JUNJI TAKASAGO THE PLANET2 GRAND JOURNEY

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SEASON4 COSTA RICA 12 / Cosmos in Rainforest

密林の中の小宇宙

狭い国土であるにもかかわらず、コスタリカには3000メートル級の山々があり、その多くが豊かな雨に抱かれている。熱帯の森林はその高度や気候によって、熱帯雨林、熱帯雲霧林、熱帯乾燥林などいくつかに分けられ、それぞれの中には独特で濃密な生命宇宙ができあがっている。そこには、太古から変わらない姿の生き物や、環境によって変化を遂げてきたユニークな生物などがひしめき、まるで別の天体の生物界を覗いているような、不思議な感覚に陥ってしまう。

夜のナナフシ

夜のナナフシ

ヘリコニアに乗るナナフシ。
闇夜をバックにその不思議な細い体が浮かび上がった。

ティンクフロッグ

ティンクフロッグ

葉の上にじっとしていたティンクフロッグ。
夜になると、昼間には見かけなかった生物が姿をみせる。

ゴーストグラスフロッグ

ゴーストグラスフロッグ

雨の林で見つけたゴーストグラスフロッグ。
不思議な目を見つめていると、
魔法にかかってしまいそうな気分になる。

嬉しい水 嬉しい水

嬉しい水

常に雲霧に被われた森では、動物も植物も生き生きとしている。
花に付いた水滴と、水滴の付いた毛虫の一部。

アカメアマガエル

アカメアマガエル

赤い目、青いパンツ、オレンジの手足、そしてグリーンの体。
まるで派手な着ぐるみでも着ているようなアカメアマガエル。

脚の長い生き物 脚の長い生き物

脚の長い生き物

無数の子どもを守っているクモと、
細長い手足を闇夜に浮かび上がらせるザトウムシ。

羽化の瞬間

羽化の瞬間

夜間、まさにサナギから抜け出そうとしていたセミを見つけた。
青緑色を放つ体がなまめかしかった。

イッカクギス

イッカクギス

イッカクギスの顔を正面から見たら、
向こうもこちらをまじまじと見つめてきた。

ヒラタツユムシ

ヒラタツユムシ

枯れ葉そっくりのヒラタツユムシ。
どうしてここまで似せて創れるのか、自然は本当に不思議だ。

自然の中に存在する色や形には
人間社会のデザインの原型が垣間見える。
意識はしていなくても、
人は自然から常にインスピレーションを受けて
暮らしているのかもしれない。

雨林の住人 雨林の住人

雨林の住人

熱帯雨林の中で、置物のようにじっと動かないでいたバシリスクと、
ノドを膨らませるイチゴヤドクガエル。

森と川の境界

森と川の境界

川の中に立つ木の板根が静かな水面に映り込み、
不思議な世界を創り上げていた。

静かな世界 静かな世界

静かな世界

川をカヤックで進んでいると、
そこにはまた別の世界が広がっている。

強面のイグアナ

強面のイグアナ

鎧をまとった武骨な表情に似合わず、おとなしく怖がりなイグアナ。
見てくれはまるで怪獣のよう。

豊かな雲霧林

豊かな雲霧林

雨が多いので、植物がいたるところに繁茂し、
木々にはびっしりと苔類が張り付く。

コスタリカで出会った生き物たち

森の中でおもしろい被写体を見つけるたび、その世界に入り込んで夢中で撮影した。ディテールを覗けば覗くほどそこには小さな宇宙があり、さらにそこにはまり込んでいった。まさに、マイクロニッコールで捉えたミクロコスモスだ。
夜には、昼間は見られないような生き物が出てきていたりもしたし、さらに新しい世界が垣間見えたような気がした。歩いて周るのも良かったけれど、カヤックに乗ってあたりを眺めていると、水や雨林との一体感があって、ちょっとだけ雨林に棲む生き物の気持ちになった気がしたのも良かった。それにしても、コスタリカでは本当にいろんな生き物を見ることができ、とても楽しく撮影ができた。

カヤックに乗って撮影する。水面に近く雨林と一体感がある。

カヤックに乗って撮影する。水面に近く雨林と一体感がある。

水面ギリギリから、Z 7のモニターを上に向けて映り込みを狙う。

水面ギリギリから、Z 7のモニターを上に向けて映り込みを狙う。

環境先進国のコスタリカでは、ミネラルウォーターもペットボトルではなく紙製の容器になりつつあった。

環境先進国のコスタリカでは、ミネラルウォーターもペットボトルではなく紙製の容器になりつつあった。

信頼で結ばれた相棒たち

水しぶきを浴びながらボート上で撮影したり、ビーチで砂まみれになったり、あるいは夜の熱帯雨林で雨に濡れながら撮影したり…。カメラにとってはとてもハードな使われ方だったに違いない。それでも動き続け、正確に光や色を捉え続けてくれたのは本当にありがたかった。
実直で丈夫で、そして繊細に働き続けてくれるカメラだからこそ、僕はこの美しい地球の隅々までこれを携えて撮影に出かけ、安心して命を張って仕事をしてくることができるのだ。D5、D850、D500、そしてZ 7と、状況に応じたカメラが揃い、完璧な絵作りができるニコンのカメラは、僕の最も信頼のおける相棒たちだ。

