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てくてくカメラ

Z 30と一緒に 関東平野の大パノラマを望む、筑波山の絶景スポットへ

美味しい空気と雄大な景色の中、身も心も思い切り開放したいと訪れたのは関東の名峰「筑波山」。ケーブルカーやロープウェイを利用することもでき、ビギナーでも山登りの楽しさを満喫できます。豊かな植生や奇岩・怪石に彩られた登山道で男体山、女体山2峰に登り、Z 30と一緒に息をのむような絶景を楽しみました。

Z 30と一緒に お散歩におすすめのポイント&設定

1.まずは男体山山頂へ

関東平野の平坦な土地に突如すっくとそびえ立つ筑波山。その神秘的な山並みや山中にある巨岩奇岩に、古くから“神宿る山”として信仰の対象になってきたそうです。まずは、登山口の筑波山神社で安全を祈願。神社のご祭神は筑波男大神(男体山)と筑波女大神(女体山)で、この男女2柱の祖神は後に伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冊尊(イザナミノミコト)として仰がれるようになり、縁結びや夫婦和合などのご神徳をいただけるのだとか。
今回は神社の先の宮脇駅からケーブルカーで筑波山頂駅まで向かい、着いたのは御幸ヶ原。そこから見えるのが、目指す男体山山頂です。

階段状の岩を登ったり、木々の香りを感じたりしながらの登山道の途中、見慣れない野草を発見。安全に立ち止まれる場所からZ 30ですかさずパチリ。撮影も楽しみながら、男体山の山頂に到着! 男体山ご本殿にお参りし、いよいよ山頂からの眺望へ。それは標高871メートルからの大パノラマ。関東平野が地球の丸みすら感じられるほどに広がっています。思わず息をのむ絶景でした。

山からの眺望を撮るときのポイント

山の上からの素晴らしい眺めは、ぜひとも写真に残したいですよね。広角レンズやズームレンズの広角側を使って撮影すると、壮大なパノラマを収めることができます。水平線が目立つ構図になりますのでしっかりと水平を意識して撮影しましょう。また、構図内に近くの山や木々などを手前に入れて撮影することで奥行きを感じる立体的な風景写真になります。ぜひ試してみてください。

近景のない写真

手前に近景を入れた写真

2. 緑の尾根道を歩きガマ石で運試し

筑波山には、長年の風化や浸食にも耐えた斑れい岩でできた奇岩がたくさんあります。江戸時代の探検家、間宮林蔵が少年時代に立身出世を祈願したことからその名がついたという「立身石」もその一つ。見上げるほどの大きな岩が、緑と静けさに包まれながら鎮座しています。そこにいるだけでなんだかパワーがもらえそうです。

御幸ヶ原に戻り、今度は山頂連絡路で女体山へ向かいます。ブナの大木なども点在する緑豊かな尾根道の中ほどに、「セキレイ石」がありました。一夫一妻の鳥として有名な鶺鴒(せきれい)がこの石に止まり、イザナギノミコトとイザナミノミコトの二神に夫婦の道を教えたという言い伝えから、縁結びのパワースポットになっているのだとか。ちょうどお腹も空いたので、石の裏手のちょっとした眺望スポットで持参したおにぎりをパクリ。トライポッドグリップを三脚にしてリモート自撮りにもチャレンジしてみました。

休憩の後、少し歩いた先に今度は「ガマ石」が現れました。ガマとはカエルのこと。そう言われてみると、口を大きく開けたカエルに見えてくるから不思議です。金運・出世のパワースポットで、口の中に石を投げ入れるとお金持ちになれるのだとか。チャレンジしてみましたが、口の中にはすでにたくさんの石があり、うまく入ったなと思ってもそれらに弾かれて外に出てしまいます。でも何度か投げているうちに加減が分かって見事成功!

