
助川 康史
太陽を正面に入れ、水田の巨木を際立てる。
光芒は美しく、ローカル線の車両は細部まで再現された。
名松線は三重県松坂市と山深い美杉町奥津を結ぶローカル線だ。米どころ伊勢平野の権現前~伊勢八太を訪れたのは田植えの頃で、水を張った田の中に大きな木を見つけた。そこで枝葉の隙間からこぼれる朝日を印象的に狙ってみる。地面すれすれのアングルなのでチルト式の画像モニターを利用してフレーミングを行う。光芒を大きくするためにf/11まで絞るがZ 7の回折補正が高い解像感を保ってくれる。さらに装着したNIKKOR Z 14-30mm f/4 Sが超広角域でも隅々までシャープに描き出す。短いフランジバックの賜物であろう。強い逆光をものともしないクリアーな画像から、朝の清々しい空気感が伝わってくるようだ。
撮影情報
- レンズ
- NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
- 画質モード
- 14bit RAW
- 撮影モード
- マニュアル
- シャッタースピード
- 1/1000秒
- 絞り
- f/11
- ホワイトバランス
- 晴天
- ISO 感度
- 800
- ピクチャーコントロール
- ビビッド
