写真家 今浦友喜 ×
D850商品企画責任者
北岡直樹
対談レポート

CROSS TALK

対談ムービー

MOVIE

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気鋭の写真家とマーケティングのエキスパート。
高画素機におけるスピードについて語る。

今浦友喜(いまうら ゆうき)氏は、かつて『風景写真』の編集部に所属し、現在、野生動物や鉄道などにも積極的に挑む、新進気鋭の写真家。写真撮影技術、カメラの最新テクノロジーにも精通している。そして北岡直樹(きたおか なおき)は、マーケティングの視点からユーザーに新たな体験をもたらす商品の開発を目指す、UX(ユーザーエクスペリエンス)企画部を統括するカメラのマーケティングのエキスパート。今回、D850の商品企画責任者を務めた。デジタルカメラに関する技術と、ユーザーの要求が、いまどのような未来に向かうのかを見つめているふたりが、高画素機における高速性能について語った。

写真上:今浦友喜氏
写真下:UX企画部 部長 北岡直樹

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4500万画素クラスの高画素機でありながら、
約9コマ/秒・約7コマ/秒を達成する技術。

対談の中で印象的に語られていた、D850の高速連続撮影。ボディー単体で最高約7コマ/秒※1、マルチパワーバッテリーパック MB-D18(別売)使用で約9コマ/秒※1 ※2という高い性能である。たとえば、約1000万画素少ない、有効画素数3635万画素のD810の場合でさえ、約5コマ/秒、マルチパワーバッテリーパック装着で約7コマ/秒。このスピードを実現しているのが、大容量データの高速読み出しを実現した裏面照射型CMOSセンサーと、膨大な情報を高速処理する画像処理エンジンEXPEED 5の連携。さらにバッファーメモリーも強化され、約51コマ※3まで連続して撮り続けることができる。これによって高画素機の撮影領域が大きく広がったと言える。

※1 AFモードがAF-C、撮影モードがS(シャッター優先オート)またはM(マニュアル)1/250秒以上の高速シャッタースピードで、その他が初期設定のとき。
※2 Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL18bを装填したマルチパワーバッテリーパック MB-D18(いずれも別売)使用時。
EN-EL18bを使用する場合はバッテリー室カバー BL-5(別売)が必要です。
※3 撮像範囲がFXフォーマットで、Sony QD-G64EのXQDメモリーカードを使用し、ISO感度がISO 100、EN-EL15a使用の場合。

写真上:総画素数4689万画素の裏面照射型CMOSセンサー
写真下:高速性能を実現する画像処理エンジン EXPEED 5

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克明な描写と素早い撮影を可能にした
高速・高精度153点AFシステム。

最大で約9コマ/秒の圧倒的な高速連続撮影だけではない。D850は、その間すべてのコマで高精度なAFが被写体を確実に捉える。それを可能にしているのが、D5と同じ153点AFシステムである。より被写体を捉えやすいクロスセンサー99点を含む153点のフォーカスポイントが、D810と比べて130%以上の広い範囲を高密度にカバー。演算速度の高いAF専用のエンジンも高速化を支える。また、低輝度下でも、あるいはコントラストの低い被写体でもAFが可能。さらに、テレコンバーター使用時にも、合成F値が5.6までの明るさの場合は153点すべてのフォーカスポイントが有効※。合成F値が8となる場合でも、15点のフォーカスポイントが有効であるため、撮影者は今まで以上にテレコンバーターを積極的に使うことができる。

それぞれの手にD850を持ちながらの対談。ハードユーザーとしてのプロフォトグラファーの興奮。そして、その興奮を生み出した商品企画責任者としての歓びが伝わってきた。

※一部の組み合わせでは、クロスセンサーとして機能するフォーカスポイントの数が変動。

写真上:153点のAFポイント 中央の15点は合成F値が8でも有効
写真下:マルチCAM 20Kオートフォーカスセンサーモジュール

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