HEIF(High Efficiency Image File Format)は、10bitのHLGガンマでハイライト部からシャドー部までの豊かな階調を保持。HEIFで撮影することで、豊かな階調を最大限に生かした夕焼けの画像や、広いダイナミックレンジで白飛び・黒つぶれを抑えた都市夜景の画像が得られます。撮影したHEIF画像は、Z 8の3000cd/m2対応EVFと900cd/m2の高輝度画像モニターで、HDR(HLG)対応モニターでどのように見えるかを撮影現場で確認できます。また、カメラ内のタイムラプス動画およびインターバルタイマー機能を使用し、8K UHD HLGのタイムラプスムービーを作成することも可能。Z 8をHDR(HLG)対応のモニターやテレビとHDMI 2.1ケーブルで接続すれば、HEIF画像や映像を鑑賞できます。
ニコンの画像閲覧/現像/編集ソフトウェア NX Studioは、[SDR]階調モードのRAW画像やJPEG画像に加え、Z 8の[HLG]階調モードで撮影したHEIF画像や情報量豊富なRAW画像の閲覧、編集が可能です。多彩な編集機能を備えており、[HLG]階調モードのRAWファイルを書き出す際には、視聴状況に応じてHEIF(HLG・PQ)に変換できます。
NIKKOR Z レンズの最大の魅力は、絞り開放でも収差のない美しいボケを作り出せることです。Z 8は、シャッタースピード1/32000秒、ISO 64と組み合わせることで、海岸や雪山などの明るい場所でも、f/1.2 Sやf/1.8 Sの単焦点レンズシリーズなどの、明るいNIKKOR Z レンズの開放絞りを使用できます。
高解像の画像ファイル、特にRAWはデータが重くなりがちなため、保存や編集に外付けハードディスクの十分な空き容量やハイスペックなパソコンが必要です。Z 8は、非圧縮RAWと同レベルの高画質を約1/3※のファイルサイズで実現した高効率RAWを採用。これまで以上にRAWファイルが扱いやすくなります。
被写体の動きを連続撮影した画像を1枚のJPEG画像に合成します。選択した画像の中で被写体が動いている部分をカメラが自動で判別して重ね合わせ、背景が複雑なシーンでもパソコンで後処理をすることなく、被写体の動きをドラマチックに表現できます。
人の顔を検出して目や髪のシャープさを保ったまま肌の調子が滑らかになるよう自動で補正します。ポートレートなどでポストプロダクションの処理時間を短縮して仕上げたい時に便利です。
人物の色相と明るさのバランス調整が一段と簡単に。ライブビューで被写体の見え方の変化を確認しながら、直感的に微調整できます。パーティーやポートレートの撮影に特に有効です。
さらにホワイトバランスの色温度設定は、G-M(グリーン・マゼンタ)軸だけでなく、A-B(アンバー・ブルー)軸でもホワイトバランスの微調整が可能。ライブビューでリアルタイムに変化を確認しながら、直感的に調整できます。
Z 8のAWBは、Z 9のAWBをさらに改良。人物を撮影する際、輝度が高く色温度が低い環境下でも、被写体の顔情報を活用し、人物も背景も、色かぶりを抑えて美しい色調を実現します。また、ニコン製スピードライトまたは提携アクセサリーメーカー製フラッシュを使用した際にも、安定した色精度が得られます。
ホワイトバランスを[プリセットマニュアル]で設定する際、画像表示全体の約0.5%という小さな面積※の白またはグレーを撮影してプリセットマニュアルデータを取得できます。白、グレーの面積が少ないシーンで有効です。
SnapBridgeを使うと2Mサイズ(200万画素)に加え、8Mサイズ(800万画素)にリサイズした撮影画像をスマートフォン/タブレットに自動転送可能。SNSでより高画質な画像をシェアできます。
“SnapBridge”の多彩な機能を楽しむには、専用アプリを、対応するiPhone®、iPad®、iPod touch®またはAndroid™端末にダウンロードしてください。簡単な手順でカメラと接続できます。専用アプリは、Apple App Store®またはGoogle Play™から無料でダウンロードできます。常に最新バージョンをダウンロードしてお使いください。