプス撮影をホーリーグレイルと呼びます。大変劇的で美しい映像が撮れるのですが、実は撮影の難易度はかなり高いのです。

今では「露出平滑化」「露出平準化」といった機能が各社カメラに搭載されるようになりましたが、それだけでは完全オートでのホーリーグレイルは撮影できません。通常、カメラのオート機能では「フリッカー」と呼ばれる、明るさやホワイトバランスの変化によって発生するちらつきの問題が起こります。これを解決するための機能が「露出平滑化」なのですが、昼間のシャッタースピード1/8000〜星空20秒までの劇的な露出変化すべてにおいて滑らかに制御することができるかどうかは別の問題で、この制御ができるカメラは存在しませんでした。

じゃあどうやって撮影していたかというと、最も露出が変わりやすい日の入、日の出前後はf値とホワイトバランスは固定で、感度・シャッタースピードを時間経過に合わせてマニュアルで調整し続けなければなりませんでした。さらに、私の場合タイムラプスの撮影はカメラを3~4台並べて同時に行うため、その作業を台数分ひたすら繰り返すことになります。そして撮影したデータをタイムラプス専用ソフトウエアに取り込み、PCで強烈な露出平滑化をかけるのがこれまでの私の撮影方法でした。作品を完成させるまでに肉体的・精神的な負担が大きく、随分と手間も時間もかかっていました。

Z 6購入当初、天体望遠鏡に取り付けて撮影した作品。このようなディープスカイの撮影に対応できる画質を発揮するのがZ シリーズの魅力でもあります。

撮影の形を大きく変える、革新的なオート機能

そんな中、ふと見たD850の「8Kタイムラプス」という宣伝文句が目に留まります。気になってニコンのサイトを読み進め作例動画を見ると、長時間で露出が大きく変化する環境においてもオートで滑らかなタイムラプス撮影……ホーリーグレイルが表現できているではありませんか。本当にそれ(完全オートでのホーリーグレイル)ができるのであれば、私にとっては大事件です。

なんとかD850の開発に関わった方に直接お話を伺う機会を得て、間違いがないことを確認。昔ニコンF3を使って以来、再びニコンのカメラとの付き合いが始まることになります。ただし、購入したのはD850ではなくZ 6でした。もちろんZ 6にもD850と同じレベルでのホーリーグレイルが可能ということではありますが、選択の決め手はそのコンパクトさ。タイムラプス撮影には複数台のカメラを持って行かねばならないため、筐体の小ささは非常に重要なポイントなのです。また新しい大口径のマウントによる撮影性能にも期待をしていました。

実際に使用した結果も、私が思い描いていたイメージ通り。今まで苦労していたことがカメラ任せのオートで撮れるなんてと感動したものです。細かな部分にも気が配られていて、特にインターバルタイマー撮影機能は他社よりかなり配慮が行き届いていると感じました。撮影したホーリーグレイルのタイムラプス素材も、PCを使ってタイムラプス専用ソフトウエアで後処理を必要としないほどの高いクオリティ。操作性も撮影結果も、大変満足できるものでした。

他社のカメラでも部分的に同様の機能を持つものもあります。しかし刻々と変化する風景の明るさや色味にオートで対応し、バランスの良いホーリーグレイル映像が撮れるほどにチューニングされているカメラは、2021年3月現在では私の知る限りニコン以外に無いようです。

ホーリーグレイル撮影について、動画でも解説いただいています。ぜひあわせてご覧ください。

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sで撮影した作品。レンズ後ろにソフトフィルターを使用することで周辺まで星像が歪むことなく表現できます。

4Kタイムラプスをさらに高画質にするコツ

その後8K動画に興味を持ってZ 7を使うようになるのですが、4Kのタイムラプス動画をZ 7で撮影してみて、あることに気が付きました。最初から4Kで撮った動画と、8Kで撮影したものを4Kに圧縮した動画では、後者のほうが高画質になったのです。8K動画を制作する際も、画素数的には3,300万画素以上の設定であれば問題ありません。でもさらに大きなサイズで撮影することで映像のクオリティを上げることができました。以前は動画のファイルサイズを抑えるために適正サイズで撮影していたのですが、この点に気づいてからは少しでも大きいファイルサイズで撮るように心がけています。

