美しくも、儚く移ろう光景に惹かれて

今まで知らなかった素晴らしい世界との出会いを、カメラは叶えてくれました。

「印旛沼の日の出」

年始め、友人と日の出を撮影に行きました。
さまざまな色彩が次第に変化していく様がとても好きなので、この時間帯に撮ることが多いですね。
晴れていれば、その前に星を撮ることもあります。

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「マガンの飛び立ち」

早朝の空を雁が飛びゆくシーン。
太陽は雲に隠れていたのですが、雲に反射して虹のようになった日の光を撮りたくてカメラを向けました。

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「冬の枯れ蓮」

伊豆沼は、夏は蓮の花を撮るのに絶好のスポットとして知られている場所ですが、これは冬に撮影しています。
日の入り後の、ピンクから青へ変わるグラデーションの水面から枯れた蓮の茎が出ていて、抽象画のような光景でした。

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「日の出の海岸」

日の出の様子です。海や空の淡い色から影になっている岩肌まで、階調が幅広く表現されています。
もちろん気をつけて撮ってはいますが、Z 7は高感度耐性が優れているので、このような薄暗い早朝の撮影でもほとんど失敗をした記憶がありません。

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「紫陽花の花手水」

最近、お寺や神社の手水に花を浮かべた「花手水」が流行っているようですね。
開放にして、優しく爽やかな印象になるよう撮影してみました。

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「お気に入りの桜」

桜と日当たりと影とのバランスが良い時間帯に出かけました。
桜は自然な淡い色の感じが好きなので、ピンクが強く出過ぎないよう控えめに撮影しています。

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「夏の月山」

月山周辺はお気に入りの撮影スポットです。雪が見えていますがこれは真夏。山伏姿の人たちを入れて撮影をしました。
実はあまり山登りは得意ではないので、なるべくレンズの本数を抑えるため、汎用性の高いNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sで行きました。

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「紅葉の栗駒山」

日本有数の紅葉の名所です。「神の絨毯」などとも言われているこの景色をどうしても圧縮効果で撮影したくて、あえて広角レンズは持たずにNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sだけで出かけました。
かなりの強風状態でしたが、オートフォーカスでもピントが来ますし、ブレもありませんし、すごいなと思いながら撮影をしていました。

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「朝ご飯」

柔らかい朝の光の中の、何気ない日常的な瞬間を切り取ってみました。
35mmのこの距離感がとても好きです。そして、やはりボケがすごく綺麗。

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「夕暮れの公園」

NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sで撮っています。
このように逆光で撮影することも多いのですが、白飛びするわけでもなく黒つぶれするわけでもなく、かなり逆光耐性もあると感じました。
ボケの美しさももちろんですが、光の微妙な感じまでEVFで確認できて、覗いた瞬間にすでに感動していました。

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さまざまな被写体を撮り続ける理由

自分ではあまり意識したことはなかったのですが、人に言われて「確かに私は幅広いモチーフを撮っているかもしれない」と。早朝の自然、男女の人物、山の景色、花火、バルーン、他にも……。
転勤の多い仕事のため、住んだその土地だからこそ撮れる被写体が気になってしまうからかもしれません。広島に住んでいたときも「夏の阿蘇を撮ることができるチャンスは、今年で最後かもしれない」と思ったら、足を延ばさずにいられなくなってしまう。そんなふうに、その土地や人とのご縁がつながって、私の作品群があるように思います。
もっとも最初からそのような撮り方をしたかったわけではありません。8年ほど前、ふと優しい雰囲気の写真を撮りたくなって、ほとんどカメラの知識がないままにコンパクトなミラーレスカメラを購入しました。
手始めに自宅から見える富士山を撮影。よく撮れていたのでSNSにも投稿しました。ところが自分では気に入っていた写真だったのに、反応が薄いのです。そこで他の人が撮った富士山写真を見なおしてみると、素敵だと感じた写真は富士山だけでなく星空や日の出と絡ませているものが多いことに気づきました。それがわかったら今度は自分でもそんな写真にチャレンジしたくなって、早朝にカメラを持って出かけるようになり……。夜景や早朝の景色を撮ることの多い私の撮影スタイルは、この頃から始まっています。
ちなみに、当初思い描いていたふわっとしたかわいい感じの写真は、ほとんど撮らずじまいです(笑)。

