赤い瓦屋根が特徴的な住宅が所狭しと立ち並ぶ街並みの一角を、望遠200mmで切り取りました。絞り開放ながら、高い解像力で画像のすみずみまで細密に描写されており、瓦や石積みの壁面の質感もリアルに再現されています。

ピント面の人物は、髪もニットの編み目も詳細に解像し、肌を滑らかな階調で描写。200mmの圧縮効果で引き寄せた灯台の柔らかいボケが、シャープに捉えた人物を際立たせています。

彼方をじっと見つめる孤高のチーターを、沈みつつある太陽を背景にとらえた一枚。強い逆光ながらフレアはほとんど見られず、特徴的な硬質な毛の一本一本が、高い解像感でリアルに描写されています。

夕暮れ間近の薄暗い状況下、絞り開放でも高い解像力を発揮。遡上するリバークルーズ船も河岸に憩う人々の姿も鮮明に描写しています。

VR［SPORT］モードはファインダー像のブレも適度に補正するので、ウェイクボーダーのような、動きが速く不規則な被写体も容易に追い続けられます。ウエットスーツの縫い目も、ボーダーのほほの短いひげまでも解像しています。

焦点距離200mmで大胆に近寄って撮影した、開花の時を待つつぼみが密集するルピナスの花穂頭頂部。産毛に似たがくの細かい毛までしっかりと解像しています。柔らかく大きくぼけた背景が、鮮明に描写された花穂の存在感を際立たせています。

ほぼ垂直に切り立つ岩肌を、細かく砕け、水滴となって降るように落ちて来る滝。1/5000秒の高速シャッターで捉えた静止した無数のしずくが、手前から奥まで収差による色づきもなく、高い解像力で一粒一粒クリアーに描写されています。