焦点距離18mmから140mm※をカバーするNIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRは、広角側でのダイナミックな風景撮影にも、望遠側での大きな背景ボケで被写体を際立たせた印象的なスナップを撮影するのにも最適です。小型で軽量な汎用性の高いレンズを1本持ち歩くことにより、レンズ交換をしなくても、旅行中に出会うさまざまなシーンを簡単に捉えることができ、撮影機材を軽量化できます。
手ブレ補正効果5.0段※(CIPA規格準拠)のレンズシフト方式VR機構を搭載。これにより望遠時や暗いシーンなど、手ブレが発生しやすい状況でも安心して撮影できます。
質量約315g、全長約90mm※1で、どこへでも長時間持ち歩くことができる高い機動性により、撮影中の負担を軽減。このレンズとZ 50との組み合わせでは、同じ焦点距離をカバーするAF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VRとD5600との組み合わせよりも約190g※2も軽く、約31mmも短くなっています。
埃や水滴の侵入を防ぐシーリングが施された防塵・防滴に配慮した設計※により、高い信頼性を実現しています。
高倍率ズームレンズでありながら、広角端で0.2m、望遠端で0.4mの最短撮影距離を実現。大胆に被写体に近づけるため、テーブルフォトの撮影などでも被写体と距離を取る必要がありません。さらに、望遠端で0.33倍の高い最大撮影倍率により被写体を大きく捉えることができるため、被写体のディテールまで背景ボケとともに描写することが可能。また広角側では、メインの被写体をダイナミックに表現しながら背景もしっかり収めることができます。これらの優れた近距離性能が、映像表現の幅をさらに拡げます。
Z マウントの大口径とショートフランジバックの恩恵により、高倍率ズームレンズでありながら、高い光学性能と小型化を両立しています。焦点距離や撮影距離にかかわらず、画像全域で絞り開放から高い解像力を発揮。さらに、EDレンズ2枚、非球面レンズ2枚の採用により、諸収差を良好に抑えたクリアーな画像を実現しています。
EDレンズ(2枚)を効果的に配置した光学系により、至近から無限遠まで軸上色収差を効果的に補正。ピント面で色にじみのないシャープな描写を実現します。
片面または両面に球面でない曲面を持つ非球面レンズは、ディストーション(歪曲収差)や球面収差などさまざまな収差を効果的に補正可能。ディストーションは、被写体がレンズを通して結像する際、像高(画像中心からの距離)によって倍率が異なるために生じる収差(像の歪み)で、レンズ中心周辺から非球面を用いて連続的に屈折力を変化させることで補正できます。また、非球面レンズ1枚で、複数枚の球面レンズに相当する収差補正効果が得られるため、球面レンズに比べてレンズの小型化や軽量化に大きく貢献しています。
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRは、静止画撮影だけでなく動画撮影でも高い操作性を追求。高解像な画像はもちろん、AF機構と絞り機構にSTM(ステッピングモーター)を搭載することで、より静かなAF駆動を実現しています。さらに、フォーカシング時に発生する画角の変化(フォーカスブリージング)に配慮した設計や、ズーミング時も狙った被写体にピントを合わせ続ける追従性に優れた高速・高精度AFにより、自在にフォーカスやズーム位置を変更することができます。また、滑らかな絞り制御により露出が安定化し、明るさの変化が自然で、ちらつきにくい映像が得られます。
コントロールリングには、カメラからフォーカス[M/A]※[絞り値][露出補正][ISO感度]などの多彩な機能を割り当てることができ、快適でスムーズな操作を実現します。
ニコンの Z シリーズカメラに最適化したNIKKOR Z レンズの技術により、ピントを調整する際の画角変動を最小限に抑えた、高速かつ静粛なAFを実現。劇場やカフェなどの静かな環境下でも、快適に撮影が行えます。
独自の駆動機構付き絞り羽根ユニットを搭載し、ボディー側からの電気信号による高精度な絞り制御が可能。連続撮影時も含めて常に安定した露出制御(AE)を実現します。
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRは、デザイン面でも優れた操作性と軽快なスタイルを両立しています。メリハリのあるボディーには、高級感のあるサテン調塗装を採用。コントロールリングに採用されているクロス状のローレット※は、ズームリングに対する識別性を高めながらも、精密感のある外観と優れた操作性を実現しています。どの Z シリーズカメラにもマッチする最適なデザインを構築しています。