Nikon Imaging
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Z 8

高い機動力(静止画編)

様々な撮影に柔軟に対応する高い機動力

Z 9の優れた性能と機能をコンパクトなボディーに凝縮し、高い機動力を実現したZ 8。Z 9から体積比で約30%小型化したボディーはカメラバッグに納めてもかさばりにくく、また、様々な撮影スタイルに柔軟に対応するため、どこにでも気軽に持ち出して、存分にクリエイティビティーを発揮できます。軽量化と堅牢性を両立しており、過酷な登山や長時間の野鳥撮影、一日がかりのイベント撮影も快適。超広角から超望遠まで、いずれのNIKKOR Z レンズを装着しても、ホールディング性の良いグリップと堅牢でバランスの取れたボディーはしっくりと手に馴染み、静止画、動画を問わず、様々なシーンで安定した撮影を可能にします。

カメラアングルの自由度を高める縦横4軸チルト式画像モニター

縦横4軸チルト式画像モニターを搭載しており、より自由なカメラアングルに挑戦できます。アイレベル、ウエストレベル、ローアングル、ハイアングルなど、どのような姿勢でカメラを構えても、画像モニターの画面を無理なくはっきりと見られます。

縦位置のウエストレベルでの撮影も容易。

縦位置時、画像モニターおよびEVFには撮影画像もサムネイルを含む再生画像も縦向きで表示可能。 メニューも縦向きで表示されるため、縦位置のままスムーズに設定にアクセスできます。撮影から再生まで、設定変更操作や画像確認を一貫して縦位置のままできるため、特に三脚を使った縦位置撮影がより快適に行えます。さらに、ファームウェアVer.2.00では、縦位置か横位置かの情報を記録するかどうかを選択できるようになりました。レンズを上に向けて星空のタイムラプス動画を撮影する際など、カメラが構図の縦横を誤って認識する可能性が高いシーンで非常に便利です。また、パソコンに取り込む際には横位置の画像として認識させられるため、再生や編集のワークフローの効率化につながります。

[OFF]に設定すると、画像に縦横位置情報は記録されず、再生時には常に横位置で表示します。

氷点下の環境にも耐える堅牢なボディー

Z 8本体とLi-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15cは、-10℃という厳寒の環境でも動作するため、これまで以上に多くの場所で撮影可能です。ボディー前面カバーにはマグネシウム合金を使用し、超望遠レンズ使用時のマウント剛性の確保、イメージセンサーの確実な固定、放熱性の向上に貢献。背面カバーと上面カバーには新素材「Sereebo® Pシリーズ」(帝人株式会社製)を採用して、マグネシウム合金と同等の強度でボディー全体の高い耐衝撃性を確保しています。また、レンズを含むシステム全体の徹底したシーリングにより優れた防塵・防滴性能※を実現。様々な過酷な条件下で、安心して使用できます。また、電源オフ時にはボディー内VRロック機構がセンサーをしっかりと固定し、輸送中の不測の揺れにもイメージセンサーがダメージを受けないよう保護します。

すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。
Sereebo® は帝人株式会社の登録商標です。「Save the earth, revolutionary & evolutionary carbon」の略で、地球環境に配慮し、モノづくりの現場に新たな革命を起こすことができる熱可塑性樹脂を使用した炭素繊維複合材料(CFRTP)の製品ブランドです。

安定した手持ち撮影ができる最大6.0段※1の手ブレ補正効果

Z 8は、5軸補正のボディー内センサーシフト方式VRだけでなく、ボディー内VRとレンズシフト方式VRが連動して高い手ブレ補正効果が得られる「シンクロVR」※2に対応しています。高度なVR性能で6.0段分の手ブレ補正効果を実現。薄暗いシーンを低速シャッタースピードで手持ち撮影する場合や、望遠レンズ使用時に効果的に画像のブレを低減します。

CIPA規格準拠、 NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S(望遠端、[NORMAL]モード)使用時。
シンクロVR対応レンズとの組み合わせ時。対応レンズは最新のファームウェアにバージョンアップしてください。

