
三好 和義
暗闇に包まれた撮影ポイント。
ファインダーを覗くと肉眼では捉えられなかった世界が広がっていた。
闇の中で準備を始めた。Z 7にマウントアダプター FTZとAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDを装着し三脚にセットする。この日、静岡と山梨の県境を走る猪之頭林道から早暁の富士山の眺望を狙っていた。準備を終えた後、目の前はまだ重い闇に包まれていたがファインダーを覗いてみて驚く。そこに、曇り空を背景にした富士の姿がはっきりと映り、しかも頂には渦を巻くような笠雲がかかっていた。僕は夢中で撮り始める。絞りは開放にして、山の稜線でピントを合わせた。Fマウントレンズでも非常にスムーズなAFが心地よい。そして、肉眼では見えなかった奇跡のような眺望を捉えることができた。
撮影情報
- レンズ
- AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED + マウントアダプター FTZ
- 画質モード
- 14bit RAW
- 撮影モード
- マニュアル
- シャッタースピード
- 30秒
- 絞り
- f/1.4
- ホワイトバランス
- 色温度(2560K)
- ISO 感度
- 400
- ピクチャーコントロール
- ビビッド
