第180回フォトフォトサロン

TopEye賞
準TopEye賞
入選
佳作

総評 小林紀晴(こばやしきせい)

自分の心の内をぶつけた写真は強い

今回はとても応募数が多い回となりました。そんなこともあり、とても見ごたえのある作品が揃いました。その分、競争率も上がったことになるのですが。上位に残った作品を拝見すると、心情、心境といったものを、被写体や写真そのものに投影している作品が目につきました。写真は多くの場合、自分以外のなにものかを撮ることですが、実はそこに自分の思いというものが意外と反映されるものです。それを第三者に伝えることは、さらに難易度が上がりますが、伝わったときには揺るがない強さとなります。ときには自分の心の内を、思い切って解放して写真にぶつけてください。そして、いまの年齢でしか撮れない一枚を見せてください。是非、果敢に挑戦してください。