Koichi×NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaメイン作例写真

Koichi

NIKKOR Z135mm f/1.8 S Plena

NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena

「初めて体験する、
究極の玉ボケ」

135mmによる写真表現はとても新鮮だった。愛用している24-70mmの望遠端以上の画角を用いてポートレートを撮る機会が少なかったこともあり、ファインダーをのぞいたときの大きなボケと被写体の立体感に驚いた。そして何より感動的なのは口径食の少ない玉ボケ。寄って撮れば大きな正円が画面を覆い、引いて撮ればなだらかなボケの変化が生まれ、淡くぼける景色の中に被写体が浮かび上がる。強力な光源にレンズを向けてもフレアやゴーストが出ないシャープな描写も見事だ。背景を広く取り入れる作品づくりにおいても、強い圧縮効果を効かせた新しい表現が楽しめそうだ。

Koichi×NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena作品

• カメラ:Z 7II • シャッタースピード:1/4秒 • 焦点距離:135mm • 絞り:f/1.8 • ISO感度:64

長岡花火大会の会場からかなり離れた場所で撮影。日は完全に落ち、真っ暗な空に花火の光が広がるシーンを捉えた。花火によってボケ方や最適なシャッタースピードが変わる難しさがあるが、より多くのボケが均等に散りばめられるタイミングで撮れた。画面いっぱいに広がる光は隅々まで美しい円形を保っている。

平日の比較的遅い時間帯に、公園やビル群の明かりが美しい横浜・みなとみらいで撮影。都会ならではの街明かりがこのレンズの大きな魅力である玉ボケを生み、隅々まで美しく彩ってくれた。通常、開放F値で起こる周辺のボケの乱れをまったく感じさせない写りにただただ驚嘆する。

Koichi×NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena作品

• カメラ:Z 8 • シャッタースピード:1/40秒 • 焦点距離:135mm • 絞り:f/1.8 • ISO感度:2500

Koichi×NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena作品

• カメラ:Z 8 • シャッタースピード:1/400秒 • 焦点距離:135mm • 絞り:f/1.8 • ISO感度:64

正午前の茨城・酒列磯前神社。晴天で木々の間から太陽光が差し込んでいた。参道が光と影によって生み出される自然のアートのようで、夏の撮影に最適なロケーションだった。135mmならではの強い圧縮効果を出したかったので、離れた場所からモデルにピントを合わせて開放F値で撮影。合焦部分はシャープに、手前と奥のボケは滑らかに。現場を生かしたイメージ通りの写真に仕上がった。

太陽が昇る直前の早朝、千葉・九十九里浜で撮影。この海岸は潮の満ち引きによって海岸沿いに大きなリフレクションが現れる。波とモデルはそれなりに離れているが、135mmの圧縮効果によって後ろから押し寄せる波が間近に思える迫力のある写真になった。

Koichi×NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena作品

• カメラ:Z 8 • シャッタースピード:1/125秒 • 焦点距離:135mm • 絞り:f/1.8 • ISO感度:125

Koichi×NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena作品

• カメラ:Z 8 • シャッタースピード:1/2000秒 • 焦点距離:135mm • 絞り:f/1.8 • ISO感度:64

時の経過とともに九十九里浜の朝日が上昇し、順光方向が青空に変わってきた。モデルには朝の斜めの光が差し込む。青空で目立ちやすい周辺減光がほぼ見られないことに加え、被写体は驚くほどシャープ。髪の毛の1本1本の動きまで精密に写し止められている。

太陽が海の水面を強く照らし、直接目で見られないほどまぶしい状況。雲が少なく太陽が常に出ていることもあり、まさに夏の日差しだった。レンズが一番苦手とする正面や斜めからの強力な光で、像の中にフレアやゴーストが出るかと思われたが、写真のどこを見ても像の乱れはない。

Koichi×NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena作品

• カメラ:Z 8 • シャッタースピード:1/32000秒 • 焦点距離:135mm • 絞り:f/1.8 • ISO感度:64

Koichi×NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena作品

• カメラ:Z 8 • シャッタースピード:1/160秒 • 焦点距離:135mm • 絞り:f/1.8 • ISO感度:125

木々の隙間から青空がのぞき、モデルにピントを合わせると後ろのボケがキラキラと揺れた。開放F値が明るいレンズの楽しみ方でもある、背景を大きくぼかした王道のポートレートを撮るべく、ややローアングルから撮影。溶けるような柔らかいボケを楽しめた。

店が閉まる直前の横浜中華街。提灯の明かりが消える前の静かな時間帯だ。135mmならではの圧縮効果で濃密な路地を表現した。地面スレスレにカメラを構え、少し離れて撮影することで、背景に何があるのかが分かる程度にぼかした。提灯の不自然な色づきがなく画面に華やかな暖色を添えられた。

Koichi×NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena作品

• カメラ:Z 8 • シャッタースピード:1/320秒 • 焦点距離:135mm • 絞り:f/1.8 • ISO感度:640

Behind The Scenes

Behind The Scenes

口径食が少なく、なだらかに抽象化されていく圧倒的に美しいボケ、自然な色彩のグラデーション、135mmならではの強い圧縮効果といった撮影を楽しめるPlena。撮影の模様やファインダー映像を交えながら、モデルとの距離感や構図の決め方などを疑似体験できる動画となっている。

Koichiプロフィール写真

写真家

Koichi(こういち)

岐阜県高山市出身のフォトグラファー。東京を中心に活動。主に風景の中に人物を入れた情景写真やPhotoshopを使ったアート作品を得意とし、「心に響く写真」をコンセプトに日常を切り取る。最近はフィルムカメラを通して写真の楽しさを伝える活動にも取り組んでいる。

NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena

S-Line

NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena

美しい円形を描く至高の玉ボケ

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