Nikon Imaging
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Z 7 旧製品

高画素・高画質

最高感度ISO 25600、像面位相差AF画素を搭載した裏面照射型ニコンFXフォーマットCMOSセンサー 【NEW】

撮像素子に像面位相差AF画素搭載の裏面照射型CMOSセンサーを採用。入射光をより効率的にフォトダイオードへ導く構造で、有効画素数4575万画素と高画素ながら、ISO 25600※1を達成しており、最新の画像処理エンジンEXPEED 6と連携して、高感度でも解像感を保ちながら効果的にノイズを抑制します。また、ベース感度ISO 64※1を実現しており、感度全域でダイナミックレンジの広い画像が得られます。さらに、NIKKOR Zレンズの高い解像力を最大限に活かす光学ローパスフィルターレス仕様を採用しています。

ISO 32相当までの減感、ISO 102400相当までの増感が可能。

裏面照射型CMOSセンサーはフォトダイオード上に光の進入を妨げるものがなく、入射光はより効率的にフォトダイオードに到達します。また、Z 7では配線に電気抵抗値の低い銅素材を採用。高速読み出し、低消費電力に貢献しています。

高速処理で静止画、動画ともに高画質を実現する新画像処理エンジン EXPEED 6 【NEW】

画像処理エンジンには最新のEXPEED 6を採用しています。一段と演算処理能力が高く、撮像素子から得られる情報を、豊かな情報量を維持しながら包括的に高速処理。デジタル一眼レフカメラの画づくりの方針を踏襲しつつ、進化したピクチャーコントロールの各種シャープネス調整に対応するなど、解像感やノイズ特性などを一段と高め、画像編集を経てもプロが満足できる画質を提供します。[FXベースの動画フォーマット]でのフルフレーム4K UHD動画の高速処理も可能にしており、静止画で培った画像処理技術を動画の画像処理にも活かして、高画質動画を実現しています。さらに、電子ビューファインダーの、光学ビューファインダーに近い感覚で撮影できる遅れの少ない表示も実現しています。

より多彩な画づくりが可能になったピクチャーコントロールシステム

ピクチャーコントロールでシャープネスを調整する既存の[輪郭強調]と[明瞭度]に加え、新たに[ミドルレンジシャープ]を搭載。 [輪郭強調]、[明瞭度]と併用して、画面内の様々なテクスチャーをきめ細かくシャープに見せたりソフトに見せたりすることができます。 [輪郭強調][ミドルレンジシャープ][明瞭度]は、静止画、動画※ともに有効です。

[ミドルレンジシャープ]は[高画質]時のみ。

[ミドルレンジシャープ]は、画像の精緻な部分や被写体の輪郭部分に効果的な[輪郭強調]と、画像全体や太めの線に効果的な[明瞭度]の、中間の細かさの模様や線に対してシャープネスを調整できます。

[スタンダード]で撮影し[ミドルレンジシャープ]の設定を変更した例(上の画像の赤枠内相当部分を拡大)

ミドルレンジシャープ:-5
ミドルレンジシャープ:5

[クイックシャープ]を用いると、[輪郭強調][ミドルレンジシャープ][明瞭度]の3項目を[やわらか]から[くっきり]の間でバランスよく一括調整可能。[A](オート)を選ぶと、カメラが自動調整します。

[スタンダード]で撮影し[クイックシャープ]で設定を変更した例

静止画、動画で独創的な表現を可能にする、下記20種類の[Creative Picture Control]を新たに搭載しています。効果の度合い(適用度:0~100 ・10ステップ刻み)も調整できます。
ドリーム、モーニング、ポップ、サンデー、ソンバー、ドラマ、サイレンス、ブリーチ、メランコリック、ピュア、デニム、トイ、セピア、ブルー、レッド、ピンク、チャコール、グラファイト、バイナリー、カーボン

ドリーム/モーニング/ポップ/サンデー

ソンバー/ドラマ/サイレンス/ブリーチ

メランコリック/ピュア/デニム/トイ

セピア/ブルー/レッド/ピンク

チャコール/グラファイト/バイナリー/カーボン

多様な表現意図に対応する、3種類のオートホワイトバランスと[自然光オート]

オートホワイトバランスは[A0 白を優先する][A1 雰囲気を残す][A2 電球色を残す]の3種を搭載。目的に応じた色味を選べます。[A0]は、複雑な光源のスポーツ会場でも白いユニフォームを忠実に白く再現。[A1]は、環境光の雰囲気と被写体本来の色味とのバランスの取れた仕上がりとなります。[A2]は、白熱電球などの照明の色味を生かした、見た目に近い暖かみが残る画像に仕上げます。また、自然光下での最適なホワイトバランスが得られる[自然光オート]は、判別すべき光源をあらかじめ自然光に限定することで、自然光下でより適切なホワイトバランスが得られます。光の条件の変化に即したホワイトバランスで、紅葉や夕焼けなどがより印象的な画像に仕上がります。