暗所での撮影をサポートする多彩な機能

Z 8は、暗所での撮影をサポートする機能を多数搭載しており、夜間や暗い場所での撮影でもスムーズに操作できます。カメラの設定や画像再生に必要なボタンはイルミネーションで視認が可能。低輝度側のAF検出範囲が-9EV※まで拡張され、暗い場所でもピントが合いやすくなる「スターライトビュー」は、EVF、画像モニターの撮影画面を明るく見やすくし、極端に暗いシーンでも構図を容易に確認できます。また、「赤色画面表示」は、暗さに慣れた目でもメニュー画面や撮影・再生画面が見やすいように明るさを抑えた赤色で表示。EVFは明るさをLo2まで下げ、フルカラーで確認することもできます。これらは、周囲の撮影者に迷惑をかけたくないときにも有効です。このほか、EVF、画像モニターの撮影画面の周囲に表示される白枠も、暗所での撮影範囲の確認に役立ちます。

静止画モード、シングルAFサーボ(AF-S)、ISO 100、f/1.2レンズ使用時、温度20℃。
Z 8 01
焦点距離:20mm シャッタースピード:1/15秒 絞り:f/1.8 ISO:4000 フォーマット:フルサイズ/FXフォーマット
© Linksphotograph

マニュアルフォーカスでスムーズなピント確認

ファームウェア Ver.2.00では、マニュアルフォーカスのワークフローがさらにスムーズになりました。マニュアルフォーカスによる撮影で、確実にピントが合っているかを確認するために画像を拡大表示した際、シャッターボタンを半押しすると拡大表示が解除され※、全体の構図を再確認してからシャッターをきることができます。この機能はリモート撮影でも利用できます。

[半押し拡大解除(MF)]が[ON]に設定されている場合。

バルブ/タイム撮影用のカウンターを搭載

Z 8はバルブ/タイム撮影中、上面の表示パネルに露光時間をカウントアップ表示。時計を見続ける必要がありません。また、[長秒時ノイズ低減]の処理時間や[Mモード時のシャッタースピード延長]で選択した露光時間(600~900秒)も終了までの残り時間をカウントダウン表示するので、終了までの待ち時間がわかり、撮影時のストレスを軽減します。

シャッターボタンでカメラブレを最小限に抑える「露出ディレーモード」

ファームウェア Ver.2.00では「露出ディレーモード」を追加。シャッターボタンを押してから約0.2~3秒後にシャッターがきれるように設定できるため、リモートコントローラーを使用しなくてもシャッターがきれる瞬間のカメラブレを最小限に抑えることができます。この機能はわずかな振動でも影響があるような風景撮影や天体撮影に最適です。

プロフェッショナルのワークフローを加速する素早いレスポンス

Z 8は、Z 9同様約0.4秒※で瞬速起動。シャッターチャンスに即座に反応することができます。サムネイル表示は高速再生、シームレスなスクロールができ、必要な画像をより素早く選択できます。さらに、再生画像の拡大表示中にメインコマンドダイヤルおよびサブコマンドダイヤルを回して画像送りをする場合、表示範囲の位置を変更するかどうか設定できるようになりました。表示をその時の拡大位置、静止画撮影時のフォーカスポイント位置、または再生中の静止画で検出された顔の位置に合わせることができます。この設定は、撮影画像を確認する際に拡大位置を変える手間を減らし、ワークフローをスムーズにします。

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S使用時。
Z 8動画

呼び出した機能のホールドが可能

カスタムボタンには[撮影機能の呼び出し(ホールド)]の割り当てが可能。あらかじめ登録した設定を呼び出す際にカスタムボタンを押し続ける必要がなく、よりスムーズに操作できます。

クライアントの撮影直後の画像確認に便利な「NX MobileAirアプリ」※1

NX MobileAirアプリ(アプリ内課金あり)は、5Gや4Gのスマートデバイスを利用して画像の高速転送を可能にするニコンのモバイルアプリケーションです。ディープラーニング技術を活用して開発された画像解析アルゴリズムにより、人数、顔にピントが合っているかどうか、まばたきの有無、使用レンズなど、指定した条件※2で絞り込んだ画像を表示可能。これにより、クライアントに画像を確認してもらう場合にも、パソコンを使わずに、撮影後すぐに現場で画像をピックアップしてスマートフォンで見てもらうことができます。

Apple App Store®またはGoogle Play™から無料でダウンロードできます。
画像解析が必要な項目(人物の有無、乗り物の有無、動物の有無)については、インポート時の画像解析がオンの場合のみ絞り込みの対象になります。Ver.1.1.0より前のNX MobileAirで読み込んだ画像は、日付、画像編集、音声メモのみが絞り込みの対象になります。画像解析を行わないRAW(NEF)画像は絞り込みの対象になりません。
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