
助川 康史
眩しい夕陽に輝き出したレール。
強烈な光の中にある微妙な階調の表現が、その風景をさらに印象的にした。
Z 7のダイナミックレンジの広さ。順光ではもちろん、逆光のような極端な露出差が生じるところでもそのポテンシャルを発揮する。北海道が秋の色に染まり始める10月初旬の石勝線。列車はまだ来ないが、夕陽が景色に朱のエッセンスを加え、レールがドラマチックに輝きだした。その光景に思わず「いいなあ」と感じて撮影。アクティブD-ライティングを[弱]に設定することで、きりっとしたコントラストを持たせつつ、ハイライトからシャドーにかけて自然なグラデーションを表現することができた。彼方へと伸びるレールの上を秋の光が走っていく。
撮影情報
- レンズ
- AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR + マウントアダプター FTZ
- 画質モード
- 14bit RAW
- 撮影モード
- マニュアル
- シャッタースピード
- 1/1000秒
- 絞り
- f/8
- ホワイトバランス
- 曇天
- ISO 感度
- 400
- ピクチャーコントロール
- ビビッド