約5.0段※1の高いブレ補正効果を発揮する、ニコン初※2のカメラ内センサーシフト式VR 【NEW】

カメラブレを直接検知するジャイロセンサーの情報と画像解析による動きベクトル情報を、従来のVR機構で培ったニコン独自のアルゴリズムを用いて処理し、高精度にブレ量を演算。Yaw、Pitch、近距離撮影で目立ちやすくなる上下、左右のブレに加え、動画撮影時に特に目立つRollの計5軸のブレを補正し、幅広い状況下で高い効果を発揮します。NIKKOR Zレンズだけでなく、VR非搭載のNIKKOR Fレンズ使用時※3も手ブレ補正が可能です。また、カメラの電源オフ時にVRユニットを固定するロック機構を搭載しており、VR機構の耐久性を高めています。

CIPA規格準拠(NIKKOR Z 24-70mm f/4 S装着時、ズームは望遠端)。
レンズ交換式カメラにおいて。
マウントアダプター FTZ(別売)が必要。VR非搭載のNIKKOR Fレンズ使用時には、NIKKOR Zレンズ使用時よりも補正効果が弱まります。

回折現象による画像の小絞りボケを軽減する 「回折補正」 【NEW】

被写界深度を深くしてよりシャープな画像を得ようと絞りを絞り込みすぎると、回折現象によってピントは合っているのに画像の解像感が低下してシャープさが失われることがあります(小絞りボケ)。「回折補正」はこの解像感の低下を補正し、絞り込んだ撮影でも画像のシャープさを保ちます。

f/22で撮影
赤枠部分を拡大(回折補正 ON)
赤枠部分を拡大(回折補正 OFF)

シャッター音、機構ブレなしで撮影できる「サイレント撮影」

先幕、後幕ともに電子シャッターを使用する「サイレント撮影」が可能です。シャッター音※1、シャッター動作による機構ブレがないので、美術館、結婚式など静粛な場所での撮影や、超望遠レンズによる風景、天体の撮影など機構ブレを一切排除したい場合に有効です※2。

オートフォーカスや絞り駆動などのカメラの動作音がすることがあります。
ローリングシャッターによるひずみが発生することがあります。

AF、AEなど自動制御の精度を高めるアドバンストシーン認識システム

撮影シーンの輝度や輝度差、色、ハイライト部の分布、人の顔の有無までを検出し、的確に分析して自動制御機能の精度を高めます。これにより、静止画、動画ともに、AFの正確な被写体追尾、人物の顔を重視したピント合わせや露出制御と調光、ハイライト部を考慮したバランスのとれた露出制御、高精度なホワイトバランス制御が可能です。

ハイライト部の白とびを防ぎ階調豊かに描写できる「ハイライト重点測光」

暗いなかスポットライトを浴びる白い衣装の人物。結婚披露宴などで見かけるこんなシーンは、マルチパターン測光ではハイライト部が白とびしがちです。「ハイライト重点測光」は、画面内の最も明るい部分を基準に測光。ハイライト部の白とびを防ぎ、白いコスチュームも人物の顔も、微妙なトーンやニュアンスを保って階調豊かに描写できます。

ちらつく照明下でも撮影時の露出のばらつき等を抑える「フリッカー低減」機能

蛍光灯などの一部の人工照明下では、照明の明滅による明るさのチラツキ(フリッカー現象)によって一部の画像が暗めに写ることがあります。Z 7では、静止画撮影時に「フリッカー低減」を[する]に設定すると、フリッカーによる明るさのピークをカメラが検出し、常に「明」のピークでシャッターがきれるよう自動的にタイミングをずらして撮影し、安定した露出が得られます※。動画撮影用の「フリッカー低減」機能で[オート]を使うと、電源の周波数に応じてカメラが自動的に露出制御を切り換え、フリッカーによる映像の縞の発生を防ぎます。

連続撮影速度が低下することがあります。

見た目に近い明るさを再現する「アクティブD−ライティング」

逆光時の撮影等で、空のグラデーションなどのハイライト部とシャドー部の輝度差の大きい場合でも、白とび、黒つぶれの両方を抑えながら適度なコントラストを保ち、見た目に近いトーンを再現します。効果の度合いを強くしても色相がずれたりせず、優れた色再現性を維持します。「HDR」と異なり画像合成のプロセスを伴わないため、人物などの動きのある被写体にも有効です。

明暗差が激しいシーンで階調豊かな画像が得られる「HDR」

明暗差が激しいシーンでも、シャドー部からハイライト部までノイズが少なく階調豊かな画像が得られます。1回のレリーズで露出が異なる画像を2コマ撮影し、瞬時に自動合成。この一連の自動処理で、よりダイナミックレンジの広い画像を生成します。合成した2コマの画像の境界を滑らかにするスムージングの度合いも自動設定。風景や静物など、動きの少ない被写体に効果的です。

「HDR」での撮影には三脚のご使用をおすすめします。
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