写真を趣味とするハイアマチュアの方からプロフェッショナルまで、フォトグラファーのさまざまな撮影シーンにおいて、焦点距離を問わず、絞り開放から高い解像力を発揮。その描写力は、AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRを上回ります。ED非球面レンズ1枚とEDレンズ3枚、マルチフォーカス方式を採用した優れた光学系により、至近から無限遠まで軸上色収差を効果的に補正し、ピント面前後の色にじみを抑制。さらに画像周辺部までの諸収差も抑えられており、S-Lineレンズならではの精緻な描写を実現します。
EDレンズの色収差補正効果と非球面レンズの各収差補正効果が1枚のレンズで得られ、優れた描写性能を実現するレンズ。
焦点距離を変えても開放F値が一定のため、ズーミングによる露出変動を気にせず撮影に集中することが可能。静止画、動画ともに撮影者の意図に沿った表現が容易に得られます。望遠端まで開放F値が明るいため、背景を大きくぼかして被写体を浮かび上がらせた印象的なポートレート撮影も可能です。
斜めからの入射光に有効なナノクリスタルコートと、垂直に入射する光に有効なアルネオコートの採用により、逆光時のゴーストやフレアを効果的に抑制。画像内に強い光源がある場合でも、クリアーな画像を得られます。
最大撮影倍率0.39倍、最短撮影距離0.35mの実現により、花や昆虫などのクローズアップ撮影が可能です。また、AF駆動に採用したマルチフォーカス方式の優れた近距離性能により、至近距離にある被写体の撮影時にも高い結像性能を発揮。迫力のある表現を手軽に楽しめます。
使用頻度の高い24mmから120mmまでの焦点距離をカバーしています。携行性にも優れているため気軽に持ち歩くことができ、旅行やレジャー、街角スナップから結婚式、報道・スポーツの現場まで、レンズ1本で多彩な被写体やシーンに対応可能。さらに、同じ撮影シーンでも、広角と望遠とで異なる表現を楽しめるため、作品の幅も大きく拡がります。
120mmの焦点距離をカバーしながらも、Z マウントシステムの利点を最大限に活かしきることで、クラス最軽量※となる約630gを実現。また、軽量かつ耐久性に優れたアルミ合金マウントも、ボディーの軽量化に貢献しています。このレンズをメインレンズとすることで、さまざまなシーンをアクティブかつ軽快に撮影することが可能です。
埃や水滴の侵入を防ぐシーリングを、鏡筒の可動部分をはじめとする随所に施し、さらにレンズマウントゴムリングを採用。高い防塵・防滴性能※を実現しています。汚れやすいレンズの最前面には防汚性能に優れたニコン独自のフッ素コートを採用しており、汚れが付着しにくく、付着した場合にも簡単に拭き取りが可能。過酷な環境下でも安心して撮影に臨めます。
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRから格段に進化したAFにより、スムーズなピント合わせが可能です。AF駆動には、静粛性とレスポンスに優れたSTM(ステッピングモーター)を採用し、静粛かつ高速・高精度なAFを実現。複数のAF駆動ユニットの連携で複数のフォーカス群の位置を厳密に制御する「マルチフォーカス方式」を採用することで、一般的に収差が発生しやすいとされる至近距離の被写体でも軸上色収差の抑制に威力を発揮し、高い結像性能を発揮します。
各操作リングの滑らかな操作感、さらに、独立したフォーカスリングをはじめ、コントロールリングやL-Fnボタンへの機能割り当てなどの優れた操作系が、スムーズで快適な撮影を実現します。
対応カメラ※との組み合わせ時、MFでピント位置を至近側から無限遠側まで移動させるために必要なフォーカスリングの回転角度を、90度~720度の範囲で12段階、カメラのカスタムセッティングで設定可能。リングを回す速さにかかわらず、ピント位置が回転角度に応じて移動するため、動画撮影で何度も同じシーンを撮影する場合などに目的の位置により容易にピントを合わせることができ、MFでのピント合わせの失敗を防げます。
静止画撮影だけでなく動画撮影でも高い操作性を追求。高解像な映像はもちろん、AF機構と絞り機構にSTM(ステッピングモーター)を搭載することで、静粛なAF駆動を実現しています。さらに、クリックレスのコントロールリングで操作音を抑制、静かな環境でも駆動音や操作音を気にせずに撮影できます。
滑らかな操作感のコントロールリングにより、ピントや明るさがゆっくりと滑らかに変化する自然な映像表現を実現します。また、カメラから[絞り値][露出補正][ISO感度] などを割り当てることができ、快適でスムーズな操作を実現します。
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、高級感のあるデザインとスムーズな操作性を両立しています。ボディーには、金属の質感を高めるシルクのように滑らかなサテン調塗装を採用。また、新S-Lineエンブレムと、レンズ名の横に配置したNIKKORロゴが、外観の上質さを高めています。さらに、コントロールリングやズームリング、独立させたフォーカスリングの操作性を向上し、撮影の利便性も強化しています。