レンズについては、やはり広角系の14-24mmや20mmを使用することが多いですね。NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは超広角でありながら前玉の出っ張りが抑えられているので、フィルターの装着が可能なのです。さらに後玉にもフィルターが付けられるため、かなり自由なフィルターワークが行えます。このようなレンズはほとんど無いのではないでしょうか。NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sも、前面にフィルターを付けてもほとんど歪みがない、とても使いやすいレンズです。

それからNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sも好んで使っています。もちろん星を撮るのに十分な描写力があるからですが、星景写真の場合、単焦点だとどうしても画一的な画になりがち。画のクオリティを下げずに、景色に対して違ったアプローチを行えるのが大変便利です。

海外のクリエイターを超えた、その先へ

星景写真を撮る人たちから、私の作品内で見られる星空のシーンについては「星の成分が少ない。地上部分が多すぎ」などと言われることがあります。確かに私の作品は風景と星空が同じくらい、あるいは風景の方が大きい作品も少なくありません。

星景写真というと、星を多く入れることや横の広がりを重視されることが多いと思いますが、私が気にかけているのは奥行き感。そのために一般的な風景写真と同じく、近景・中景・遠景の構成を意識するようにしています。手前から奥へ視線を誘導することで画に動的な要素を与えるとともに、主役の星をより引き立たせることができるからです。写真にしても動画にしてもスタンダードな表現をなぞるより、自分なりの表現を見つけるために日々研究やチャレンジを続けています。

作家としての現在の夢は、海外の著名なタイムラプス・フォトグラファーたちに追いつき、追い越すことですね。もちろん国内でも素晴らしいタイムラプスの作家さんはいらっしゃいます。でも業界全体として、海外との差はいまだ大きいと感じています。

映像作品としての質を上げるには、スライドショーのように単にタイムラプス動画をつなぎ合わせるだけでなく、作品全体の幹となるテーマやストーリーを明確に設定し、それをいかに効果的に伝えるか、といった映像表現としての演出の意識が必要だと考えています。加えて動画編集ソフトの使いこなしなど、写真とは全く違うスキルも身に付けなければなりません。その点YouTuberの活動も作品制作に役立っています。大変ではありますが日々動画を撮影・編集・公開することで、演出や制作技術が磨かれるからです。

夢といえば、もう一つ思い描いていることがあります。それは作品で地方創生のお役に立ちたいということ。地方の自治体からその土地のPR動画を依頼されることがあるのですが、特別な観光スポットはなくても美しい自然や夜景を見ることのできる場所は全国に沢山あるはず。タイムラプス映像を使って土地の魅力を掘り起こし伝えることで、地域の活性化に一役買うことができたり、なによりそこに住む人たちに喜んでいただけたりしたら、作家冥利に尽きますね。


【スペシャルレクチャー】ホーリーグレイルタイムラプスを撮ろう!
ニコン Z シリーズで楽しむ夕焼け~星空~朝焼けのタイムラプス

Z 5、Z 6II、Z 7IIで実現できるカメラ内でのタイムラプス動画撮影。タイムラプス撮影時の基本的なカメラ設定を成澤氏に特別レクチャーしていただきました。スペシャルレクチャームービーを参考に、美しいホーリーグレイルの撮影にぜひチャレンジしてみてください。

※動画内で使用している機材はZ 7IIです。

成澤氏直伝!ホーリーグレイルタイムラプス撮影の手順と設定方法

撮影前の準備

  1. 長時間の連続撮影に備えバッテリーは満タンに! モバイルバッテリーでUSB給電してバッテリー切れを防ぎましょう。
  2. カメラとレンズのほか、三脚もこの撮影の必須アイテムです。必要な機材は出発前にチェックしましょう。
  3. 撮影日の「日の出・日の入時刻と方角 」は必ずチェック!カメラ設定でも必要になります。
  4. 出かける前に、撮影地の天候状況はよく確認し無理のない計画をたてましょう。
  5. 長時間、夜間帯の撮影になるので撮影場所の安全はよく確認し、寒さ対策もとれるように準備しましょう。