ピクチャーコントロールで自分好みの写真に仕上げよう

ピクチャーコントロールとは写真の雰囲気を変える画作り設定のことです。好みに合わせたピクチャーコントロールを選んでから撮影することで、より自分好みの写真に仕上げることができます。山での撮影、おすすめは[風景]と[ビビッド]です。[風景]はその名の通り自然風景や街並みを撮るときに適したモードで、彩度やコントラストを上げてメリハリをつけた写真に仕上げてくれます。[ビビッド]はさらにメリハリ感があり、生き生きと色鮮やかな画像に仕上げます。彩度が上がるため山の緑をより濃く表現してくれます。

設定方法は簡単。まず撮影モードダイヤルを[P]に合わせます。次にiボタンを押すとiメニューが表示されますので、[ピクチャーコントロール]を選んでOKボタンを押すと選択項目が表示されます。そこから、好みのピクチャーコントロールを選ぶことができます。

オート
風景
ビビッド

画像形式をRAWにして撮影しておけば、撮った後からでもピクチャーコントロールをかけることができます。カメラ内で現像する際に好みのピクチャーコントロールを選んだり、またニコンの現像ソフトウェア「NX Studio」を利用して変更したりすることも可能です。ぜひ試してみてください。

「NX Studio」のダウンロードはこちら

3. 女体山山頂から関東平野を一望

●音声が流れます。音量を調節してご覧ください。

いよいよ今回のクライマックス、女体山の山頂に向かいます。注意しながら突き出た岩の上に立つと、見渡す限りの関東平野! 霞ヶ浦から東京までぐるりと広がる大パノラマは、ここまで登ってきた自分へのご褒美。しばし広大な景色を独り占めしている気分を味わいつつ、写真や動画撮影を楽しみました。

最後に山頂にある女体山御本殿に、今日1日の無事を感謝してお参りをしました。この神社の裏手には天と地をつなぐとされる天浮橋(あめのうきはし)が架けられています。イザナギノミコトとイザナミノミコトがこの橋の上に並び立って日本の国土を創造したとされ、記紀に伝わる「おのころ島」は筑波山であると筑波山縁起には記されているそうです。
大パノラマの余韻に浸りつつ、帰りはロープウェイで降りることにしました。地上へと一直線に降りていくゴンドラからの眺望もなかなかのもの。最後の最後まで絶景三昧の1日でした。

4. 写真で振り返ると感動もひとしお

今回の山歩きでは何よりもZ 30の軽さに助けられました。撮りたい時にリュックからさっと取り出せるコンパクトさもありがたかったです。やや薄暗いブナの森や開けて明るい尾根道など撮影シーンもさまざまでしたが、すべてカメラ任せで写真も動画も思い通りに撮れました。帰路に着きながら一つひとつ写真を見返していると改めてその時の感動がよみがえり、達成感と充実感で心が満たされました。“神宿る”筑波山には、登山道に沿ってまだまだたくさんの奇岩が点在しています。次は別の登山コースにチャレンジし、より多くのパワースポットを巡ってみようと思います。

ナビゲーター Sean(ショーン)

1992年3月11日生まれ。
撮影モデルや美術モデル、コスプレ代行などフリーランスモデルとして活動中。新しいチャレンジとして、YouTubeでゲーム実況も始めました!

機材・グッズ紹介

Z 30 16-50 VR レンズキット

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ギャラリー

このギャラリーでは「てくてくカメラ」で撮影した作品を掲載しています。

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お散歩関連情報

撮影のマナーと注意

エリアガイド

1.筑波山神社

古代山岳信仰に始まり、万葉集にも登場する国内屈指の古社。日本人の祖神(おやがみ)2柱をご祭神とし、縁結び、夫婦和合、家内安全、子授け、子育て等数々の御神徳をいただける。
住所:茨城県つくば市筑波1番地
電話:029-866-0502

2.筑波山ケーブルカー・筑波山ロープウェイ

筑波観光鉄道会社が運営するケーブルカーとロープウェイ。男体山側のケーブルカーは宮脇駅から筑波山頂駅までを、女体山側のロープウェイはつつじヶ丘駅から女体山駅までを結び、気軽な山歩きを楽しめる。
本社住所:茨城県つくば市筑波1番地
本社電話:029-866-0611
※営業時間、料金等については、筑波観光鉄道株式会社のウェブサイトでご確認ください。

3.筑波山

古くから「西の富士、東の筑波」と称され、信仰の山として仰がれてきた。日本百名山の一つながら、山頂までのアクセスがよく、登山初心者でも関東平野が一望できる山頂を目指せる。

※ こちらに掲載している情報は2023年07月20日現在のものです。

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