朝日を背に飛んでくる雁の群れです。正面に太陽を配置してもフレアやゴーストが抑えられています。

惹かれるのは優しい空気感

撮影する上でのこだわりは、特定の被写体にあるわけではありません。
私がレンズを向けたくなるのは、まず一つに星空や花火やホタルなどの夜空にキラキラするもの。それから、夜明けや夕暮れ時のような色彩がゆっくりと移ろいゆく様子や、優しい光に満たされた柔らかな場の雰囲気。
何を撮るにおいても、こういった要素が感じられる瞬間に心が動きます。一瞬輝きながらも、すぐに消えていってしまう儚さに惹かれるのかもしれません。

早朝、NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sで撮影。ダウンジャケットや顔に左からうっすらとオレンジの陽が当たっている感じや、寒さで耳が赤みを帯びている感じなど、特に編集をしなくても微妙な色彩が自然に描写されています。背景のボケ具合も併せて、個人的に好きな一枚です。

主に夜から朝にかけて撮影するのは、写真を始めるまで知らなかったこのような美しいシーンに出会えることが多いからです。
そんな実際に感じた空気感を大切にしたいという思いもあり、画作りは現像しながらイメージに近づけるより、できるだけ撮影時に追い込むようにしています。
その点ニコンのカメラの発色は自然で、私のイメージに近い画が撮れるので好きです。日の出とともに変化する空、寒さでうっすら赤みを帯びた肌など、撮って出しでも微妙な階調がしっかりと再現されるように感じています。

出会いが私のフォトライフを支えている

写真を撮り続けているうちに、大切なカメラ仲間が増えていきました。
初心者向けのミラーレスカメラからニコンのD7000に切り替えたのも「良い写真を撮りたいのなら一眼レフのほうがいいよ」という知人からのアドバイスでした。ニコンのハイエンド機を持った人と星空を撮りに行ったときは、同じ空を撮っているのにあまりにも写っている星の数が違うので理由を尋ねると「それはセンサーがフルサイズだから」と……。そこであらためてセンサーサイズの重要性を認識し、D810へと移行。そんなふうに私のステップアップは、新たに出会った友人・知人たちに支えられているように思います。
人とのつながりといえば、SNSの影響も大きいですね。
九州から北海道まで、さまざまな場所へ撮影に出かけていますが、日本全国にSNSを通じて知り合った人たちがいますので、遠征時はその場所周辺に住んでいる方たちと連絡を取り合い、現地で集合して撮影することも少なくありません。また人物をモデルとして撮影したりもするのですが、皆さんやはりSNSで知り合った人たちです。住む土地、年齢、仕事も関係なく、写真を軸にフラットに付き合える関係が作れるのはとても楽しく、また刺激にもなります。

作品作りに欠かせないレンズ性能

今私が使っているカメラはZ 7です。
D810の性能に不満だったわけではありません。ただ長時間持ち歩くことを考えるとやはりZ 7の軽さは魅力的。
実際に使ってみてまず感じたのが、EVFの見やすさです。仕上がりの画がそのままそこに表示されるのが非常に良いですね。ファインダーを覗くだけで「おっ!」と圧倒されたり感動したり。撮っていて、とても楽しいカメラです。
もちろん撮影性能にも満足しています。夜間の撮影が多い私にとって、高感度性能は重要な要素。Z 7は暗所の描写もノイズが抑えられていて、非常に高感度耐性に優れていると思いました。またオートフォーカスで撮影することが多いのですが、暗くてもピントがくるので助かっています。
レンズのお気に入りはNIKKOR Z 35mm f/1.8 SとNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sです。これらを開放で撮影したときのボケがなめらかで優しく、とても好きです。もちろん解像感も高く、それでいて軽い。逆光の状況でも白飛びや黒つぶれなどなく、微妙な階調も再現できていて、逆光でも気兼ねなく被写体にレンズを向けることができます。NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 SとNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sも揃えたので、これで私の撮りたいものはある程度カバーできるのですが、できれば早く135mmのレンズも出してくれないかと期待しています(笑)。