タイムラプス撮影設定

  1. ピント:マニュアルフォーカス
    星空まで写し込むホーリーグレイルを撮るなら無限遠に合わせて固定しましょう。
  2. 撮影モード:A(絞り優先オート)
    撮影中に絞り(F値)が変化すると周辺光量などの描写が変わり、フリッカーの発生につながるためF値は固定します。
  1. ホワイトバランス:自然光オート
    ホワイトバランスの変化もカメラ側で滑らかに調整してくれます。
    ※後からの画像調整の関係でホワイトバランスを変化させたくないような場合、「晴天」「蛍光灯4」がおすすめ
  1. 手振れ補正:OFF
    三脚撮影するため、手振れ補正がONになっていると余計なブレが発生する原因になります。
  2. 画質モード:画像処理をするならRAW、しないならFINE。
  3. 測光方式:中央重点測光

ISO感度設定

  1. ISO感度:64
    撮影中最も低い感度(昼間の撮影で使用する感度)はどのくらいかを設定する項目。
  2. 感度自動制御:ON
    明るさが変化した時自動的に調整してくれます。
  3. 制御上限感度:12800がおすすめ。ノイズが気になる場合は6400くらいにおさえてもOK。撮影中最も高い感度(星空を撮影するときの感度)はどのくらいかを設定する項目。
  4. 低速限界設定:10~15秒
    撮影中最も長い露出(星空を撮影するときの露出)はどのくらいかを設定する項目。

インターバルタイマー撮影設定

  1. 撮影間隔:低速限界設定で設定した秒数+2秒
    何秒おきにシャッターを切るかを設定する項目。設定するときは必ず「低速限界設定」よりも長く(目安は+2秒)設定しましょう。
  2. 撮影回数×1回のコマ数 滑らかな動画にするにはより多めの枚数がおすすめ。枚数は撮影するタイミング(日の出、日の入)の時刻に合わせて設定します。日の入であれば、日の入時刻の前後30分がマジックアワーとなります。また、日の入から一時間半経過すると星空が撮影できる暗さになります。撮影日の日の入時刻を参考に同じ設定画面上の「終了日時」の時刻を確認しながら、何時まで何枚くらい撮影すればよいか推測して設定しましょう。
  1. 露出平滑化:ON
    タイムラプス撮影時の露出の変化を滑らかにします。
  2. サイレント撮影:ON
    タイムラプスはたくさんの枚数を撮影するため、シャッターユニットへの負担を軽減するために設定します。
  3. 撮影間隔優先:ON
    露出時間に関係なくインターバルタイムをキープできるので、撮影タイミングを逃しません。
  4. 撮影間隔毎のAF駆動:OFF
    撮影ごとにピントが動いて位置がずれてしまわないようにOFFにします。
  1. オプション:ここでタイムラプス動画を設定します。
    インターバル撮影終了時にカメラ内でタイムラプス動画を生成してくれます。
    画像サイズ/フレームレート
    4K 3840×2160/30p
    フルHD 1920×1080/30p
    このいずれかで設定しましょう。
  2. 動画記録先:設定しておくと、撮影後の動画管理に便利です。
  1. 撮影開始時の記録フォルダー
    「新規フォルダー作成」「ファイル番号リセット」両方にチェック。インターバル撮影を行うごとにフォルダーが作られ連番でデータ管理ができるようになりますのでどちらもチェックを入れるのがおすすめ。

あとは撮影開始を押してホーリーグレイル撮影のスタートです!夜から日の出、日の入りから夜の美しい動画をぜひ楽しんでみてください。

成澤 広幸(なりさわ ひろゆき)

1980年5月31日生まれ。北海道留萌市出身。星空写真家・タイムラプスクリエイター。
昼はYoutuber、夜はミュージシャン、深夜はカメラマン。公益社団法人日本写真家協会(JPS)正会員。ニコンNPS会員。富士フイルムFPS会員、アカデミーX講師。 全国各地のカメラ専門店・量販店で星空撮影セミナーを多数開催。カメラ雑誌・webマガジンなどで連載を担当。写真スタジオ、天体望遠鏡メーカーでの勤務の後、2020年4月に独立。Youtuberとしての活動を本格的にスタートし、星空撮影・タイムラプス撮影、天文情報など、さまざまな情報発信と作品の制作に努めている。
2018年12月に著書「成澤広幸の星空撮影塾」、2019年11月に監修「成澤広幸の星空撮影地105選」、2020年11月に「プロが教えるタイムラプスの教科書」を出版。

