Nikon Imaging
Japan
At the heart of the image.

フォトシティさがみはら 2017 プロの部入賞作品展

会期

2018年2月 6日(火) 〜 2018年2月12日(月) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

2018年2月 6日(火) 〜 2018年2月12日(月) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

開催内容

平成29年10月に開催された総合写真祭「フォトシティさがみはら2017」のプロの部受賞者4人の作品を集めた写真展。
会場では、豊かな精神文化の育成に貢献することを基本理念に掲げた総合写真祭において、新たな時代の担い手として顕彰されたプロ写真家の作品が展示されます。ぜひ、多くの方々に写真の持っている表現力や記録性などのすばらしさを感じとっていただきたいと思います。

2017年(平成29年)10月に開催された第17回写真祭プロの部には、広義の記録性の分野で活躍している中堅写真家の中から「さがみはら写真賞」として1名、新人写真家の中から「さがみはら写真新人奨励賞」として2名が選出されました。また、アジア地域で活躍している写真家を対象にした「さがみはら写真アジア賞」として1名が選出されました。

<受賞作家のご紹介>
「さがみはら写真賞」
浜 昇(東京都)
作品名『沖縄という名』

「さがみはら写真アジア賞」
Delgerjargal Davaanyam(モンゴル)
作品名『ENDLESS BEGINNING(終わりなき始まり)』

「さがみはら写真新人奨励賞」
金山 貴宏(アメリカ)
作品名『While Leaves Are Falling...』

「さがみはら写真新人奨励賞」
豊里 友行(沖縄県)
作品名『オキナワンブルー』

審査員コメント

第17回さがみはら写真賞の浜昇『沖縄という名』は、50年という歳月の流れが醸し出す不思議な香りを放つ。本年は沖縄復帰45周年にあたるが、この写真集は復帰以前の沖縄返還闘争から1990年代末まで、時代とともに移り変わる沖縄と作者の位相を味わい深く写しとめたシリーズであり、政治的なものも日常的なものも作家の責任と覚悟により正面から引き受けられ、独特のリアリティを獲得している。
第16回さがみはら写真アジア賞はモンゴル国のデルゲルジャルガル・ダワーニャムの『ENDLESS BEGINNING(終わりなき始まり)』に決まった。中国とロシアに接する内陸国であるモンゴル国は広大な国土を有するが、人口三百万あまりの半数以上が首都ウランバートルに住む。近年、地方から都市へ移り住む人々が急増し、首都周辺の森への不法居住や森林伐採が後を絶たない。この写真集はそうした山の裾野に住む様々な家族を10年近くに渡り取材撮影し、その苛酷な生活や困難を見つめ続けた労作である。
第17回さがみはら写真新人奨励賞は金山貴宏の『While Leaves Are Falling...』と豊里友行の『オキナワンブルー』が選ばれた。NY在住の金山は統合失調症の母や二人の叔母を帰国する度にじっくり時間をかけ、病院や旅先で撮影し、自己と家族の関係や距離の変容を浮かびあがらせた。俳人でもある豊里は沖縄辺野古に新基地をつくることに反対して立ちあがった市民の抗議運動を、人と街の風景、沖縄戦の集団自決の場や発掘された骨や遺物と対比するかのように写しとっている。

東京藝術大学教授/美術史家/美術評論家 伊藤 俊治

プロフィール

相模原市総合写真祭フォトシティさがみはらについて

写真は、芸術写真から家族写真まで広い地盤を持ち、その卓越した記録性と豊かな表現機能により、多くの人に感動を与えるものであるとともに、私たちの生活にとても身近な存在です。
相模原市では、豊かな精神文化が求められる新しい世紀の幕開けにあたり、写真文化にスポットをあて、これを「新たなさがみはら文化」として全国、世界に発信することを目指して、総合写真祭「フォトシティさがみはら」を2001年にスタートさせました。
この写真祭は、新たな時代を担うプロ写真家の顕彰と、写真に親しむアマチュアに作品の発表の場を設けるとともに、市民が優れた芸術文化に触れたり、それぞれの場に参加できたりする市民参加型の事業で、写真をキーワードとして、時代と社会を考え語り合うことで、新世紀における精神文化の育成に貢献することを基本理念にしています。
また、2006年日本写真協会より「日本写真協会賞・文化振興賞」、2011年日本写真家協会より「日本写真家協会賞」に、写真文化の振興、発展に貢献したとして、相模原市総合写真祭フォトシティさがみはら実行委員会が選定されました。