定点観測的な作品展も開いてみたい

今は世間的に、あまり自由にあちこちに出かけて撮影ができる状況ではありませんよね。私も身近で良い場所、良い時間を探して撮影をしています。今までもポートレートなどは長く同じ人を撮らせてもらったこともあるのですが、今後はあえて同じ人や景色を撮り続け、撮り始めた当初からの時間の経過なども残せるといいかなと思っています。時間のかかる計画ではありますが、いずれはそんな作品を展示する個展を開いてみたいですね。

田代 美佳(たしろ みか)

フォトグラファー 東京都出身 宮城県在住
普段は会社員として仕事をするかたわら、休日には風景や星空の写真を撮り始める。また、花火も好きで全国に撮りに行くようになり花火鑑賞士の資格を取得。インスタグラムを通じて企業やメーカーからの依頼を受け撮影も行っている。

受賞歴:日本煙火協会 夏の花火フォトコンテスト2015 協会賞、アサヒカメラ×東京カメラ部「日本の47枚」フォトコンテスト2017 佐賀県枠

著書:『花火写真家作品集Luce』など

「印旛沼の日の出」

年始め、友人と日の出を撮影に行きました。
さまざまな色彩が次第に変化していく様がとても好きなので、この時間帯に撮ることが多いですね。
晴れていれば、その前に星を撮ることもあります。

「マガンの飛び立ち」

早朝の空を雁が飛びゆくシーン。
太陽は雲に隠れていたのですが、雲に反射して虹のようになった日の光を撮りたくてカメラを向けました。

「冬の枯れ蓮」

伊豆沼は、夏は蓮の花を撮るのに絶好のスポットとして知られている場所ですが、これは冬に撮影しています。
日の入り後の、ピンクから青へ変わるグラデーションの水面から枯れた蓮の茎が出ていて、抽象画のような光景でした。

「日の出の海岸」

日の出の様子です。海や空の淡い色から影になっている岩肌まで、階調が幅広く表現されています。
もちろん気をつけて撮ってはいますが、Z 7は高感度耐性が優れているので、このような薄暗い早朝の撮影でもほとんど失敗をした記憶がありません。

「紫陽花の花手水」

最近、お寺や神社の手水に花を浮かべた「花手水」が流行っているようですね。
開放にして、優しく爽やかな印象になるよう撮影してみました。

「お気に入りの桜」

桜と日当たりと影とのバランスが良い時間帯に出かけました。
桜は自然な淡い色の感じが好きなので、ピンクが強く出過ぎないよう控えめに撮影しています。

「夏の月山」

月山周辺はお気に入りの撮影スポットです。雪が見えていますがこれは真夏。山伏姿の人たちを入れて撮影をしました。
実はあまり山登りは得意ではないので、なるべくレンズの本数を抑えるため、汎用性の高いNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sで行きました。

「紅葉の栗駒山」

日本有数の紅葉の名所です。「神の絨毯」などとも言われているこの景色をどうしても圧縮効果で撮影したくて、あえて広角レンズは持たずにNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sだけで出かけました。
かなりの強風状態でしたが、オートフォーカスでもピントが来ますし、ブレもありませんし、すごいなと思いながら撮影をしていました。

「朝ご飯」

柔らかい朝の光の中の、何気ない日常的な瞬間を切り取ってみました。
35mmのこの距離感がとても好きです。そして、やはりボケがすごく綺麗。

「夕暮れの公園」

NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sで撮っています。
このように逆光で撮影することも多いのですが、白飛びするわけでもなく黒つぶれするわけでもなく、かなり逆光耐性もあると感じました。
ボケの美しさももちろんですが、光の微妙な感じまでEVFで確認できて、覗いた瞬間にすでに感動していました。

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