「赤城山にて」

背景はカシオペヤ座と秋の天の川。超広角レンズを使い、手前のゴツゴツした石から鳥居を経由し、空の広がりへつながっていくような構図を意識しました。レンズ後ろにソフトフィルターを使用。NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sはこのようなフィルターワークが可能なので、周辺まで星像が歪むことなく表現できます。

「秩父市にて」

県内の山奥にて撮影。星だけを狙う構図でしか撮れませんでしたが、こと座流星群と思われる流星を撮影することができました。

「富士山キャンプ場にて」

動画は横構図で撮影しているせいか、写真は縦構図になることが多いです。特に冬の天の川は高度が高い時間が多く地上風景との距離があるため、縦構図のほうが良いように思いました。テント群が明るかったので、下半分にハーフNDフィルターを使用しています。

「小海町から昇る夏の天の川」

眼下の小海町に雲海が発生。そこから昇る天の川を40㎜という画角で写しました。中央の山はたぶん瑞牆山だと思います。星景写真というと、広角レンズというイメージがありますが、標準レンズ程度の焦点距離でも低い位置にある星座や天の川を狙うと、風景と共存する作品が撮れます。地上風景は距離によって大きさが変わりますが、星空の大きさは地球から見ている限り変わりません。こうして遠くからアップで切り取ることにより、地上風景との大きさの比較ができるので天の川の大きさが実感できると思います。

「ネオワイズ彗星」

長梅雨の中、僅かなチャンスを狙ってでかけたネオワイズ彗星の撮影。撮影スポットを探してたどり着いた新潟港でしたが、漁船の光が強く、美しい彗星の姿という訳にはいきませんでしたが、彗星が雲の中を突き進んでいるようでもあり、気に入っています。 10枚加算平均合成してノイズを減らしています。

「新潟県海沿いにて1」

ネオワイズ彗星が沈んでから、ゆっくりと星景写真を楽しんだ3枚。緊急事態宣言明けの撮影だったので、とても新鮮な気持ちで撮影したのを覚えています。漁船の光や南側に位置する新潟市の街明かりが強烈ですが、こうした光害の多い場所での撮影こそ、個性のある星景写真が撮れると感じています。複数枚の写真を加算平均合成しています。

「新潟県海沿いにて2」

ネオワイズ彗星が沈んでから、ゆっくりと星景写真を楽しんだ3枚。緊急事態宣言明けの撮影だったので、とても新鮮な気持ちで撮影したのを覚えています。漁船の光や南側に位置する新潟市の街明かりが強烈ですが、こうした光害の多い場所での撮影こそ、個性のある星景写真が撮れると感じています。複数枚の写真を加算平均合成しています。

「新潟県海沿いにて3」

ネオワイズ彗星が沈んでから、ゆっくりと星景写真を楽しんだ3枚。緊急事態宣言明けの撮影だったので、とても新鮮な気持ちで撮影したのを覚えています。漁船の光や南側に位置する新潟市の街明かりが強烈ですが、こうした光害の多い場所での撮影こそ、個性のある星景写真が撮れると感じています。複数枚の写真を加算平均合成しています。

「しし座のトリオ銀河」

天体写真「しし座のトリオ銀河」と「葉巻銀河・ボーデの銀河」です。Z 6購入当初、天体望遠鏡に取り付けて撮影しました。星景写真だけでなく、このようなディープスカイの撮影が楽しめるのも星空の魅力であり、対応できる画質を発揮するのが Z シリーズの魅力でもあります。

「葉巻銀河・ボーデの銀河」

天体写真「しし座のトリオ銀河」と「葉巻銀河・ボーデの銀河」です。Z 6購入当初、天体望遠鏡に取り付けて撮影しました。星景写真だけでなく、このようなディープスカイの撮影が楽しめるのも星空の魅力であり、対応できる画質を発揮するのが Z シリーズの魅力でもあります。

「ニコン Z シリーズで楽しむ夕焼け~星空~朝焼けのタイムラプス」

このタイムラプス動画作品の撮影時設定などを本ページ内でご紹介しています!あわせてご覧ください。

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