
助川 康史
圧倒的な緑の中を走る列車。
『Z 7』はその物語を隅々まで描ききる。
自分で撮った一枚に素直な驚きを感じた。
熊野灘からそそり立つような険しい地勢が特徴の南紀地方。特に紀勢本線梅ヶ谷~紀伊長島の荷坂峠は難所だ。列車は大きなループを描いて峠を越える。その姿と南紀の山々を望む場所でZ 7を構えた。レンズはNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S。中央部の画質の良さはもちろん、画面の隅にある草木まで描写する圧倒的な解像力は4575万画素の高画素を誇るZ 7との組み合わせで真価を発揮する。ピクチャーコントロール[ビビッド]の[ミドルレンジシャープ]を+3に設定してシャッターをきった。「ワイドビュー南紀」のエンジンの咆哮と初夏の風をも再現した、超高解像な大風景に息をのむ。
撮影情報
- レンズ
- NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
- 画質モード
- 14bit RAW
- 撮影モード
- マニュアル
- シャッタースピード
- 1/500秒
- 絞り
- f/8
- ホワイトバランス
- 晴天
- ISO 感度
- 200
- ピクチャーコントロール
- ビビッド