夜のナナフシ

カメラ:Z 7 レンズ:AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED + マウントアダプター FTZ 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/1250秒、f/3.3
焦点距離:105mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 3200 ピクチャーコントロール:スタンダード

ティンクフロッグ

カメラ:Z 7 レンズ:AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED + マウントアダプター FTZ 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/100秒、f/4
焦点距離:105mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 1600 ピクチャーコントロール:スタンダード

ゴーストグラスフロッグ

カメラ:D850 レンズ:AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/200秒、f/8
焦点距離:105mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 6400 ピクチャーコントロール:スタンダード

嬉しい水

カメラ:D500 レンズ:AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/500秒、f/11
焦点距離:105mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 1600 ピクチャーコントロール:スタンダード

嬉しい水

カメラ:D500 レンズ:AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/2500秒、f/8
焦点距離:105mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 1600 ピクチャーコントロール:スタンダード

アカメアマガエル

カメラ:D850 レンズ:AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/80秒、f/6.3
焦点距離:105mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 3200 ピクチャーコントロール:スタンダード

脚の長い生き物

カメラ:Z 7 レンズ:AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED + マウントアダプター FTZ 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/500秒、f/8
焦点距離:105mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 1600 ピクチャーコントロール:スタンダード

脚の長い生き物

カメラ:Z 7 レンズ:AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED + マウントアダプター FTZ 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/320秒、f/5.6
焦点距離:105mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 1600 ピクチャーコントロール:スタンダード

羽化の瞬間

カメラ:Z 7 レンズ:AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED + マウントアダプター FTZ 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/250秒、f/4
焦点距離:105mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 1600 ピクチャーコントロール:スタンダード

イッカクギス

カメラ:D850 レンズ:AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/60秒、f/8
焦点距離:105mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 3200 ピクチャーコントロール:スタンダード

ヒラタツユムシ

カメラ:D850 レンズ:AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/60秒、f/8
焦点距離:105mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 3200 ピクチャーコントロール:スタンダード

雨林の住人

カメラ:D500 レンズ:AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/320秒、f/8
焦点距離:370mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 1600 ピクチャーコントロール:スタンダード

雨林の住人

カメラ:Z 7 レンズ:AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR + マウントアダプター FTZ 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/160秒、f/5.6
焦点距離:400mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 6400 ピクチャーコントロール:スタンダード

森と川の境界

カメラ:D850 レンズ:AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/125秒、f/7.1
焦点距離:31mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 1600 ピクチャーコントロール:スタンダード

静かな世界

カメラ:D500 レンズ:AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/1600秒、f/5.6
焦点距離:400mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 1600 ピクチャーコントロール:スタンダード

静かな世界

カメラ:D850 レンズ:AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、1/160秒、f/8
焦点距離:29mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 1600 ピクチャーコントロール:スタンダード

強面のイグアナ

カメラ:Z 7 レンズ:AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR + マウントアダプター FTZ 画質モード:RAW (14-bit)  撮影モード:絞り優先オート、1/8000秒、f/11
焦点距離:400mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:ISO 1600 ピクチャーコントロール:スタンダード

豊かな雲霧林

カメラ:D850 レンズ:レンズ:AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR 画質モード:RAW (14-bit) 撮影モード:絞り優先オート、8秒(電子千幕シャッター)、f/22
焦点距離:16mm ホワイトバランス:晴天 ISO感度:64に対して約1段減感 ピクチャーコントロール:スタンダード

Profile

高砂淳二JUNJI TAKASAGO

写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。
ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て1989年に独立。世界中の国々を訪れ、海の中から生き物、虹、風景、星空まで、地球全体をフィールドに撮影活動を続けている。著書は、「LIGHT on LIFE」「night rainbow ~祝福の虹」「ASTRA」「虹の星」「Children of the Rainbow」「free」「BLUE」「life」(以上小学館)、「Dear Earth」「そら色の夢」「南の夢の海へ」(以上パイインターナショナル)、「クジラの見る夢 ~ジャックマイヨールとの海の日々~」(共著・七賢出版)ほか多数。ザルツブルグ博物館、Nikon THE GALLERY、渋谷パルコ、阪急百貨店、大丸百貨店など写真展多数開催。2008年には、外務省主催・太平洋島サミット記念写真展「Pacific Islands」を担当。海の環境NPO法人“OWS”理事。自然のこと、自然と人間の関係、人間の役割などを、トークショーや、テレビ、ラジオ、雑誌などを通して幅広く伝え続けている。

高砂淳二

推奨環境

Windows
・Microsoft Internet Explorer 11以上
・Microsoft Edge
・Google Chrome 最新版
・Mozilla Firefox 最新版
Mac
・Google Chrome 最新版
・Apple Safari 最新版
・Mozilla Firefox 最新版
モニタサイズ
・1024px x 768px以上の解像度